生命大躍進~第1集「そして、”目”が生まれた」~

 

↑アノマロカリス、ダンクルオステウス、三葉虫。

 

久々のNHKの古生物番組でした。NHKスペシャルとしては11年前の『地球大進化』以来の地学番組になります。2006年には『哺乳類VS恐竜』を放送しました。

 

今回の番組は『地球大進化』や『地球大紀行』と違っており、古生物が主役となった番組編成になっています。生命の歴史そのものが主役になった番組としては1994年の『生命40億年~はるかな旅~』という番組があります。

NHKが過去に古生物や地球そのものを主人公にした番組はこれで4度目になります。『哺乳類VS恐竜』などは番外編や外伝にあたります。

 

>何故私達に目が生まれたのか?

今回の番組は化石情報や地質環境よりもゲノムやDNAの解析データを優先して製作している番組編成になっています。その為、一部のシーンでは古い学説が取り入れられていたり、強引な解釈がされている事が多いです。

番組ではカンブリア紀に誕生したバージェス動物群に発生した”眼”という感覚器官にスポットを充てて最新のCG技術を織り交ぜて分子生物学的な検証から解説を実証していました。

植物の遺伝子が動物に受け継がれて、クラゲから眼の前兆が発生していたという新説は『生命40億年』の「花に追われた恐竜」並の衝撃でした。だって、植物に眼の前兆があって、それがクラゲになった時に発芽したって言われてもトンデモ説のようにしか聞こえませんしね。

「花に追われた恐竜」は専門家や一部の制作関係者から批難と口頭で揉めてたらしいけど、この説も荒れそうな話題だなぁって思った。

っていうか、番組内容自体が急ぎ足で省略しまくってるから、植物と動物のDNAやゲノム情報は一緒だって勘違いする人が出てきそうな気がする。

一応、植物が持っている遺伝子は動物にも共通の遺伝子があるそうです。スイセンという花の遺伝子とヒトの遺伝子の情報では33%の一致データがある事がナショナルジオグラフィックの地学番組で紹介されていました。

植物と動物はいつ頃別れたのか? というと、よく分かってません。シアノバクテリアが植物なのかどうかも未だに判別が着いてないらしいですから。

生物における五界というものが発生したのはシアノバクテリアが繁栄し始めた約28億年前と言われています。それまでの生物はバクテリアとアーキアしか存在しませんでしたが、シアノバクテリアの大量発生で多くのバクテリアが死滅していったので、種としての危機感を抱いたバクテリアが他のバクテリアやシアノバクテリアを捕食し始めたのが”口”という感覚器官の始まりだと言われています。

実際は当時の生物はアメーバ状だったと思うので、マクロファージが体内の異物を吸収するように身体全体で呑み込む形だったと思います。

バクテリアが捕食活動を長い期間した中で手に入れたものがミトコンドリアと葉緑素でした。それらも一つの生命として機能していましたが、ミトコンドリアと葉緑素はバクテリアの体内で吸収されずに共生関係という形でバクテリアと生活するようになります。

これが原核生物から真核生物(細胞)の始まりだと言われています。真核生物が誕生したと同時に界が発生します。

バクテリアやアーキアなどの細菌類はモネラ界。葉緑素とミトコンドリアを持った細胞は植物細胞へ進化します。ミトコンドリアだけを持った細胞は動物細胞へ進化します。原生生物と菌類についてはおそらく植物細胞と動物細胞から派生したものでしょう。原生生物は微生物の事です。菌類はキノコやカビなど胞子をばら撒くことで子孫を残す生物です。

ミトコンドリアと共生するようになったバクテリアは他のバクテリアと集まって、一つの細胞になり、細胞核と細胞壁を作り出します。捕食するバクテリアから身体を守る為に身に着けた部位だと言われています。

植物と動物の分岐がいつ頃始まったのかは分からないし動物が植物から進化したのかどうかは分かりませんが、ミトコンドリアを備え付けた時点で動物と植物の分岐は始まった訳です。

やがて体内に共生させていたミトコンドリアが酸素を好機性の元素に還元させて生命のエネルギーの一部に変換させる事に成功します。これによって酸素は当時の生命にとっての毒じゃなくなったと言われています。

2度のスノーボールアースがこの期間に訪れて、多くの生命が死滅していきましたが、細胞へ進化した生命達は生き残っていきました。やがて、約7億年前には海綿動物が誕生します。

オタビア・アンティクアと呼ばれるアフリカのナミビアから発掘されたその化石は数ミリにも満たない小さな生物でしたが、動物の進化は確実に進んでいました。

一方の植物も減少したシアノバクテリアと共に酸素の供給活動を着実に進めていました。

約6億年前には肉眼で確認出来る多細胞生物、「エディアカラ生物群」が現れます。この生物群の中には既にクラゲやイソギンチャクの先祖と思われる刺胞動物も現れていました。

WikipediaやかつてのNHKスペシャルではエディアカラ生物群は絶滅したと考えられていましたが、クラゲに似ているネミアナなどは生き残って進化していったと考えられています。実は海綿動物や刺胞動物は現在の全ての動物の祖先だと考えられています。先カンブリア時代の化石が完全に検証されていない事と証拠が見つかっていないので、確定していませんが、動物は海綿→クラゲの順番で進化したと考えられているのが定説のようです。

エディアカラ生物群の時点でクラゲが存在しました。だから、番組の構成上、ピカイアの祖先はクラゲという流れにされていたんだと思います。

ただ、植物の遺伝子がクラゲに流れたという話はもう少し詳しくした方が良かったと思いますけどね。植物と動物は共通の祖先から進化したのは間違いないけど、いつから分岐進化したのか? という説明も欲しかったんじゃないかと思う。

 

>クラゲに眼が出来た理由

番組では当時のクラゲに似た生物が紹介されませんでしたが、おそらくは約6億年前のエディアカラ紀に生息していた「ネミアナ」と呼ばれる刺胞動物でしょう。足の存在しないクラゲのような動物だったらしいです。エディアカラ生物群は全てが絶滅したと言われていますが、三葉虫に似たヨルギアやイソギンチャクに似たシクロメデューサなどは生き残ったと考えられています。クラゲに似たネミアナも例外ではないでしょう。生物の進化をまとめた本では海綿動物から刺胞動物に進化したことが記述されています。我々の先祖はおそらくネミアナのようにクラゲに似た生物だと考えられています。

クラゲに眼が出来た理由は番組内では植物性プランクトンを捕食したクラゲの卵に遺伝子が移り変わって、その子孫が進化したピカイアの時代に2つだった遺伝子が4つに増えたというものでした。日光を浴びることで活発に反応していたので、日光の影響もあるでしょうね。ウミウシなどの生物もクラゲと同じく植物が持つ眼に関する遺伝子を持つ動物として紹介されていました。

植物性プランクトンの遺伝子が動物に移り変わる事なんてあるのかどうかはよく分かりませんが、動物と植物は同じ生物から進化したとかいう話よりは説得性は高いと思う。

番組を知るまでは動物が植物から進化した説でも取り上げるかと思ってたんですけどね・・・・・・。まぁ、シアノバクテリアが植物なのかどうかは不明ですが、動物と植物が分化した話とかはよく分かっていないそうです。

 

 

>クラゲからピカイア

実はNHKスペシャルで紹介されていた「ピカイア」と言う動物。この動物は人類の祖先で無い事が化石情報から判明してるそうです。しかし、カンブリア紀の時点で立体視可能な目を持つ魚類が居た事を説明すると、目の素晴らしさや発生の過程が詳しく説明出来なかったので、無理やりピカイアを引っ張り出してきたんだと思います。

しかし、ピカイアは他のNHKのアニメ『ピカイア!』のマスコットにもされているので、ピカイアを人類の祖先だと勘違いする人は増えるでしょうね。

かつては『地球大進化』で人類の祖先が魚類である事を証明する回はありました。その魚類は化石が発見されたばかりだったので、名前が付いておらず、エディアカラ紀の住人という扱いで紹介されていました。

後にピカイアより2000万年も古い事が分かったその魚類はハイコウイクチスやミロクンミンギアと呼ばれる事になります。彼等には既に脊椎があって、眼がはっきりと分かるぐらい発達していた事が化石情報から分かっています。

では、何故NHKは強引にピカイアを人類の祖先として引っ張り出してきたのか? 眼の進化を解説するにはピカイアの原始的な目が都合が良かったからではないでしょうか?

しかし、最古の魚類はピカイアより2000万年早く誕生していたそうです。

分子生物学の情報を信用する場合はピカイアで説明した方が分かり易いから、ピカイアを引っ張り出したのかもしれません。

あと、ピカイアが祖先の場合はクラゲからピカイアへの進化が分かり易いからだと思います。古い学説だと、クラゲの次に進化した動物がホヤだと考えられています。

ウニに似たような感じの動物ですが、殻や棘がない動物の臓器のような形をした動物です。

この動物の心臓はヒトの心臓に似ているので発生学の研究をする際に人類の祖先としてよく研究されるそうです。かつては『NHKスペシャル』の「人体」でも人類の祖先として紹介されていました。

ホヤの幼生は成体と違って、おたまじゃくしのように魚に近い形をしています。幼体のまま大人になった姿がナメクジウオに似たピカイアに進化したのではないか? と古い学説では考えられていました。

このように動物の幼体が全く別の新しい動物に進化する事を「ネオテニー」とも呼ぶそうです。

ホヤの幼体がナメクジウオになった場合とチンパンジーの幼体が人類になった場合が古い学説でネオテニー説として考えられています。

幼体が新種の動物に進化する理由としてはウイルスの突然変異と遺伝子の急激な変化で成長が止まるケースもあるらしいですね。まぁ、病気や障害のようなものです。「首の長いキリンだけがウイルスで生き残り~」とかいう昔のウイルス変異説のようなものです。

まぁ、キリンが首の長い者だけが生き残ったのは環境適応説が現代では正しいようです。環境に適応する為に長い期間子供を産んでる内に首の長い個体だけが生き残るようになったという話。

しかし、ピカイアより古い魚類が既に眼と脊椎を持っていたので、クラゲから魚に至るまでのミッシングリンクを埋める生物がまた見つからなくなった訳です。

クラゲの眼を分子生物学で証明して植物の遺伝子に結び付けるのであれば、最古の魚類の存在はややこしいですからね。

最古の魚類がクラゲから進化するまでの過程が分からない訳だから、ピカイアを利用するしか無かったんだと思う。

ピカイアならクラゲからホヤの幼生、ナメクジウオに至るまでの進化の流れが説明が付く。

魚類以前の化石が見つかればいいんだけど、魚類以前の化石が発見されなければ、眼の感覚器官の発達を説明し難くなる。

 

 

 

>臓器の進化

書物やテレビなどではあまり語られませんが、生物の感覚器官や臓器の進化と発生については約11億年前に遡ると言われています。仮説ですが、おそらくこの頃に生物における”界”が起こり、動物と植物の分化が始まったと言われています。さっきも言ったように、ミトコンドリアと葉緑素を手に入れた細胞は植物へ進化していきました。シアノバクテリアの時点では葉緑素のみでした。植物は日光と酸素と水さえあればエネルギーを生成出来るので、動く必要がありませんでした。

一方の動物細胞は葉緑素を持たなかったので、光合成をすることが出来ずにエネルギーを生成することが出来ませんでした。そして、彼等はむやみやたらに植物細胞を捕食していた為に身体を自由にコントロールすることが出来ずに捕食のし過ぎで自滅する者も現れました。

そこで動物細胞が細胞を集めた多細胞生物になった結果に”脳”という感覚器官が生まれました。脳はクラゲの時点では存在したようで、口も手に入れており動物の必要な感覚器官はある程度手に入れていました。

動物はエネルギーを自力で生成することが出来なかったので、有害な酸素を発生する植物の除去とエネルギー摂取の名目で口を手に入れました。しかし、必要なエネルギーの目分量が分からなかったので、エネルギーの摂取のし過ぎで自滅する者も居ました。そこで動物はエネルギー摂取量の目安を決める為に”脳”という感覚器官を多細胞生物になってから手に入れました。最も、多細胞生物になった時点で生殖器も発生したようですが。

脳を手に入れた動物細胞に与えられた次の感覚器官が心臓でした。心臓はクラゲから進化したホヤやプラナリアなどから始まりました。

次に動物達が手に入れた感覚器官が”眼”です。眼は捕食動物から逃げる目的と餌を見つける為に発生した感覚器官でした。それはナメクジウオやピカイア、アノマロカリスなどのバージェス動物群から始まったと言われています。

つまり、感覚器官は次のように発生と進化を繰り返していきました。

・口(原口)→生殖器→脳→心臓→眼

口はシアノバクテリアが大量発生した約28億年前には誕生したと言われています。生物が口を手に入れざるを得なかった理由は猛毒の酸素を発生させるシアノバクテリアを排除する為でした。しかし、シアノバクテリアの中にはミトコンドリアや葉緑素が存在したので、捕食したバクテリアの体内で共生関係を持つようになります。その結果、捕食バクテリアは真核生物(細胞)に進化しました。細胞はミトコンドリアと葉緑素、DNAを捕食攻撃から守る為に細胞壁と細胞核を体内に作るようになります。これが細胞の始まりです。

約13億年前~約11億年前には多細胞生物が出現します。要するに微生物の登場です。彼等は行動パターンと生存パターンを多様化させる為に有性生殖で子孫を残す方法に切り替えました。これが生殖器の始まりです。そして、この頃に”5界”が始まり、モネラと原生生物と動物と植物と菌類に生物が分化し始めます。動物は植物を捕食することと効率よくエネルギーを取得する為に脳を手に入れます。これが約7億年前の海綿動物からになります。

約6億年前のエディアカラ紀には動物はクラゲやイソギンチャクに進化します。生殖器官の一部は排泄器官に進化していきます。

約5億年前のカンブリア紀で動物は全ての”門”を登場させて、眼という感覚器官を手に入れます。これは捕食する目的と捕食から逃れる為の目的でした。この時に”食物連鎖”という絶対的な自然法則が構築される事になる訳です。

先カンブリア時代の動物は泥や水の中にある有機物をろ過して摂取するだけの大人しい動物でした。

しかし、カンブリア時代に入ると目の起源を持ったクラゲのような動物が生き残るので、それを起点としてカンブリア爆発が始まり、眼を持った動物が食物連鎖をするようになる訳です。

約4億年前のデボン紀では魚類が強力な顎を手に入れます。これは獲物を噛み砕く為に必要な感覚器官でした。ダンクルオステウスの顎の力は生物史上最強は55MPaという話もあります。

約3億年前には魚類が肺を食道の一部から進化させて、肝臓を手に入れます。骨も海のミネラルの代わりにカルシウム化して硬骨に進化していきます。淡水地域に進出する頃には障害物を除去する為にヒレの一部が手足に変化していきました。両生類の登場です。尻尾は尾びれから進化していきました。

サメが軟骨魚類と呼ばれる理由は深海で生息していて現在の魚類の先祖のように川や河口へ移動する必要がなかったからです。だから、サメの身体の構造は古代魚と似たような構造になっている訳です。

約2億5000万年前には卵生の両生類が堅い殻を持つ爬虫類に進化していきました。そして、爬虫類の鱗は鳥類のケラチン製の羽毛と哺乳類の体毛にそれぞれ進化していきます。

両生類は3種類の爬虫類に分化したと考えられています。一つは恐竜や爬虫類の先祖にあたる双弓類。絶滅した無弓類。そして、哺乳類の先祖となる単弓類(哺乳類型爬虫類)になります。

石炭紀後のペルム紀に入ると単弓類が地球を支配するようになり、犬とトカゲの特徴を併せ持ったゴルゴノプスやネズミとトカゲのハイブリッドのようなディイクトドンが地球を闊歩するようになります。

単弓類の特徴は外見がトカゲと犬を組み合わせたようなハイブリッドな動物という事です。単弓類を見た一般人はディメトロドンのイメージで恐竜と同じ生き物という風に誤解しがちですが、ペルム紀後期に入ると犬や猫、ネズミを思わせるような単弓類も現れます。

単弓類にも種類があり、前期(石炭紀後期)に活躍したディメトロドンなどは竜弓目と呼ばれ、ゴルゴノプスのような犬のようなトカゲは獣弓目と呼ばれます。

ペルム紀の大量絶滅以後に残った単弓類が分岐進化した動物がキノドン属と呼ばれる動物にあたり、哺乳形態に進化していきます。

最終的に生き残った単弓類の子孫が哺乳類として三畳紀に出現する事になる訳です。

恐竜時代以前の哺乳類の姿はネズミのようなイメージを思いがちですが、先祖の親戚にあたるディメトロドンは体長3m。ゴルゴノプスは5mほどもあった個体も居たそうです。

 

 

>デボン紀の海

デボン紀の頃にはピカイアは既に絶滅していて、別の魚類に進化していたそうです。過去にもNHKスペシャルが紹介していたアランダスピスやケファラスピスなどの軟骨魚類が人類の祖先の魚です。彼等は無顎類と呼ばれており、顎を持ちませんでした。土の中にある有機物を摂取してエネルギー変換する大人しい魚だったそうです。

魚類が分岐進化し始めたのがデボン紀と言われています。甲冑魚と言われるダンクレオステウスなどは人類の祖先の魚類にとっての天敵でした。ダンクルオステウスの特徴は鱗や外皮そのものが堅い骨のようになっている硬骨魚類だったことでしょう。彼等の化石は目や口、牙などまで化石化しています。

この時に天敵から逃げる事を目指した魚類は淡水地域を目指します。しかし、淡水地域ではミネラルが足りなかったので、魚類は淡水地域に対応する為に中の骨や背骨をカルシウム化するように進化するしかなかったそうです。

サメなどの約4億年前から生息している魚類が軟骨魚類と呼ばれているのは彼等が淡水地域に進出して骨をカルシウム化させなかった為だと言われています。サメなどの骨が軟骨化していて骨まで食べられるのは海のミネラル分だけで生活出来たからです。

しかし、現代の魚類や脊椎動物の祖先は淡水地域で生活する為には堅い骨を持たなければ、水圧だとか環境の違いで生活出来なかったので、骨全体を堅くするしかなかった訳です。

現在の魚類の骨が堅くて細かいのはその名残だと言われています。そういう魚類を硬骨魚類なんて言います。ダンクルオステウスなどの板皮類は皮や鱗から堅い形質になっていたので、肉や皮そのものが滅茶苦茶堅いそうです。だから、甲冑魚なんて言われるそうです。

 

今回のNHKスペシャルではウミサソリも紹介されていました。ウミサソリはオルドビス紀とシルル紀における脊椎動物の天敵でした。大きさ3メートルから2メートルが当たり前だった彼等の好物は当時の魚類だったそうです。当時の魚類は土の中にいる微生物やバクテリア、有機物などを摂取する大人しい動物だったので、脊椎動物はウミサソリにとって絶好の餌でした。

人間が節足動物や昆虫を嫌うのはこの頃の遺伝子情報の名残とか言われていますが、おそらくは関係ないでしょう。

海底で有機物を摂取するのが危険なら、海中を泳げばいいんじゃないか? ってなりそうですが、海中や海上には巨大な頭足類がテリトリーを築いていました。

オルトケラスやオウムガイなどはオルドビス紀における最大の支配者で、オルトケラスなどは体長6メートルほどもあった巨大なイカでした。

つまり、オルドビス紀とシルル紀は脊椎動物にとって地獄の海だった訳です。

そんな天敵ばかりの海で魚類が大逆転出来た理由が”顎”の入手でした。オルドビス紀当時の魚類は顎を持っていませんでした。

しかし、デボン紀に入ると、ダンクルオステウスのように顎を動かす力点を4つ持ち、顎を自在に動かせる魚類が現れました。要するに捕食機能を備えた口と顎を手に入れた魚類が巨大化に成功して進化した訳です。

こうして強力な顎を手に入れた魚類は大型化に成功して頭足類や節足動物から食物連鎖の頂点の座を奪い取りました。

しかし、ダンクルオステウスの天下もわずか1000万年程度でした。海中の酸素が急激に激減すると、ダンクルオステウスを初めとする85%の海中動物が絶滅していきました。

この事件はデボン紀の無酸素事変と呼ばれており、5回の大量絶滅の内の2度目にあたる事変でした。

一方の淡水地域へ新天地を目指した魚類は生き残りました。ダンクルオステウスが絶滅して天敵の居ない淡水地域に辿り着くと、彼等も顎を手に入れて陸上進出し始めた節足動物や昆虫、甲殻類などを捕食するようになっていきました。

 

>何故デボン紀なのか?

今回のNHKスペシャルはカンブリア紀とデボン紀に焦点を当ててましたが、おそらくアノマロカリスとダンクルオステウス、ウミサソリなどがメジャーな生物になったから、また取り上げたんだと思う。

ダンクルオステウスについては『地球大進化』の番外編でも取り上げてましたが、おそらくNHKスタッフとしてもCGで再現したかった古生物だったんだろうなぁって思います。恐竜やアノマロカリス並に気合が入ってましたからね。

ウミサソリはBBCやナショナルジオグラフィックでも散々取り上げられた生物ですが、彼等は平均体長が2m~3mありました。

一方のダンクルオステウスは6mあります。そりゃあ、ウミサソリに勝ち目はないでしょう。

節足動物が巨大に進化出来ない理由は脱皮による制限がある事も原因だと思います。脊椎動物は脱皮後も自由に動き回り、脱皮した皮を食べてミネラルを補給しますが、節足動物の場合は脱皮すると身体が柔らかくなってしまう弱点があります。

その為、節足動物は脊椎動物と異なり、脱皮する回数が多く出来なくて、巨大化するにも6mを越える生物種は現れなかったのではないか、と思います。

脱皮行為自体が命がけっていうのもあったんだろうなって思います。節足動物と昆虫が陸上進出すると、石炭紀を終わる頃には小型化していきました。

理由は脊椎動物の陸上進出に伴う捕食行為と重力バランス、脱皮する限界だと思います。

いずれにしても無脊椎動物の天下はカンブリア紀のバージェス動物群から始まり、デボン紀のダンクルオステウスの時代には終わりを迎えます。

石炭紀の頃には昆虫が天下を取る時代になりますが、陸上進出した魚類と両生類によってすぐに彼等の天下も終わっていきました。

陸上エリアまでもが脊椎動物に天下を奪われると、無脊椎動物は1m以下へ退化していきました。

かつて石炭紀の頃にはアースロプレウラと呼ばれる体長3mのヤスデも居ましたが、彼等も石炭紀が終わる頃には姿を消します。

 

>歴史の主役たち

・先カンブリア時代・・・・・・・・・バクテリア、微生物、オタビア・アンティクア、エディアカラ動物群、ネミアナ

・カンブリア紀・・・・・・・・・・・アノマロカリス、ハイコウイクチス、ピカイア、無脊椎動物

・オルドビス紀・・・・・・・・・・・オウムガイ達、ウミサソリ、アランダスピス、頭足類

・シルル紀・・・・・・・・・・・・コノドント、シダ植物、無顎類、プテラスピス、節足動物

・デボン紀・・・・・・・・・・・・ダンクルオステウス、ユーノステプテロン、魚類、三葉虫

・石炭紀・・・・・・・・・・・・・昆虫達、裸子植物(アーケオプテリス)、イクチオステガ、アカントステガ、肺魚、両生類

・ペルム紀・・・・・・・・・・・・哺乳類型爬虫類(単弓類)、無弓類

 

 

>番組の全体的な感想

全3回しかないので、急ぎ足過ぎた気がします。生命40億年という割にはいきなりカンブリア紀の始まりだったから、雑だった気もしますね。

過去のNHKスペシャルは地球誕生や生命誕生から解説してましたが、予算不足なのと散々やったネタだったから、微生物辺りはスルーしたんでしょうね。微生物が地味だから、バクテリアとかの回をやるのが惜しいとも考えたかもしれません。

番組で取り扱った回はカンブリア紀とデボン紀の2つの時代のみになりますが、重要なポイントは抑えてる気がします。

オルドビス紀とシルル紀に起こった事は割と地味だし、過去にもやりましたからね。

まぁ、ピカイアを引っ張り出したのは強引だった感じもしますけどね。

あと、大きい生物ばかりに接点を向けて、最新のCG技術で再現してたけど、古生物マニアも子供もあれで喜ぶと思う。

個人的にはアノマロカリスとダンクルオステウスとウミサソリがCGで出てきただけでも見る価値があったかな・・・・・・・って思う。これでオルトケラスなんかが出てきたら、凄かったんでしょうけどね。

 

まぁ、生命の歴史を振り返るドキュメンタリー番組というか、バラエティ番組っぽい作りですよね。最近のNHKは安易に芸能人を雇って、安っぽいドラマパートを入れて、軽いナレーターを入れてるから、民放の番組と明るさだとか騒がしさは変わらんと思う。

ただ、この番組の凄さはCG技術に尽きるんじゃないかな・・・・・『地球大進化』を知ってる人にとってはCG技術の進化ぶりにため息が出ると思う。特撮の実写か!? としか思えないぐらいCGの迫力が上がっているから、DVDを買ってもいいかな・・・っていう気になりますね。

まぁ、それでも古生物番組に関しては『生命40億年』が未だに色あせないから、やっぱバブル期の番組の方が予算も番組制作も巧かったんでしょうね。

今回のNスぺはドキュメンタリーっていうか、バラエティっぽい。最近で言うと、テレビ東京の『生命137億年の物語』に近い感じですね。ドラマパートがあるから、そう感じるんだろうね。

 

欲を言えば、生命40億年どころか46億年前から振り返る感じで、一つ一つの時代にスポットを充てて欲しかったけど、予算と制作スケジュールが取れなかったんでしょうね。

まぁ、『地球大進化』や『生命40億年』で補完出来るだろうけど、『生命』の方は映像ソースどころかDVDすら手に入り難い状態だから、なんとかしてほしい感じですけどね。

マスターテープが紛失したとしても、Amazonとかで転売されている中古をNHKが買い直して再販売すればいい気がするんだけど、肖像権の問題とか学術的な問題で揉めてるんでしょうね。

生命の歴史については『生命40億年』が一番内容が濃くて、歴史を振り返ってますね。

『生命大躍進』も全6回ぐらいなら、もう少し各時代と古生物の情報が細かかったんでしょうけど、全3回で予算を組むのが限界だったんだろうな。

個人的には「人体」シリーズみたいな感じで、隔年おきに新作で補完していって欲しいけど、BSプレミアムで補完していくんでしょうかね・・・・・・。

まぁ、出来れば、それを年末とかに再放送して欲しいけど、再放送するのかな・・・・。

まぁ、最近のNHKならDVDやBlu-Rayは確実に出すと思う。

 

ちなみに今回のNスぺがスルーした各時代の重要な事項はこんな感じだぜ。

・先カンブリア時代・・・・・・・・・バクテリアとアーキアが真核生物(細胞)へ進化する。細胞は五界に分かれる。動物プランクトンが植物プランクトンを食べる過程で動物と植物にも共有の遺伝子が何%か移っていく。約7億年前に海綿動物が出現。約6億年前にクラゲやエディアカラ動物群が出現。

・カンブリア紀・・・・・・・・・カンブリア爆発で全ての動物の”門”が出揃う。番組ではピカイアが祖先になっているが、既にホヤやナメクジウオから進化した魚類が登場している。無顎類。

・オルドビス紀・・・・・・・・・有爪動物から頭足類達の時代へ移り変わる。イカやオウムガイが覇権を握る。魚類はこの頃には”顎”を手に入れる。

・シルル紀・・・・・・・・・大量絶滅を通して、植物が陸上進出を開始。アーケオプテリスと呼ばれる森林地帯を形成する。酸素が成層圏で固まった事でオゾン層(O3)が形成される。魚類はウミサソリや節足動物に捕食されていたが、堅い外皮を身に着けるようになる。

・デボン紀・・・・・・・・・無脊椎動物と脊椎動物の立場が逆転する。ダンクルオステウスなどの板皮類は顎を手に入れて王者となる。我々の祖先は新天地を求めて、淡水地域に進出して、骨をカルシウム化させて硬骨魚類へ進化する。そして、ウミサソリや節足動物が陸上進出して天敵が居なくなった事で顎を手に入れる。昆虫はこの頃に甲殻類や微生物から進化して陸上進出している。節足動物や無脊椎動物も陸上進出は早かった。しかし、脱皮が困難になって身体が小さくなっていった。

 

 

<大量絶滅の歴史>

・約40億年前・・・・・・・・全海洋蒸発。地球全体が原始地球のようにマグマの海と化す。地下1万メートルに逃げのびていたDNAからバクテリアとアーキアへ進化する。

・約28億年前・・・・・・・・スノーボールアース。シアノバクテリアが大量発生。バクテリアが真核生物(微生物)へ進化する。生物界の五界(動物・植物・原生生物・モネラ・菌類)が完成する。

・約8億年前・・・・・・・・・二度目のスノーボールアース。真核生物から動物と植物の分化が始まる。海綿動物「オタビア・アンティクア」の出現。

・約6億年前・・・・・・・・・エディアカラ絶滅大事変。エディアカラ生物群が突然謎の絶滅をする。刺胞動物のクラゲ(ネミアナ)などは生き残り、クラゲからカンブリア爆発で動物の”門”全てが出揃う。脊椎動物はホヤの幼生から進化したと考えられている。

・約5億年前・・・・・・・・・・カンブリア絶滅。バージェス動物群の殆どが土石流や地殻変動で生き埋めにされる。ハイコウイクチスなどは魚類へ進化する。

・約4億5000万年前・・・・・・・オルドビス紀の大量絶滅。超新星爆発のガンマ線バーストにより生物種の76%が絶滅する。オルトケラスやオウムガイの勢力も弱まった。魚類は大量絶滅を経て、捕食する為の”顎”と”口”を手に入れた。無顎類からの進化。無脊椎動物の支配の時代が終わる。

・約4億年前・・・・・・・・・・・デボン紀の大量絶滅。海中の酸素が殆どなくなる無酸素事変により、ダンクルオステウスや板皮類の魚類が全滅する。85%の生命種が絶滅した。ウミサソリも巨大な種は絶滅していった。魚類はこの頃には淡水地域へ逃げ延びた者も居たので生き残った。淡水魚類の脊椎や骨がミネラルの代用でカルシウム化していき、硬骨魚類と軟骨魚類の分化が始まる。

 

<年表>

・約139億年前・・・・・・・・冥王代。宇宙の誕生(インフレーション理論もしくはビッグバン仮説)

・約46億年前・・・・・・・・・冥王代。地球の誕生。隕石衝突の飛来で地殻と海が形成される。水蒸気から発生した雨雲は地球の大地に大雨を降らした。

・約45億年前・・・・・・・・・冥王代。月の形成(ジャイアント・インパクト仮説)。地球に引力と遠心力が発生する。太陽系もこの頃には大方が完成している。

・約40億年前・・・・・・・・・始生代原始生代。アミノ酸の誕生。有機物と化学反応を起こしてそれが全生物の種になる。原始地球に落雷が海に降り注ぎ様々な原子が化学反応を産み出し分子を作り出した。

・約38億年前・・・・・・・・・・始生代古始生代。地球最古の生物の誕生。アーキア(古細菌)とバクテリア(細菌)の祖先の誕生。海底火山の間欠泉が進化の原因ではないか? と考えられている。

・約32億年前・・・・・・・・・・始生代中始生代。バクテリアが硫酸や硫化水素の海から逃げ出す。アーキアとの分化。アーキアは硫酸や硫化水素の海の中でも生きていける。

・約28億年前・・・・・・・・・・始生代新始生代。シアノバクテリア(藍藻類)の出現。シアノバクテリアが光合成をして酸素を産み出すが、多くのバクテリアは二酸化炭素を餌にしていたので多くの仲間が死滅する。

・約25億年前・・・・・・・・・・原生代古原生代シデリアン。ヌーナ大陸の出現。23~22億年前にスノーボールアースが発生する。しかし、シアノバクテリアの産み出した酸素とメタン菌のメタンガスが化学反応して温室効果ガスを発生させて氷河を溶かした。

・約23億年前・・・・・・・・・・原生代古原生代リィアキアン。山脈形成。2度の隕石衝突。

・約18億年前・・・・・・・・・・原生代古原生代スタテリアン。嫌気性微生物の絶滅。酸素をエネルギーに変換したバクテリアは生き残る。

・約16億年前・・・・・・・・・・・原生代中原生代カリミアン。ロディニア大陸の形成。大陸棚の拡大。酸素濃度が現在の10%以上上昇する。真核生物の出現。アメーバのような生き物にバクテリアが進化する。

・約12億年前・・・・・・・・・・・原生代中原生代ステニアン。有性生殖の発現。微生物に進化する。動物、植物、菌類、微生物、真正生物などの5界に分化する。

・約10億年前・・・・・・・・原生代新原生代トニアン。ロディニア大陸の分裂。

・約8億年前・・・・・・・・・・原生代新原生代クライオジェニアン。オタビア・アンティクア(海綿動物)の出現。世界最古の動物。

・約7億年前・・・・・・・・原生代新原生代クライオジェニアン。2度目のスノーボールアース。今度は大陸移動の際の火山噴火で発生した過酸化水素水が氷河を溶かす事になる。

・約6億3500万年前・・・・・・・・原生代新原生代クライオジェニアン。多細胞生物の出現。

・約6億年前・・・・・・・・・・・原生代新原生代エディアカラン。エディアカラ生物群の絶滅。肉眼で確認出来る多細胞動物の最初の絶滅。絶滅原因は海底火山の噴火や大陸移動説などが挙げられている。エディアカラ生物群にはクラゲやホヤの先祖と思われる動物が居た。

・約5億4100万年前・・・・・・・・カンブリア爆発。無脊椎動物の天下。動物界におけるほぼ全ての門が一気に出現する。バージェス動物群、ピカイア、ハイコウイクチスなどはこの時代の古生物。魚類は既に出現している。顕生代古生代カンブリア紀。

・約4億8540万年前・・・・・・・・・オウムガイの全盛期。体長6mを越えるオルトケラスなどのイカが支配する時代。超新星爆発のガンマ線バーストによる影響で約85%以上の生物が死滅した。人類の先祖の魚類は未だに無顎類と呼ばれる顎を持たない魚だった。オルドビス紀。

・約4億4340万年前・・・・・・・・・・シルル紀。植物の黄金時代。昆虫類と植物が陸上進出して天敵から生き延びようとした。オウムガイに代わってウミサソリが繁栄する。海の中では脊椎動物がウミサソリなどに捕食されていた。

・約4億1920万年前・・・・・・・・・・デボン紀。両生類の出現。シダ植物と裸子植物が出現する。海の中では魚類の時代と呼ばれる時代に突入しており、ウミサソリや無脊椎動物と脊椎動物の食物連鎖の関係が逆転した。ダンクルオステウスのような甲冑魚類は無酸素事変の大量絶滅で85%が絶滅していった。魚類の分化が始まり、河口付近へ逃げのびた魚類は硬骨魚類に進化。その後、肺魚→両生類→有羊膜類→単弓類の進化の順番で陸上進出に成功する。サメなどの魚類は深海奥深くに生活していたので軟骨魚類のまま今日も生き続けている。

・約3億5890万年前・・・・・・・・石炭紀。昆虫の時代。ゴンドワナ大陸、ローレンシア大陸、バルチック大陸、ユーラメリカ大陸に大陸が分裂する。シダ植物が繁栄。爬虫類が出現する。体長3メートルを越えるアースロプレウラのようなヤスデや巨大昆虫が繁栄した。

・約2億9890万年前・・・・・・・・・・ペルム紀。単弓類の時代。有羊膜類から分岐進化した単弓類が陸上を支配する。パンゲア大陸という超単一大陸が再び形成される。97%以上の動植物がスーパープルームという大量絶滅で絶滅している。有羊膜類から分岐進化した無弓類もこの絶滅を生き延びる事は出来なかった。スーパープルームは火山噴火と地殻変動によるもので、古生代を代表する三葉虫も絶滅していった。

 

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(資料:『NHKスペシャル』、「生命大躍進」より)

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