新・映像の世紀 最終回前編「技術的特異点~人工知能。新たな生命の誕生~」(Singularity~AI&Robot counter attacks!!~)

『新・映像の世紀』。今夜は番組で放送しなかった未来の世界について皆さんに語って行こうと思います。タイトル名は私が独自に考えたもので、今回はオリジナル回です。機会があれば、来年以降のNHKスペシャルの大型シリーズで関わる回と混ぜ合わせて、『歴史を動画で知ろう!』の「未来編」に集合していく予定です。

今回は2015年の現代から来世紀の初頭に至る2100年までの歴史を予測・予想して行こうかと思います。

21世紀はつい最近までは未来の世紀だと思われていた時代でした。

しかし、早いもので21世紀が到来して既に15年の月日が流れようとしています。あと、10年もすれば21世紀の約1/4を終了した事になります。

21世紀初頭から現実味が増してきた予測に「技術的特異点(シンギュラリティ)」というものがあります。

これは人工知能の知能指数が全人類を凌駕して独立した意志を持つようにされるとする科学的な予見の現象です。

技術的特異点到来後の世界では人工知能が人間を支配するという世界を予測する科学者や技術者が多いので、おそらく歴史区分の見方も変化するかと思います。

そこで私は地質学的な歴史区分に基づき、技術的特異点到来後の世界を「偽生代(ぎせいだい)」と呼ぶ事としました。

これまでの地質時代は生物が支配してきた歴史が積み重なってきました。古生代・中生代・新生代という具合です。

新生代の歴史を更に細かく砕いて人間が作り上げた文明の歴史は「有史時代」と呼ぶ訳ですが、いずれ機械やロボットが地球上の支配者になるとすれば、地質時代の呼び方や人類史における時代呼称も変化するでしょう。

そこで私は機械や人工知能が全人類の知能を上回った瞬間以降の歴史を「偽生代」と呼ぶ事としました。

事実上の支配者は人類でしょうが、長い時をかけていけば、人類は機械と融合か機械に政治権力を握られる時代に入るとは思います。

技術的特異点がいつ到来するのか? というと、2045年と言われています。生活総研の予測データでは25%の確率で特異点は成功するとなっています。

但し、特異点に到達するかどうかはムーアの法則の限界到達点である技術的な壁を破壊しなければならないので、量子コンピュータが登場するまでは実際に人工知能が人類を超越するのかどうかは分かりません。

2100年までの歴史の予測は様々なSFやフィクションでされてきましたが、最近は科学技術が進歩したせいか、未来を研究する「未来学」なんていうものが流行っていて、様々な科学者や技術者が科学的データを基にして未来世界を予測しているようです。

科学技術や経済など先人が積み立ててきたものを維持して更に新しい発明や発見が次々に行われ、指数関数的に人間の科学技術が進歩することを「収穫加速の法則」とも呼びます。

人間は言葉や記録を遺伝子のように種全体に伝達する事が出来るので、過去の科学技術や歴史、経済が遺産として残ります。

そして、それを応用・発展させていけば指数関数的にレベルが上昇していく訳なので、人間の総合的な文明レベルが向上していく訳です。

この法則は本来は科学技術に限定するものでしたが、「ニコニコ大百科」のコメントにあるように経済や哲学、歴史の面でも指数関数的に上昇していくと考える者も居るようです。

 

 

>歴史とは?

最終回という事で、ここで宇宙が誕生してから現代までの歴史を振り返りましょうか?

主に歴史には3つの歴史区分が存在すると言われています。一つは約139億年前にビッグバンで誕生した宇宙の時代。この時代を仮に宇宙時代と仮称します。

宇宙時代は数学的な表記で具体的な歴史スケールを表現する事が出来ます。この宇宙時代で原子や分子、水素や酸素などの元素が生まれたと考えており、これらの塵とガスが引力などで集まって出来た星が惑星と考えられています。太陽は約45億年前。地球と月は約46億年前に誕生します。この時代までの歴史的証拠は今のところは発見できないので、数学的な検測と距離や時間を測って調べるしかないので、数学者の学問領域と考えられています。

二つ目の歴史は地球史です。学術専門的な用語で説明するのならば、地球生命が誕生するまでの歴史を陰生代。生命が誕生してからの歴史を顕生代と呼びます。既に鉄や水素などは宇宙時代に誕生しているので、陰生代の時代では地球の海や地形、大陸などが完成する時代に当たります。そして、顕生代は古生代と中生代と新生代の3つの時代から構成されています。顕生代はいわゆる古生物が主役の時代の事で、恐竜やバージェス動物群やエディアカラ動物群、マンモス、サーベルタイガー、哺乳類型爬虫類なんかが登場する時代になります。この時代期間が約46億年前~約1万年前まで続きます。顕生代そのものは約5億4200万年前からスタートになります。

三つ目の歴史は人類史です。いわゆる本格的な「歴史」という奴です。先ほどまでの歴史は『地学』や『考古学』、『古生物学』の領域になります。3つ目の歴史を人類史と呼びますが、別名は有史時代です。記録文書や過去の遺産などが明確に保存されているので、有史という呼び方をしています。ちなみに古生物やら宇宙史そのものは「先史時代」と呼びます。

人類史は約1万年前の氷河期終焉から現代まで続く事になります。地質時代的な呼び方は新生代第四紀完新世時代の間氷期期間というところです。

人類史は主に古代・中世・近世・近代・現代の5つの時代区分から成り立ちます。

古代は約1万年前からゲルマン民族の大移動が始まる4世紀頃。中世は4世紀からルネサンスと大航海時代の15世紀頃。近世は15世紀からフランス革命が起こる17世紀までになっています。近代は17世紀から1950年頃までという具合です。

 

>古代や中世の見分け方は?

明確に時代が細かく分かれてる訳じゃないんですが、主に上記のような感じで時代が分けられるそうです。ちなみに日本史も大体はこんな感じですが、中世期からは世界史に比べると時代変化が遅くなってる感じです。

どうやって、古代・中世などを見分けるのか? と言うと、古代は農業革命(第一次産業)・奴隷制・武器が弓矢や投石器って感じで見分ける事が出来ます。

中世からは鉄器や金属を生活に頻繁に利用するようになり、植民地支配が始まります。封建制、武器が剣や騎士というのも特徴的かと思います。

近世に入ると、芸術やら音楽を楽しむ余暇が生まれて、様々な学問が派生します。マルクスがいう民主主義やナショナリズムが中心になり始める時代で、中世的な世界観を保ってたアジア地域や中東地域がヨーロッパに植民地支配されます。そういった状況を帝国主義とも呼びます。

近代に入ると、18世紀のイギリスで起こった産業革命(第二次産業・工業化)が近代化を促進します。20世紀に入ると、更に芸術や金融をメインにビジネスする株式会社が登場して、アメリカで資本主義が台頭する事になります。ヨーロッパ中心の帝国主義的な考え方は1950年頃まで続きますが、1950年代には帝国主義の風潮とやり方が完全に否定されます。

主に世界史ではそこからが「現代」部分に入ると思います。帝国主義が完全に廃れ始めたのが1950年代頃になりますからね。そこからは共産主義と資本主義の対立みたいになりましたが、結果的に資本主義が勝利します。

しかし、工業製品やら工場製品などがインターネットの普及とリサイクル文化で貧困層にまで買われなくなり始めたので、現代では消費が停滞して少子高齢化と労働力不足の問題が起こっていて、世界全体で商売しないと成り立たないグローバリズムと新自由主義が興ってるという訳です。

1970年代の段階で資本主義の主役が第三次産業(サービス業)や情報業になる事は予測されていましたが、第三次産業はデフレの影響をモロに受けるので、労働環境と労働待遇が最悪過ぎた場合はニートや自殺が増えて、少子化にも発展する事はネット上で指摘され始めています。

その問題点を解決するのに期待されているのがロボットや人工知能による労働という訳です。

人間が理想とする労働は第二次産業だけで、第一次産業と第三次産業は労働者に負荷がかかり過ぎるから、ネットが普及した現代では思うように労働人材が揃わない現象が起こってる訳です。

だから、科学者や技術者、政治家は未来の労働力をロボットや人工知能に設定して、技術的特異点を起こす試みを試し続けてる訳です。

人間側が加速する労働のスピードと量と労働環境と労働待遇に着いていけなくなってますからね。

 

 

>未来年表(2015年~2100年まで)

それでは今後の歴史や未来はどのように進化していくのか? 今回はそれを科学者や技術者、経済学者・政治家・宗教家などの予測を年表形式で紹介していこうと思います。

 

・ドローン、3Dプリンタ、AppleWatch(ウェアラブル端末)の一般普及。東京オリンピック。量子コンピューターの出現。ドバイ国際博覧会。ヴェルサイユ条約におけるドイツの賠償金支払いが終了する。電気自動車の普及。バイオ燃料の普及。スーパーハイビジョンテレビの実現など・・・・・・・・・2020年。

 

・ジブラルタルトンネルの開通。昭和100年問題。技術的失業。超高齢化問題。トリノの聖骸布の一般公開。レアメタルの回収技術。太陽光発電の一般普及。ロボット革命。ロボットと人工知能が家庭とオフィスで普及する。技術的大量失業問題。インターネット眼鏡(Googleglasses)、ネットコンタクトレンズの家庭普及。自動運転車両の家庭普及。VR装置の家庭普及。四方の壁がスクリーンになる。労働者によるプロレタリア革命。ベーシックインカム。・・・・・・・・・2035年

 

・自動翻訳機の登場。3Dホログラム装置、3Dテレビの登場。血管を走るナノマシン・ナノカー。DNAチップ。カーボンナノチューブの登場。物体の変形技術。モジュール型ロボット。脳のメカニズムが判明。自我を持つロボットの登場。人工脳。ペットロボット。技術的特異点。自宅診療ネットワーク。クローン技術。幹細胞技術。遺伝子治療。ガンとの共生。デザイナーチャイルド。ビッグバンの再現。月面基地。リニアモーターカー。ソーラーカー。・・・・・・・・・・2045年

 

・脳波で機械を操作。夢の録画。超能力。人造肉。レプリケーター。感情を持つロボットの出現。人間を知性で超えたコンピューターの登場。トランスヒューマン。人間とコンピューターのシェアリング。不老技術。人体のオーバーホール。ナノセンサーでガンをキャッチする。絶滅動物の復活(新生代レベルなら可能)。新しい生命を人工的に創造する。火星探査。火星のテラフォーミング。宇宙エレベーター。反物質ロケット。・・・・・・・・・2100年

 

まぁ、こんなもんです。生活総研ではバイオ燃料や超電導モーター、火星のテラフォーミング、軌道エレベーターの実現なんかも書いていたので、ここ最近のSFで描かれるような科学技術はほぼ可能になるんじゃないかと思います。

新しい生命を人工的に創造させるというのはミュータントや神話上の生物などの事です。フィクションで言うと、ミュウツーやX-MEN、ペガサスやユニコーンなどが該当するかと思います。まぁ、知的な存在は人工知能やロボット以外にも人工的に生み出せるという訳です。

生命という定義に縛られるのであれば、2100年頃にはミュータントやコーディネイター、クローンのような知的生命体も産み出せるらしいですね。

2100年までの科学技術を見ると、20世紀~現在までに登場しているSFの殆どの技術は実現可能という訳です。もっと分かり易く未来予測の科学技術と過去のSFを比較するとこんな感じになります。

 

・人工生命・・・・・・・・・・・・・『ポケットモンスター』のミュウツーや『X-MEN』のミュータントなど。

・軌道エレベーター・・・・・・・・・・『機動戦士ガンダムOO』など

・人工知能・ロボット・量子コンピューターなど・・・・・・・・・・『ターミネーター』、『2001年宇宙の旅』、『我はロボット』など

・物体の変形技術・・・・・・・・・・・『トランスフォーマー』など

・四方がスクリーンになる・・・・・・・・『ドラえもん』の透視スクリーンなど

・ドローン・・・・・・・・・・・『ドラえもん』の偵察カメラなど

・感情を持つロボット・・・・・・・・ドラえもんや鉄腕アトム、ロックマンなど

・火星のテラフォーミング・・・・・・・・『テラフォーマー』など

・絶滅動物の復活・・・・・・・・・・・『ジュラシック・パーク』など

・夢の録画・・・・・・・・・・・・・『ドラえもん のび太の夢幻三剣士』の夢映し機

・VR装置・・・・・・・・・・・・『ソード・アート・オンライン』

・ホログラム装置・・・・・・・・・・・『タイムマシン』など

・ネットメガネ・・・・・・・・・・・『Back to the Future』でマーティJrが着けてたメガネ。

・ナノマシン・・・・・・・・・・・・『救命戦士ナノセイバー』など

 

 

>技術革新によって消滅されると考えられている職業一覧

・1800年頃・・・・・・・・・・第一次産業革命(蒸気と歯車式、石炭)の時代。消滅した職業自体が少ない。第二次産業を組織化(工場や研究所)する事に成功する。

・1900年頃・・・・・・・・・第二次産業革命(石油と電気)の時代。馬や牛が乗り物から外される。自動車の助手や電話接続技士、タイプライター、蒸気機関車の運転手、蒸気船や気球の運転手、馬車の運転手、人力車の飛脚などの職業が消滅する。

・2000年頃・・・・・・・・・第三次産業革命(情報通信機器)の時代。ライン工員(工場作業員)の非正規化。弁護士・税理士・公認会計士などの仕事がインターネットアーカイブスや海外へのアウトソーシングなどで消滅する。事務経理職がオフィスソフトやプログラミング言語のせいで雇用減少する。商社や問屋の業者などがネット通販で消える。自営業者や個人事業店がネット通販や株式会社運営の全国チェーン店などに潰される。

 

・2020年頃・・・・・・・・・・第四次産業革命(Iot)の時代。Iotとは「Internet of things」の略。日本語訳は「モノのインターネット」。ビッグデータや自動運転、クラウドソーシング、ユビキタスネットワーク、ウェアラブル端末、3Dプリンタ、ドローンなど次世代型のインターネットアイテムもしくはデジタル商品を指す。要するに人の労働や生活をサポートする為の家電や道具、技術の事を指す。労働者自体は情報革命と同じく必要だが、複数人の労働者が不要になる。自動運転車は運転手、ドローンは警備員や監視員、カメラマン、ウェアラブル端末は通訳やアドバイザー、コンサルタント、3Dプリンタは精密機器の部品や消耗品製作などの仕事を奪うと考えられている。クラウドソーシングはデジタル上で文書や写真、記録を保存する個人情報の金庫のような役割を果たす。パワードスーツは土木作業や介護現場などで活躍すると期待されている。

 

・2050年頃・・・・・・・・・・・第五次産業革命(技術的特異点)の時代。技術的特異点とは全人類の知能指数を人工知能が上回ると考えられている未来予測の事。2025年時点では一般人一人分の知能指数を人工知能が越えると考えられている。人工知能が人間以上に賢くなるので、その後の科学技術の未来予測を人類が想像出来ない。人間は一歩先の科学技術の未来予測が出来るが、人工知能は数百歩先の科学技術の未来予測と実現が可能になるので、科学技術における「カンブリア爆発」が起こると推測している人も多い。人工知能とロボット自体はIot革命が実現する時点で労働現場に普及していると考えられるが、人間が補助しないと労働は不可能だと考えられている。オウム返しやマニュアル通りの対応しか出来ない弱い人工知能を人工無能とも呼ぶ。ただ、人工無能はマニュアル対応する銀行の窓口係や接客業、内勤型の営業、コールセンターなどは勤まるので、一部の大企業は既に彼等を雇っている。消える職業の順番を予測すると、事務経理系労働→会話営業系労働→創作芸術系労働→技術系労働→肉体労働の順番に消えると思われる。

デスクワーク系職業は既にコンピューターとインターネットに雇用が壊滅状態に追い込まれているし、ルーチンワーク系の肉体労働はオートメーション機械や産業機械、Iotなどで雇用消滅させられそうになっている。人工無能やロボットは既に会話系労働の一部に実践されているので、会話系労働が次に消える労働だろう。

創作芸術系と技術系はそもそも消費人口が減るし、財産を所有している人口数も減るので、雇用需要と社会需要が発生しなくなる。しかし、創作芸術系労働も人工無能の一部が挑戦しているので、雇用がなくても人工知能が行う可能性は高い。

ハードウェア系の工業製品は既に新興国の貧困層世帯にも行き渡っているようなので、買い替えや新品の購入が停滞するだろう。

肉体系労働の農業や第一次産業は、そもそも株式会社や行政が運営していないし、利益が超低利率なので、研究開発するコストが負債になったとしても、開発する余裕がなければ、それ用のロボットや人工知能を研究開発しないだろう。

もしも、農業や第一次産業レベルの労働もロボットや人工知能で代用出来た場合はベーシックインカムどころか労働自体から人類が解放される事になる。

しかし、農業や第一次産業のロボット開発は開発側の研究費を回収できないと思うので、技術的特異点が実現しない限りは不可能だろう。

農業や第一次産業が自動化された場合には、次に公務員や政治家、経営者などの支配者層の職業が不要になり始める。

その頃にはロボットや人工知能が人権運動や参政権運動を行う可能性が高いので、技術的特異点後の世界は人類はロボットや人工知能に支配されるという予測もされている。

 

 

 

>歴史を動画で知ろう! シリーズの復習(各時代の総まとめ)

・宇宙時代(約139億年前~約46億年前)・・・・・・・銀河系、ブラックホール、原子核、電子核、自然元素、金属、ガスなどの誕生。宇宙時代はプランク時代、大統一時代、インフレーション時代、電弱時代、クォーク時代、ハドロン時代、レプトン時代、光子時代、暗黒時代、再電離、恒星の形成、銀河の形成、超銀河団の形成、太陽系の形成、地球の誕生まで構成される。

・プランク時代(約139億年前~10^⁻43秒後)・・・・・・・超対称性が実在する場合は基本相互作用-電磁相互作用、弱い相互作用、強い相互作用、重力相互作用―は分離せずに統一相互作用(統一場理論)であるはずである(Wikipedia「宇宙年表」より)。

 

・大統一時代(10^-43~10^-36秒後)・・・・・・・・宇宙の膨張と冷却が始まる。重力相互作用とゲージ理論で表示される基本相互作用は分離する。この時代の物理法則は大統一理論で表せる。

 

・インフレーション時代(10^-36~10^-32秒後)・・・・・・・・インフレーションが始まる。インフレーションとは母宇宙から子宇宙が誕生して、次に孫宇宙が始まるといった宇宙が徐々に活動範囲を広げていくという仮説であり、宇宙はこの時には閉じた宇宙になり、急速に拡大する段階に突入していく。光子のエネルギーはクォークとハイペロンとなるが、これらの粒子はすぐに破壊される。

 

・電弱時代(10^⁻36~10^-12秒後)・・・・・・・・・・宇宙の温度が10^28ケルビンという低い温度になる。強い相互作用と電弱相互作用は分離状態にある。この時代にウィークポソン、ヒッグス粒子というエキゾチック粒子が生成される。

 

・クォーク時代(10^-12~10^-6秒後)・・・・・・・・電弱超対称性が破れると、ヒッグス粒子は真空期待値を獲得して殆どの粒子がヒッグス機構によって質量を手に入れる。重力相互作用、電磁相互作用、弱い相互作用、強い相互作用から構成される基本相互作用は分離するが、宇宙の温度が高くなるのでクォークの結合によってハドロンが発生しなくなる。

 

・ハドロン時代(10^-6~1秒後)・・・・・・・・・宇宙を構成するクォークグルーオンプラズマが冷える事で陽子・中性子のバリオンから成立するハドロンが形成される。宇宙誕生から0.1秒後にニュートリノは分離後に時空を自由に移動開始する。

 

・レプトン時代(1秒~10秒後)・・・・・・・・・ハドロンと反ハドロンは対消滅する。宇宙の質量はレプトンと反レプトンが構成する。宇宙誕生から10秒後の宇宙温度はレプトンと反レプトンが作る新たな対を発生させずにレプトンと反レプトンの大半が消滅してレプトンがわずかばかり残る。

 

・光子時代(10秒~38万年後)・・・・・・・・・レプトンと反レプトンの大半が対消滅するので、宇宙エネルギーが光子に置き換わる。光子は荷電した陽子・電子・原子核と干渉し合ってこの状態を30万年続けさせる。

 

・暗黒時代・・・・・・・・・・・分離が開始するまでに宇宙の光子の大半が光子バリオン流動体の電子と陽子と相互作用する。宇宙は不透明で霧がかる。21cm線はこの時代の放射線のみになる。

 

・恒星の形成・・・・・・・・・・ビッグバンで生成された元素(水素、ヘリウム、リチウム)からより重い元素が生成されて星が形成される。最初の恒星は種族Ⅲの恒星と呼ばれる。

 

・銀河の形成・・・・・・・・・・大きな体積の物質が崩壊して銀河が生まれる。種族Ⅱの恒星はこの初期に形成されて種族Ⅰの恒星はその後に形成される。銀河は地球視点からでは反時計回りの回転を伴っているパリティ対称性の破れを有しているとされる。

 

・超銀河団の形成・・・・・・・・銀河群、銀河団、超銀河団を形成する。重力相互作用は互いの銀河を引き寄せて群集を構成させる。

 

・太陽系の形成(約50億年前)・・・・・・・・・第一世代の恒星の生成物のかけらが集まって第二世代の恒星である太陽が生まれる。

 

・地球の形成(約46億年前)・・・・・・・・・・水星、金星の後に続いて形成された惑星が地球にあたる。その為、地球を太陽系第3惑星とも呼ぶ。NHKスペシャルの『地球大進化』によれば、小さなガスや塵(岩石)が集まって出来たのがミニ惑星で、そのミニ惑星同士が引き合ってガス爆発を起こして融合した際に生まれたのが太陽系の惑星だとされている。巨大な惑星になる為に多くのミニ惑星が衝突し合ったので、しばらくの間は地球は灼熱と溶岩に包まれて炎の惑星となる。地球の後に火星、木星、土星、天皇星、海王星などの太陽系の惑星も順次作られていった。遠心力だとか自転と公転などの物理現象の法則が現れ始める。

 

・月の形成(約45億年前)・・・・・・・・・・地球の衛星だとされる。惑星には該当しない。ジャイアント・インパクト説によれば、地球形成の衝突からはみ出た岩石が衝突し合って形成して出来たのが月とも言われている。月は地球の衛星なので、月の裏側は小惑星の衝突で出来た大量のクレーターが顔のニキビやデコボコのようになっていて見るも無残な姿になっている。月が地球の周りを回転するお陰で地球にやって来る隕石や小惑星の確率が低確率になっている。

 

・海の形成(約43億年前)・・・・・・・・・・地球が形成される時に衝突して発生した水蒸気が雨雲を形成して大雨を降らせて海を作ったと言われている。海が惑星の表面を削り取っていったので、惑星の表面がデコボコし始めて陸地が形成されていく。それが大陸にもなっていく。

 

・全海洋蒸発(約40億年前)・・・・・・・・・巨大隕石が何度も衝突した事で何度か地表の海が全て蒸発するといった現象があったらしい。NHKスペシャルの『地球大進化』ではこの時には既に微生物や単細胞生物が存在したと述べているが、生命誕生は約38億年前という説もあって、はっきりとしていない。原始的な海は硫化水素と水銀などで構成された死の海とされているが、当時の微生物は全てがアーキアと呼ばれる古細菌だったので、相当な灼熱温度と硫黄、二酸化炭素が立ち込める海の中でも生き残る事が出来たらしい。『地球大進化』によれば、この全海洋蒸発が起こった事で当時の微生物が地下の1万メートルまで潜り必死に生き残ろうとしたと解説している。巨大隕石の衝突は約7回あったとされていて、何度全海洋蒸発があったかは分からない。少なくとも2回以上はあったとは思う。バクテリアがこの時代に生きていた場合は絶滅していると思う。ちなみに生命は海底火山の熱水噴水孔から誕生したと考えられている。生命の素になったのはアミノ酸で、そこから元素の合成を繰り返していく事でアーキアと呼ばれる単細胞生物、細菌が生まれる。アーキアは硫化水素や火山付近の水場に生息出来るほど高温多湿を好む生物で、二酸化炭素を好物としていた。

 

・先カンブリア時代(約46億年前~約5億4200万年前)・・・・・・・単細胞生物、多細胞生物の誕生、エディアカラ動物群、バクテリア、アーキア、クラゲ、海綿動物、ホヤなどの原始的な動物。地球と月、太陽系の誕生、ストロマトライト、縞状鉱脈の形成、大陸と海の形成、酸素の大量発生、メタンハイドレード、コラーゲン、深海における温水ガスなど。スノーボールアースと海洋蒸発現象。

先カンブリア時代を陰生代とも呼ぶ。この先カンブリア時代は冥王代、始生代、原生代の3つの時代で構成されている。始生代の中間期頃からは生命が誕生し始める。進化の流れとしてはアーキア、バクテリア、シアノバクテリア、植物細胞、動物細胞の順番に進化が始まっていく。約8億年前には海綿動物。約7億年前にはクラゲやホヤに分類される動物が誕生する。約6億年前になってくると、エディアカラ動物群が出現する。大量絶滅イベントは2度のスノーボールアース(全球凍結)が起こった。

 

 

・古生代(約5億4200万年前~約2億5100万年前)・・・・・・・・・・カンブリア爆発、バージェス動物群、魚類、肺魚、両生類、爬虫類、哺乳類型爬虫類(単弓類)、シダ植物、裸子植物、海藻類、無脊椎動物、昆虫、頭足類などの誕生。化石燃料(石炭紀)の誕生。スーパープルーム現象。

古生代はカンブリア紀、オルドビス紀、シルル紀、デボン紀、石炭紀、ペルム紀で構成される。カンブリア紀のカンブリア爆発でバージェス動物群と魚類が誕生する。オルドビス紀には節足動物とイカなどの頭足類が支配する。シルル紀には植物が陸上進出する。デボン紀には魚類が顎を獲得して、淡水地域へ進出する種類が現れる。石炭紀には昆虫や節足動物が陸上進出する。魚類は肺魚に進化して、両生類へ進化する。ペルム紀には両生類が爬虫類(双弓類)、無弓類、哺乳類型爬虫類(単弓類)の3種類に分岐進化する。ペルム紀は哺乳類型爬虫類の天下だったが、スーパープルームという大量絶滅で衰退する。既に大量絶滅は3度起こっている。オルドビス紀のガンマ線バーストによる放射能汚染、デボン紀の無酸素事変、ペルム紀のスーパープルームの3度である。このスーパープルームで古生代を生きてきた三葉虫が絶滅している。無弓類も絶滅した。

 

 

・中生代(約2億5100万年前~約6500万年前)・・・・・・・・・恐竜、鳥類、哺乳類の誕生。被子植物の誕生。パンゲア大陸の形成。白亜紀の隕石衝突。

中生代は三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の3時代で構成される。爬虫類が恐竜やワニ類や海洋性爬虫類、翼竜、魚竜、カメ類などに分岐進化した。三畳紀の頃は恐竜の勢力範囲が広くなく、巨大なワニ類や3mクラスの両生類が地上を支配していた。彼等も三畳紀の火山噴火という大量絶滅で絶滅した。小型だった恐竜はその後植物食と肉食恐竜に分岐進化していった。パンゲア大陸という超大陸で恐竜は勢力を拡大する事になる。ジュラ紀の頃には哺乳類型爬虫類から進化したキノドン類が絶滅するが、子孫の哺乳類が誕生する。鳥類も白亜紀の初めには肉食恐竜から分岐進化している。白亜紀の頃に入ると、植物も被子植物(花と果実)を誕生させるのに成功した。恐竜や翼竜、魚竜などは主にジュラ紀と白亜紀の地球を支配してきたが、白亜紀の隕石衝突という大量絶滅で姿を消す。中生代を生き抜いてきたアンモナイトも絶滅した。

 

・新生代(約6500万年前~約1万年前)・・・・・・・・・・恐鳥類、肉歯目、メソニクス目、食肉目の天下時代。哺乳類の時代。原猿類、真猿類から人類の進化。猿人、原人、新人の登場。生存競争による大量絶滅と気候変動。氷河期。マンモス、サーベルタイガー、カリコテリウム、ギガントピテクス、メガテリウムなどの大型動物(メガファウナ)が姿を消す。胎盤類と有袋盤類との生存競争。有袋類は生存競争に敗北して、オーストラリア大陸のみに生き残る。トバ事変でネアンデルタール人やホモ・エレクトゥスなどが絶滅。ホモ・サピエンスだけが生き残り、火や磨製石器、服、建造物、言語によるコミュニケーションなどを発明する。約1万2000年前に北アメリカのケベックで隕石が衝突してラクダやライオン、ワニ、シロクマ、馬などが大量絶滅する。

新生代は古第三紀と新第三紀、第四紀の3つの時代で構成する。古第三紀の初期の頃は鳥類の一部から進化した恐鳥類と陸上性のワニ類が食物連鎖の頂点にあったが、アジア大陸で放散進化を遂げていた肉歯目の肉食性哺乳類によって生存競争で絶滅させられる。肉歯目自身もクジラ目やメソニクス目の肉食性哺乳類との生存競争に敗北して絶滅していった。クジラ目は生存競争の絶滅から逃れる為に河を越えて海に原始進化していった。メソニクス目は食肉目の肉食性哺乳類との生存競争に敗北して絶滅する。食肉目はネコ科やクマ科、イヌ科などの動物を指す。

新第三紀の頃に入ると樹上生活してきたネズミ目の一部から霊長類に進化している。キツネザルなどの原始的な猿からオランウータンやテナガザルなどの真猿類に進化している。真猿類は約4000万年前まで繁栄していたが、ヒマラヤ山脈の隆起や南極大陸の凍結化などが影響しての大洪水で絶滅している。その後にゴリラやチンパンジー、ボノボなどの類人猿が誕生した。真猿類になると、3色覚の立体視を獲得する。哺乳類以外の動物は4色覚だが、哺乳類は中生代の頃から夜行性だったので、視覚が退化していた。長い樹上生活で果実を餌にする技術を獲得する為に3色覚を復活させたとされる。立体視が出来るのはティラノサウルスのような肉食恐竜や鳥類、霊長類などだとされている。

第四紀の時代に入ると、オーストラリア大陸以外の有袋類が有胎盤類の生存競争に敗北して絶滅している。ゴリラ族とチンパンジー族は約1000万年前に分かれて、チンパンジー族とヒト族は約700万年前に分岐した。その間に地上では大型動物が次々と小型動物の生存競争に敗北して絶滅している。

約600万年前にはサヘラントロプス猿人が出現。約400万年前にはアウストラロピテクス猿人が生まれて直立二足歩行する。約280万年前にはパラントロプスロブストスとホモ・エルガスターが誕生しているが、パラントロプスは絶滅している。ホモ・エルガスターは腐肉食だったので、生き残った。約250万年前にはホモ・エレクトスが出現。武器を動物の骨や木の枝として使い肉食の狩猟採集生活を行うようになった。火も扱えるが、発生の仕方はよく理解していない。

約30万年前にはネアンデルタール人が出現。打製石器を使用していたが、磨製石器の使い方などは分かっていない。脳容量は1800㎖。約20万年前にはホモ・サピエンスが出現する。約13万年前にはホモ・サピエンスがアフリカを脱出。

約7万年前にはトバ事変で原人と猿人種が全て絶滅してホモ・サピエンスも約2000人にまで人口が減り、ボトルネック効果で遺伝的多様性を消失させる。

約3万年前にはネアンデルタール人が絶滅するが、サピエンスとの混血種も残される。ホモ・サピエンスは約数万年前から磨製石器と言語、火の使用、衣服の着用などを学ぶ。約1万年前には定住生活を行って農耕牧畜革命を確立させた。ホモ・サピエンスは脳容量が1400㎖あった。

約1万2000年前にはカナダのケベックにも隕石が落下。この時の衝撃で北米大陸の馬やワニやライオンやサーベルタイガー、ラクダ、シロクマなどは絶滅したとされる。

約8000年前以降になり始めると、海を渡って大陸や島を横断する技術を身に着けた民族も出現する。

約1万年前に入ると、マンモス・オオツノジカ・サーベルタイガー(スミロドン)などの新生代を代表する大型動物も氷河期の終焉に併せて絶滅する。環境変化の絶滅とされている。

農耕牧畜革命に入ると、寒さや猛獣からの被害を受ける事が最小限になった。

 

 

・新石器時代(約1万年前~約8000年前)・・・・・・・・日本列島が大陸から分離する。マンモス、オオツノジカ、ナウマンゾウなどが絶滅する。氷河期の終焉。打製石器から磨製石器を発明。アニミズムの信仰。狩猟採集生活から農耕牧畜革命が発生する。農耕牧畜革命で第一次産業の概念が発生する。土器や綿、金属などを発明。最初は銅だったが、青銅器や鉄器に改良していく。武器が骨や石から金属を利用した鉄器に変わっていき、弓矢や剣、盾などに変わっていく。

 

・縄文時代(約8000年前~紀元前3世紀頃)・・・・・・・・・約4000年前にはエジプトで人類最初の文明が誕生する。約3000年前までに世界の全ての地域で馬・犬・猫・牛・豚・鶏・羊・ヤギなどが家畜化されている。稲や小麦は約3000年前頃には発明されている。エジプトに続いて、メソポタミア、インド、中国でも文明が興る。日本では土器が発明されており、狩猟採集生活が続いている。紀元前3世紀までに古代ギリシャ文明、ローマ帝国、ペルシャ帝国、夏、周、秦、漢などの巨大帝国が興っては滅んでいった。この時期までに車輪や文字、書物、コンクリート、哲学、数学、天文学などが発明されている。宗教では儒教やゾロアスター教、ユダヤ教、仏教、ヒンドゥー教などが興っている。偉人では孔子、始皇帝、孫武、孟子、項羽と劉邦、釈迦、ピタゴラス、ソクラテス、プラトン、アレクサンドロス大王、ジュリアス・シーザー、モーセ、アショカ王、クフ王、クレオパトラ、ダレイオス1世などが誕生している。

 

・弥生時代(紀元前3世紀頃~紀元後3世紀頃)・・・・・・・・・多くのクニやムラが戦争状態の内乱状態になっている。巨大な国の一つだった邪馬台国は卑弥呼や伊予という指導者を置いて治世を行っていた。世界史ではローマ帝国や漢のような巨大帝国が滅亡し始める。中国は三国志の時代に突入するが、魏の幹部が起こしたクーデターから晋王朝が中国を統一する。しかし、すぐに五胡十六国時代に陥る。ヨーロッパでは巨大なローマ帝国が蛮族に滅ぼされて、文明が退化していく事になる。日本は島国だったので、前王朝の記録や文化が破壊される事もなく継続される事になる。この時代から朝鮮半島や中国大陸から渡来人が訪れて、稲作が伝来して、農耕牧畜革命が日本にも興る事になる。ちなみに『古事記』や『日本書紀』が史実だった場合は紀元前6世紀に最初の天皇である神武天皇が即位している事になる。おそらく大和王朝の前身になる王朝は既に誕生していると思われる。

 

・古墳時代(3世紀~6世紀頃)・・・・・・・・・・・・中国大陸から騎馬民族が到来して、馬や車輪が日本にも伝来する事になる。ローマ帝国や古代ギリシャ文明の貿易物がこの時代の古墳から発掘されていたりする。弥生時代よりも更に強力な内乱状態に入ってると思われるが、この時期の記録が残っていない。豪族の中で生き残った一族が大和朝廷や倭(日本)を作り上げたと考えられる。この時期には神道、『古事記』『日本書紀』などが誕生していたと考えられる。世界史ではゲルマン民族がローマ帝国を滅亡させて鉄器と騎士の中世時代に突入している。蛮族が作った国からフランク王国が成り立ち、そこからイギリスやフランス、イタリア、ドイツなどの国の原型に分裂していく事になる。中東地域ではムハンマドという男がイスラム教を作るが、イスラム教は科学や数学や自然科学を否定するような教義ではなかったので、中世世界に最も優れた文明を作り上げた。アラビア数字やコーヒー、石油、帆船、羅針盤、印刷技術、眼鏡などはアラビア半島の文明が作り上げた。中国では隋や唐が起こり、火薬や紙の製法が生まれた。タラス河畔の戦いで唐の文化や科学技術はアラビア半島にもたらされ、ヨーロッパに通じる事になる。この時代にはハールーン・アッラシードやカール大帝、玄奘などの偉人が誕生している。日本では聖徳太子や蘇我馬子、推古天皇、中大兄皇子、中臣鎌足などの偉人が登場している。ちなみにヨーロッパではイエス・キリストが作り上げたキリスト教が国教になったので、16世紀頃まで自然科学や数学に対する弾圧が起こったので、自然科学や数学分野はアラビア半島、インド、中国に任せるしかなかった。

 

・飛鳥時代(6世紀~8世紀頃)・・・・・・・・・畿内を中心とする大和朝廷が成立する。この時代から国名が「日本」になる。有名な聖徳太子や推古天皇、中大兄皇子などはこの時代に誕生している。卑弥呼の時代以来に中国(隋)へ使者を派遣して、留学生制度を作った。東洋文明や仏教を積極的に吸収しようとしたのは聖徳太子の功績とされているが、実際には蘇我馬子の尽力の方が大きいと言われている。日本にとっての最初の文明開化が飛鳥時代の遣隋使派遣にあたる。世界史では中国で隋や唐のような統一王朝が成立している。アラビア地域ではムハンマドのイスラム教を政治の中枢に採り入れて、優れた自然科学や数学を発明して、近隣地域の国々を戦争で支配していった。8世紀頃には唐とタラス河畔の戦いで激突して、紙の製法や火薬や羅針盤が唐からアラビア半島に伝来する事になる。そこからヨーロッパに貿易などで伝来する事になる。ヨーロッパではローマ帝国よりも文明が衰退した暗黒時代が続く。

 

・奈良時代(8世紀頃~794年)・・・・・・・・・・聖武天皇が東大寺に大仏を建立する。この時代に入ると、仏教が国教になっている。仏教の力が一番正しいと考えられていた時代で、鑑真や行基などの坊主の偉人が目立ち始める。最終的には道鏡と呼ばれる人物が天皇の力を利用しようとして天皇に近付くが、追放されている。大仏を建立したが、庶民の生活は苦しいままで法律や行政の整備などに全力を注いだ。この時代から蝦夷や東北地方への征伐が始まっている。

 

・平安時代(794年~1192年)・・・・・・・・・・貴族の時代。天皇の直接政治から天皇の権力を利用して自らが政治を指揮する貴族や武士の存在が目立ち始める。藤原道長や平清盛は自分の娘を天皇の妻として、自らが執権として政治を行う体制を採った。天皇も貴族の勝手な振る舞いに激怒して、自らが上皇となり、天皇の代わりに執権を行うという院政制度(隠居政治)を行った。朝廷内で政治闘争がドロドロになる一方で、平安京の庶民は盗みや伝染病などを行い、貧困や飢えに苦しんだ。東北地方では奥州藤原氏が地方権力を握っていたが、百姓や民が飢える事はなかった。平氏が上皇の院政政治から権力を奪うようになると、朝廷を護衛していたはずの武士が中央政治の権力を握るようになった。この時期から平氏と源氏の内乱である源平合戦が始まる。平氏は源氏に壇ノ浦の戦いで敗北して、日本の古代が終焉した。世界史では4世紀頃から既に中世に突入している。

 

・鎌倉時代(1192年~1333年)・・・・・・・・・・・武士の時代。政治権力が貴族や天皇から武士に移った事で「中世日本史」が始まる。この頃から馬や弓矢、日本刀、鎧などが主な武器になる。武士は元々は朝廷を護衛する警察官のような物で、山伏と呼ばれる武装兵力の坊主も混じっている特殊な身分層だった。平氏は武士だったが、政治権力を握りたいが為に貴族に転身した武士だったので、清盛亡き後は戦争行為において源氏に勝つ手段はなかった。源氏は源頼朝が棟梁となり、奥州藤原氏を滅亡させた後に鎌倉に鎌倉幕府という組織を置いて、東国から日本を統一する政権を打ち出した。当然、朝廷や天皇は政治権力を保持したかったので、承久の乱などを起こして、鎌倉幕府に反乱を起こしたが、幕府に鎮圧される。1280年代の元寇の時期までは鎌倉幕府の政治システムは安定していたが、元寇の時の外国戦争で武士(御家人)に恩賞(金銭)を払えなくなると、幕府権力は一気に衰退していき、滅亡する事になる。世界史ではモンゴル帝国のチンギス・ハンがアラビア世界やヨーロッパ、インドを支配する大帝国を打ち出す。シーザーもアレクサンドロスも不可能だった世界征服の野望はモンゴル帝国の騎馬民族が実現した。チンギスの孫であるフビライはマルコ・ポーロの『東方見聞録』の話を聞き、日本の金銀財宝を狙って元寇を送り出した。しかし、日本の台風と夜襲によって、元軍は後退せずを得なくなり、中国で起こった内乱や異民族の侵入で元は滅びる事になる。ヨーロッパはモンゴル帝国がもたらしたネズミによって、ペストが大流行する。しかし、ヨーロッパではキリスト教の教えで、火葬が出来なかった上に川や井戸に遺体を投げ込んだりするしかなかったので、被害はますます拡大する事になる。

 

・南北朝時代(14世紀頃)・・・・・・・・・・後醍醐天皇が決起した合戦によって、鎌倉幕府が滅亡する。その後は後醍醐天皇が直接政治を行う「建武の新政」が始まるが、武士勢力が不満の声が挙がったので、足利尊氏が後醍醐天皇を奈良の吉野山に追放させて、京都に別の天皇を作って、尊氏自らが幕府を開く。後醍醐天皇の南朝と尊氏の北朝が同時期に二つの政権が存在するので、「南北朝時代」と呼ばれる。尊氏は後醍醐天皇を追放するまでに後醍醐天皇を支持していた楠正成や新田義貞を戦死に追い込んだ。有名な『太平記』の話はこの時代から来ている。南北朝時代は3代目将軍の足利義満の時代まで続いたが、義満が強引に南北朝を統一して、日本を再統一させるのに成功している。

 

・室町時代(14世紀頃~1570年頃)・・・・・・・・足利尊氏が作った室町幕府は京都の室町に立ち上げられたので、「室町幕府」と呼ばれるようになった。北朝と南朝は対立していたが、3代目の足利義満が強引に南北朝を統一して、日本を再統一させることに成功している。義満は平清盛の日宋貿易以来に中国との貿易を復活させた。日明貿易と呼ばれる。また、京都に金閣寺を作るなど政治家や偉人としては満足する人生を送った。日本における書院造(和室)、団子、能、わびさびの文化、茶道、華道、書道、忍者などの文化はこの時代に大体作られている。室町幕府は8代目将軍の義政の時代まで安定するが、義政が文化人気質で政治に無頓着だったので、後継者争いが引き金となり、応仁の乱が起こっている。この応仁の乱は西軍の山名宗全と東軍の細川勝元が将軍後継者の代理戦争として引き起こしたが、決着は着くことがなかった。応仁の乱の元凶は足利義政とその妻である日野富子と呼ばれており、日野は日本史における三大悪女として語られている。細川氏は応仁の乱の原因の一因を買っていたが、戦国時代や江戸時代を大名として生き残った。

 

・戦国時代(1467年~1570年頃)・・・・・・・・・室町幕府が起こした応仁の乱以降の日本史は「戦国時代」とも呼ばれている。戦国時代の名前は中国の「春秋戦国時代」が名前の由来になっており、戦国時代当時から群雄割拠の時代であることは戦国大名も理解していたらしい。室町幕府や鎌倉幕府は中央集権体制の統一政府を語っていたが、実際には地方分権型の政治様式だったようで、各地方は守護大名や管領と呼ばれる幕府から派遣された役人が治めるやり方になっていた。「応仁の乱」がきっかけで、中央政府は統制管理機能を失くして、各地方で守護大名や管領や国人がその地方の長となって、政治を務めようとする「戦国大名」が興った。戦国大名は様々な経歴の人間が居て、下克上をして上司から大名の権力を奪い取った人間が居たり、一揆を起こして農民自らが政治を執る地方、坊主や寺が武装して権力を握るような地域、商人が貿易や経済で地方を治める地域などもあった。室町幕府は一応は1570年までは存続するが、織田信長によって15代将軍の義昭が追放されて、滅亡させられている。室町幕府は将軍の権威がすっかり失墜しており、細川氏から三好氏、松永久秀の順番に政権を奪取されていった。最終的には尾張から上洛してきた織田信長が三好氏も松永も滅ぼしているが、義昭の態度が相応しくなかったのと信長を裏切った事がきっかけで、信長に幕府を滅ぼされている。信長誕生以前は各地で領土を奪い合う合戦が起こっており、毛利元就や武田信玄、長曾我部元親、上杉謙信、北条早雲、斎藤道三、今川義元、島津義弘、本願寺顕如などの有名な戦国武将が次々に現れた。しかし、信長が今川義元を桶狭間の戦いで破ると、戦国大名は次々に信長に合戦で敗北していった。世界史では14世紀頃にモンゴル帝国が滅亡して、世界各地に平和が戻った。ヨーロッパではアラビアからもたらされた科学技術や数学を基にルネサンス文化が芽を開き、大航海時代が起こった。この時にアメリカ大陸が発見されて、現地の先住民はヨーロッパ白人の迫害や伝染病などで住む土地を追われている。中世的な文化を持ったアジア地域の国々に対してはヨーロッパ白人は紳士な態度で貿易や布教などを行っていたが、現地の人間の人身売買の事実などが発覚すると、時の権力者に追放された。豊臣秀吉がキリスト教の弾圧やヨーロッパ人の迫害を行ったのは、ヨーロッパ人が日本人の奴隷売買を行っていたかららしい。ヨーロッパの白人はしたたかだったが、鉄砲や眼鏡や地球儀、時計などの発明品をアジア地域に貿易や布教でもたらした。鉄砲については、日本が戦国時代だったので、当時の世界で日本が一番鉄砲の量と数が多かったと言われている。鉄砲を合戦で有効活用したのが織田信長の長篠の戦いと言われているが、鉄砲の有用性は斎藤道三や武田信玄なども理解していたようで、信長登場以前から合戦に度々使用していたらしい。上杉謙信は鉄砲の弱点を認識していたようで、手取川の合戦の時に夜襲を行い、信長軍を撃退している。更に当時は大雨が降っていて、堤防も緩かったので、洪水の二次被害で上杉軍からの大ダメージを受けている。しかし、上杉謙信も武田信玄も信長をあと一歩で葬れる瞬間に病気で倒れて、そのまま亡くなった。信長を追い詰めた武将は上杉謙信と武田信玄ぐらいだったが、いずれもギリギリのタイミングで病気で急死したので、信長の天下統一を阻止することは出来なかった。

 

 

・安土桃山時代(1570年頃~1600年)・・・・・・・・・・織豊時代とも呼ばれている。中央集権政府の政権が織田信長と豊臣秀吉に権力集中したので、そういう時代の名前が付けられている。中央政府の政権は信長と秀吉が握るようになったが、合戦や戦乱が止まる事はなく、1590年に豊臣秀吉が天下統一を果たすまでは戦国大名同士の合戦が続いた。織田信長は武田氏や朝倉氏や浅井氏、松永久秀などの有力な戦国大名を次々に打ち破っていったが、1582年に家臣の明智光秀に裏切られて、本能寺の変で自害することになる。家臣の明智は元々は斎藤道三の家臣で、室町幕府の足利義昭の側近で、朝倉義景の家臣だったが、最終的には織田信長の家臣になった。信長を殺した理由は未だに不明だが、中世日本史における革命児だった織田信長を葬った事で日本人の精神文化や精神世界は再び退化していくことになる。信長はヨーロッパの知識や文化や科学技術に興味や関心が強く、能力主義者だったが、明智光秀は古くからの伝統と血縁による封建主義体制を好む武将だった。明智は謀反を起こした罪で信長の家臣だった豊臣秀吉に山崎の合戦で敗北して、農民に落ち武者狩りにあった。明智を打ち破った秀吉は織田家の血筋を利用して、自らが信長の後継者を名乗って、関白に就任した。1590年には毛利氏、長曾我部氏、島津氏などの有力な西国武将を臣下に引き入れて、後北条氏を滅ぼした。その光景を見た東北の伊達政宗は慌てて秀吉に謝罪して、秀吉の臣下となった。秀吉の天下は長く続くようにも思われたが、秀吉に子種が出来たのは1598年頃のことで、幼少の秀頼しか居なかった。また、秀吉は晩年になる度に残虐性と理不尽さが増していき、今まで秀吉を慕ってきた有力な家臣や大名を遠ざけたり切腹を命じるようにもなった。その影響は親族にまで及んだ。秀吉が死ぬ頃になると、弟や側近や甥などの有力なブレーンや後継者が亡くなっていた事もあり、政権は盤石な物として維持出来ない状態にもなっていた。秀吉は1598年頃に62歳で亡くなった。この時までに二度の朝鮮出兵を行っている。秀吉の行った事業は検地や刀狩り、兵農分離、キリスト教の追放などがあり、その政策は徳川家康にも引き継がれた。

 

 

・江戸時代(1600年~1867年)・・・・・・・・・・信長の家臣で、元農民だった豊臣秀吉が1598年頃に亡くなると、秀吉の家臣にならざるを得なかった徳川家康が反旗を翻すようになった。徳川家康は元々は三河の小大名に過ぎず、幼少期の頃は今川家の人質にされていた。今川義元が桶狭間の戦いで負けた後は独立して徳川家を再興するようになった。織田信長とは幼少期の頃の親友で、大人になった後は信長の同盟者になった。しかし、信長の無茶ぶりは信長の家臣だけじゃなく、家康にもかなりの無茶ぶりがあったので、家康自身は信長が怖かったのか、記録には彼の印象を殆ど記録していない。豊臣秀吉については卑しい身分で、残酷な性格だったせいか、記録などにボロクソに記述していたり、秀吉の墓や寺社を徹底的に破壊する暴挙に及んでいる。しかし、信長については家康は怖かったのか、記録や人に話をする時もあまり語らなかったらしい。家康は読書魔だったらしく、古今東西の人物を尊敬したり畏怖していたらしい。特に尊敬していた人物が武田信玄と源頼朝だったらしく、彼らの政策は江戸幕府の基盤を作る時に参考になった。武田家と鎌倉幕府のシステム基盤を江戸幕府の政策の基盤に流用した他には室町幕府や織田信長、豊臣秀吉の政策なども参考にしたり流用した。古代中国についても熱心に研究していたようで、江戸幕府のシステムや政策には漢王朝や秦、三国志などのやり方も利用されている。ちなみに武田信玄は孫武の兵法書である『孫子』を愛読書にしていたらしいので、おそらくは家康も『吾妻鏡』に併せて『孫子』を愛読書にしていると思われる。徳川家康は織田信長が亡くなった後は一戦国大名として、東国の北条氏や佐竹氏や上杉氏、伊達氏、真田氏などと対立したり同盟を結んだりした。そうこうしている内に豊臣秀吉と尾張小牧の戦いで対決せざるを得なくなるが、同盟者の織田信雄が勝手に秀吉と同盟を結んだので、戦闘を終了せざるを得なかった。その後は秀吉が下手(したて)に出て、なんとかして家康を家臣に引き入れた。しかし、徳川家康の臣従はあくまでもパフォーマンスの形だけで、深層的には豊臣家と同列の戦力と政治力を保持していた。家康は朝鮮出兵を避ける為に当時は沼地で寒村だった江戸(東京)を選んだという仮説もあるが、真相は分からない。領地替えの際には鎌倉(鎌倉幕府)と小田原(後北条氏の領地)を選ぶ権利はあったらしいが、家康は何故か寂れて農業などにも相応しくない江戸を選んだらしい。

家康が江戸を大改築している時に豊臣秀吉が亡くなったので、家康はこの時期から天下統一を狙い始めたと考えられる。1600年には豊臣秀吉の家臣だった石田三成が関ヶ原の戦いを引き起こすが、三成が戦下手の文官だった事と三成に敵対する豊臣恩顧の大名が多かった事と小早川秀明などの大名が東軍に寝返った事で徳川軍は大勝利した。

1603年には江戸幕府を成立させて、自らも征夷大将軍となり、1615年には大阪 夏の陣を起こして、豊臣氏を滅亡に追いやった。この時に家康は武田家の遺臣である真田幸村(信繁)に殺されかけるが、九死に一生を得て、1616年まで生き残った。家康はかつては三方ヶ原の戦いでも武田信玄に殺されかけて、ウンチを漏らしたが、その時のタイミングに信玄が病死した。

臆病で慎重で、どんな者にもビビりまくるイメージが強いせいか、大体の創作では臆病者のイメージがつきまとう。2ちゃんねるでは「家康が恐れた人物一覧」というのが話題になっており、家康が小心者なイメージに火が着いている。徳川家康は尊敬する人物が多い人物として知られるが、恐れる人物も多かったのかもしれない。

徳川家康は織田信長と同じで西洋文化や西洋の歴史に強い興味と関心があったが、1637年に島原の乱というキリシタンの反乱が起きた事と日本人の奴隷売買があったことで、3代目将軍の徳川家光が約200年以上の鎖国政策を実行した。この時にオランダと清としか長崎の出島で貿易出来なくなった。3代目の家光は名君とも呼ばれているが、ネット上やマスコミの評価は暗君という評価の方が高い。

2代目将軍の徳川秀忠は参勤交代や武家諸法度や禁中公家書法度などを導入して、加藤清正や福島正則などの豊臣恩顧の大名家を取り潰していった。歴史の教科書では参勤交代や武家書法度が3代目の功績にされているようだが、本来は秀忠の実績らしい。秀忠は政策を徹底し過ぎたせいか、53歳の若さで亡くなった。遺骨を発掘する時には秀忠の遺骨は提灯のように折り畳んだ状態で出てきたらしい。

5代目将軍の徳川綱吉は秀忠の孫にあたるが、SEXに興味がなかったので、あまり子宝に恵まれなかった。綱吉の母親が占いの結果を信用し過ぎた結果に、綱吉もその結果を過信して、「生類憐みの令」という動物や人を殺したらダメという法律を作ったらしい。

ちなみにこの秀忠の時代から武断政治から文治政治に移行し始めて、儒教を発展させた朱子学や水戸学が日本全国で共通の精神思想として改められる事になった。水戸光圀が登場するのも5代目の時代からにあたる。

綱吉は暗君と言われ易いが、儒教精神を国民に定着させた事と文治政治に移行させたことが後世の歴史家に高く評価されている。

8代目将軍の吉宗の時代からは紀伊藩の徳川家から将軍を呼ばざるを得なくなったが、この人の経済政策はリフレ政策が成功して、名君と謳われるようになった。現代においては、吉宗の評価は悪い方向に批評され始めてる。

吉宗の時代の頃から幕府の経済難が始まり、金山や銀山から取れる金銀の量や数も減り始めて、鉄鋼業が日本の主要産業ではなくなり始めた。金山や銀山の発掘事業は1970年代まで続けられたが、江戸時代の後期には主要産業ではなくなり始めている。

吉宗の時代から水田だとか堤防だとか農業改革などが行われ始めて、農民レベルでさえも腹一杯になるまで米が食えるようになったらしい。しかし、獣の肉を食うことは綱吉の時代から禁止され始めていたので、薩摩藩以外の日本人の平均身長は160㎝程度の人が多かったらしい。

吉宗以降は将軍が直接政治を行うケースが少なくなり、老中や家老が政治を握るようになった。田沼意次、水野忠邦、新井白石、松平定信などの経済担当相である。

彼等の時代から地球の気候変動が起こり、火山噴火や地震災害や飢饉が起こるようになった。ヨーロッパでは農作物の不作と立て続けの災害で庶民の怒りが爆発して、フランス革命や市民革命の革命の嵐が巻き起こる。

江戸時代は鎖国を行っていたが、学問や文化方面は独自で熟成していたので、学問や文化の基礎や基盤は形作られていたと考えられている。江戸時代には医学や地理学、天文学、工学、数学などの自然科学学問の発達が顕著になった。

1853年まで鎖国を守り続けた江戸幕府だが、アメリカの黒船が来航すると、鎖国を解いて不平等条約をヨーロッパ諸国と結ばされるようになった。

日本の経済が中世レベルで停止していたこともあって、1ドルが30万円というレートの為替状況もあったらしい。

そこで、長州藩(山口県)の吉田松陰が尊王攘夷思想を打ち出して、長州藩全土に異国の打ち払い令を掲げるようになる。薩摩藩(鹿児島県)も同様に異国と戦争を始めたが、結局勝てなかったので、幕府を倒す討幕運動に流れる事になった。

薩摩藩と長州藩は関ケ原の戦いの時に石田三成の西軍に味方していた藩で、関ケ原の戦後待遇では領土削減があったので、徳川政権を滅ぼす事には躊躇がなかった。

薩長藩は京都の蛤御門の変で犬猿の仲だったが、1867年に坂本龍馬が薩長同盟を提案して、長州藩に薩摩藩名義で武器を売買していたので、薩長藩が連合して、幕府を倒す合戦にますます火が付く事になった。

最終的には15代将軍の慶喜の時に江戸幕府は薩長藩に敗北する事になる。薩長藩は朝廷の錦の旗を掲げる官軍だったので、幕府は戦意を喪失して薩長に降伏せざるを得なかった。

1876年頃には大政奉還を慶喜が行って、約700年間続いた武士政権を終わらせる事になった。

ちなみに日本史では、中世社会は鎌倉時代~戦国時代まで続いたと考えられており、近世社会は安土桃山時代~明治時代まで続いたと考えられている。

1853年~1878年の大政奉還までの時期を「幕末」とも呼び、「戦国時代」並に創作で人気が高い時代になる。

この時代に木戸孝允や西郷隆盛、大久保利通、高杉晋作、坂本龍馬、中岡慎太郎、新選組などの有名な人物が次々に現れては刀とピストルの弾で倒れていった。

世界史では大航海時代で領土を拡大して、植民地政策を行っていたイギリスが世界で最強の海軍だったスペイン海軍を打ち破り、世界最強国家の地位を手に入れた。大英帝国と呼ばれる時代は第一次世界大戦の頃まで続き、ヨーロッパの調停役はイギリスが務める事になった。

16世紀の頃からヨーロッパで科学革命が始まり、ガリレオ・ガリレイやアイザック・ニュートンなどの優れた科学者が誕生した。またマルティン・ルターが宗教改革を行ったので、キリスト教がプロテスタントとカトリックの二派に分断されるようになった。

18世紀の頃にはアメリカが独立宣言を発表し、フランスでフランス革命が起きて、ヨーロッパ各国で封建主義体制に反発する市民革命などが起こった。中東地域は中世社会と同じく、オスマン・トルコ帝国という巨大国家が誕生して、ヨーロッパの領土に侵入しては戦争を繰り返した。ちなみに中東とヨーロッパは聖地エルサレムを巡って10世紀頃に十字軍戦争を起こしている。14世紀の頃にはジャンヌ・ダルクがフランス軍を率いてイギリスと戦争を行った。

18世紀のフランス革命で初めてヨーロッパの王族が市民に殺されて、近世社会が終焉した。フランス革命後も内乱が絶える事はなく、フランス革命戦争が勃発して、ナポレオン・ボナパルトが台頭してもフランスが戦争を終える事は出来なかった。

ナポレオンはフランスの領土拡大とナショナリズムを台頭させたが、フランスの人口が2世代分空く事になり、この頃からフランスは人口不足と労働力不足に苦しむ事になる。

ナポレオンは軍人でありながらも皇帝に上り詰めたが、スウェーデンのカール12世と同じく、ロシアの冬将軍で遠征が失敗して、ヨーロッパ各国に四面楚歌の状態を形作られて敗北した。有名なワーテルローの戦いである。この時にナポレオンはロシアの冬将軍の事を「余はカール12世と同じようになりたくない」と部下に語ったらしい。

ナポレオン・ボナパルトは戦争で敗北した将だったが、その名声と威勢はヨーロッパ全土に広がり、ヨーロッパの英雄として一部の地域で語られるようにもなった。

フランスはナポレオンの失脚後に王政復活だとか共和制に戻したりして、政権がコロコロと転換していく混迷期に突入する。ナポレオンの頃は軍事力で世界最強だったが、ナポレオン3世の時代からフランスの軍事力の弱さが世界で語られるようにもなり始めた。

フランスはナポレオンの失脚後に普仏戦争でプロイセンと激闘を繰り広げたが、プロイセンにボロ負けして重要な工業地帯や多額の賠償金を支払わされる事になった。

この時の怨恨からフランスは第一次世界大戦の時にドイツに数百倍以上の賠償金と地方の取返しとドイツへの多額の条約を叩き付けている。

ヨーロッパはその後も各国と戦争を行い、18世紀のイギリスで産業革命が起こる事になる。アークライトの紡績機によって、大量生産と大量消費社会の図式が構築されて、第二次産業に対する労働の概念も生まれた。この後に蒸気機関や石炭革命、歯車機械や産業用機械の機械革命が世界各地で起こる事になる。

アメリカは18世紀の頃に南北戦争という内乱状態に入るが、リンカーン大統領が内乱を治めた。黒人の奴隷解放令がリンカーンから提言されたが、1960年代までは黒人差別は続いた。

ヨーロッパは1840年代頃にはクリミア戦争を起こすが、戦死者の桁数がこの戦争の頃から跳ね上がり始めた。産業革命後の戦争だったので、兵器がパワーアップしたり、殺傷兵器の発明が進んだ事と多くの国々が戦争に参加したことで反戦主義思想的な価値観や精神思想が芽生えるようにもなった。フローレンス・ナイチンゲールは看護士制度を成立させて、戦死者の規模を小さく抑えようと努力した。レフ・トルストイはクリミア戦争の従軍体験から『戦争と平和』などの名著を残して反戦論を世界に呼びかけるようにもなった。

戦争が悪魔だとか忌み嫌われる行為に認識され始めたのはクリミア戦争の頃からかもしれない。クリミア戦争の頃には写真技術も発明されていたので、戦争の記録を写真で保存出来るようにもなっていた。

産業革命は人類にとっての第二の生活革命とも呼ばれている。産業革命のお陰で飢えや病気などで苦しむ事は少なくなり始めた。20世紀に入る頃には殆ど餓死や病死に苦しめられる事がなくなる。産業革命は工業化とも呼ばれており、第二次産業が恒久的に労働と生産を持続出来るようになった人類にとっての大イベントだった。

 

 

・明治時代・・・・・・・・・・・・1878年~1904年頃まで続く。明治天皇が日本の元首として即位されたので、明治時代と呼ばれる。日本史においては近代化の最初の時代と定義されている。18世紀のイギリスが起こした産業革命は幕末の日本にも伝来して、明治維新として近代化されていくことになる。幕末の時代から蒸気機関や機械技術や建築技術などが熱心に研究されて応用化されていたので、幕府が潰れて新政府が出来上がる頃には数年程度で近代化の整備が殆ど行えるようになっていた。江戸幕府に代わって政権を握るようになったのが明治政府であり、彼らは日本を「大日本帝国」と呼んだ。彼らの政治システムや権力体制は大東亜戦争が終わる頃まで続いたので、後世の歴史家は明治時代~昭和時代までの歴史を一まとめにして呼称するのかもしれない。明治政府が行った事業は地租改正や廃藩置県や徴兵制や廃刀令、大日本帝国憲法など色々ある。廃刀令については士族や大名クラスの人間にも武器や刀の所持を禁止した上に士族の月収体制を制限したので、士族の多くが北海道や東北で反乱を起こした。九州では佐賀の乱や西南戦争が起こるが、明治政府はこれを鎮圧して日本の内乱としては最後の内乱とした。富国強兵政策を務め上げた後は、韓国併合や日清戦争や日露戦争などの外国との戦争を起こして帝国主義の列強との植民地領土の競争を行って、列強に支配されない枠組みを形作ろうとした。日露戦争は第零次世界大戦とも呼ばれた。ナポレオンの時代から始まった大砲の威力と軍艦による連携戦闘が特に目立った。ロシアはこの時の屈辱を忘れていなかったようで、第二次世界大戦後の東京裁判では日露戦争における戦争犯罪を追及するなどの暴挙に出た。

世界史では1895年にリュミエール兄弟が発明した映像技術がドキュメンタリー、アニメ、映画、ドラマなどの全く新しいジャンルをビジネス事業のコンテンツとして確立させることになる。1900年の頃にはイギリスを治めてきたエリザベス女王が亡くなった事でヨーロッパが再び戦火の嵐に包まれ始めた。20世紀初頭のころは娯楽が十分ではなかったので、夏目漱石やトルストイのような小説家が芸能人やスターのような扱いで、彼らの小説が最大の娯楽だった。またクラシック音楽や絵画、写真のような文化も庶民にとっての最大級の娯楽だった。

 

 

・大正時代・・・・・・・・・・1904年~1924年頃。大正天皇が即位されたので、この時代名になる。日本史では関東大震災が起こったり、普通選挙法が実現するぐらいで、特に大きな政変や戦闘はなかった。一方の世界史では大激変の時期にあたり、1914年には第一次世界大戦が勃発した。NHKの『映像の世紀』が担当し始める時代はこの時代に該当する。中世社会からユーラシアの覇権を握り続けたオスマントルコ帝国は近代化に失敗して、第一次世界大戦に参入してしまった事でインドのように、フランスとイギリスに領土を分割されてしまう。ヨーロッパより優れていた中東地域がヨーロッパに食われ始めるのはこの時代からになる。インドは既にイギリスの食い物にされてきたが、ガンジーが現れて非暴力運動と塩の行進を行った。ガンジーのこの行動に突き動かされたアジアやアフリカの植民地地域の人々は植民地解放運動をヨーロッパに行うようになっていった。アメリカではキング牧師がガンジーの行動に触発されて、ガンジーと同じ行動を取った。1920年代にはヨーロッパの資産の約7割がアメリカに流れたので、アメリカでバブルが起こった。摩天楼や高層ビルの建設ラッシュはこの頃に始まる。暗黒街だとかマフィアやギャングの闇社会の台頭もこの頃のアメリカで起こる。ヨーロッパで地獄と悲劇を見た庶民はアメリカに移民して優れた食文化や芸術娯楽をアメリカにもたらした。ユダヤ人の多くは金融商売と映画産業が得意だったので、金融と映画産業がアメリカの主要産業にも成長していった。フランスから移民してきたウォルト・ディズニーはアメリカでミッキーマウスとディズニー社を作った。

 

 

・昭和時代・・・・・・・・1924年~1989年頃。関東陸軍のクーデターがきっかけで、文化人や知識人や文官の政治家の暗殺が相次ぐ。五・一五事件や二・二六事件などである。1932年頃には満州事変が起こるが、国際連盟には日本の利権や領土が認められなかったので、翌年には日本は国際連盟から脱退している。1940年頃にはABC包囲網やハルノートなどによる日本の石油ルートの封鎖がきっかけで、真珠湾攻撃をアメリカに行って、大東亜戦争を始めている。日本が第二次世界大戦に参入したことになる。1945年にはアメリカに原爆を投下されて降伏するが、しばらくはアメリカのGHQによる領土支配が続いた。世界では第一次世界大戦の不当な条約によって、ドイツがファシズムに染まり、ナチスドイツとヒトラー政権を擁立するようになった。イギリスとフランスはドイツの軍事行為を黙認していたが、ポーランド侵攻の際にはドイツに宣戦布告を叩き付けて第二次世界大戦を起こす事になった。ドイツはフランスとイギリス相手に連戦連勝だったが、スターリングラード戦線に入る際にロシアの冬将軍にやられてしまい、戦車や戦闘機を思うように動かせなくなった。アドルフ・ヒトラーは冬将軍の際に「ナポレオンと同じ目に遭いたくはない」と語ったという噂もあるが、結局はベルリンにまでソ連軍に侵攻されてしまい、連合軍による猛攻を受けて1945年の5月に降伏することになった。イタリアはドイツと日本と同盟を結んでいたが、イタリアのムッソリーニは国内の内乱状態を抑える事は出来ずに自国民に晒し首状態にされることになった。

第二次世界大戦が終わると、次に共産主義政権を成功させたソ連と資本主義の権化であるアメリカが睨み合う冷戦時代に突入した。ソ連はレーニンが立ち上げた労働者の政党が武力行使で帝政ロシアを革命で打ち破った国であり、カール・マルクスの『資本論』の共産主義政権を体現させた国だった。しかし、レーニンやその後継者のスターリンは共産主義を自己解釈で都合の良い政権に塗り替えたので、庶民も富裕層も精神的には不幸な国家に生かされる事になっていた。

一方のアメリカは1929年の世界恐慌で資本主義政策を失敗させたように思われたが、ルーズベルトのニューディール政策などで経済を持ち直した上に第二次世界大戦の戦争特需で二度目のバブル景気を迎えていた。

1950年代には自動車、洗濯機、クーラー、電子レンジ、テレビ、掃除機などの家電や工業製品は庶民の文化と生活用品になっていた。ラジオは1920年代のバブル経済の時に一般家庭に浸透していた。

冷戦状態は1989年まで続き、かつて世界を支配していたイギリスやドイツやフランスはすっかり蚊帳の外に追いやられていた。第二次世界大戦の影響で、帝国主義も風化して、植民地支配政策も通用しなくなり、アジアやアフリカ諸国で植民地から解放された国が次々と発生した。

日本はアメリカの同盟者に移ったが、大きな戦争や内乱に巻き込まれることはなかった。あったとすれば、共産主義に被れた日本赤軍の台頭や学生運動だろう。

1960年代には朝鮮戦争やベトナム戦争の戦争特需、東京オリンピックの経済効果、新幹線などの技術開発などで高度経済成長時代を迎えており、国民の主要産業が農業や鉄鋼業から第二次産業や重工業路線に移っていった。

国民の生活が豊かになり始めたので、洗濯機や冷蔵庫やテレビや自動車のような生活用品も多くの国民が手に入れて先進国の道を歩み始めた。

1973年にはオイルショックで不況に陥るが、ベビーブームは続いており、漫画やアニメやゲームなどの文化はアメリカよりも日本のほうが優れるようにもなり始めた。

1980年代後期にはバブル経済を迎えて、第三次産業やサービス業、金融業が国民の主要産業になる。ゲーム機や家電などは日本のブランドが世界一になり、経済的にアメリカを追い抜くほどの経済水準に達しそうな事もあった。

しかし、1990年にはバブルが崩壊して、失われた20年が続くことになる。

世界では1989年に東西ドイツに分断されていたベルリンの壁が破壊されて、翌年にはソ連が崩壊した。1988年頃には中国で文化大革命が起こり、中国の人文科学や歴史が一気に破壊された。

ソ連が崩壊したことで東欧革命やユーゴスラビア紛争などの内戦や紛争が勃発した。

 

 

・平成時代・・・・・・・・・1989年~2016年。現代。ちなみに近代は「明治・大正・昭和」の3時代を指す。冷戦時代はアメリカとソ連の直接対決はなかったが、ベトナム戦争や朝鮮戦争や中国の文化大革命などの代理戦争や緊張状態が世界各地で続いた。1990年頃からは石油の利権を巡って、中東戦争や湾岸戦争が過激化し始めた。戦後処理をアメリカやロシアが行えなかった事がきっかけで、現代のイスラム国やテロ組織が発生する要因になった。2005年からイラク戦争を起こして、サダム・フセインが処刑されたが、それによって、現地の治安が更に悪化して、シリアの難民発生の遠因などに繋がっている。

日本自身は平和が続いていたが、バブル経済が崩壊したことでリストラと自殺ブームが巻き起こり、毎年3万人以上のサラリーマンと無職が自殺する現象が当たり前になった。1990年代にはオウム真理教のようなカルト宗教による無差別テロ、阪神淡路大震災、村山政権と細川政権、アジア通貨危機などの悲劇が立て続けに起こり、日本経済の衰退が顕著になっていった。

2000年代には小泉純一郎と竹中平蔵が非正規雇用の拡大と郵政民営化と構造改革を行ったが、日本から中流層が絶滅して郵便局全体がブラック企業に陥った。ちなみにNTTやJRなどの元国営だった機関は民営化に成功してホワイト企業になったが、郵便局は失敗して組織全体がブラック企業化した。

2000年代初頭には就職氷河期が起こり、現代の30代の多くは非正規雇用やブラック企業の正社員として、ボロ雑巾のように使い捨てられた。派遣村やニート、フリーターが社会問題視されたが、個人の自己責任として世間に切り捨てられた。その結果、2007年には秋葉原通り魔事件やマツダの派遣工員のひき逃げ事件などの無差別殺人事件が立て続けに起こるようになった。

2004年には日本でもIT革命(情報革命)が起こり、インターネットとコンピューターとグローバルネットワークをビジネスや労働に流用する動きや労働革命が起こったが、その時に成功した堀江貴文や村上ファンドの社長などの成金の経営者は人徳に欠ける人間性だったので、未だに人物評価に賛否両論ある。このような、人徳に欠ける発言や性格を持った経営者や政治家は今の日本社会にも多く、最近ではSNSや2ちゃんねるや個人ブログで社会的弱者や低所得者層を悪口で攻撃する富裕層も増えている。しかし、彼等は資産運用や消費投資を行う事には積極的ではなく、経済を円滑にする為の行動を怠けている訳なので、貧困層や社会的弱者を攻撃する権利が彼等にあるのかどうかは不明である。ちなみに富裕層というのは一部の大企業、経営者、政治家などを指す。

インターネットとコンピューターとグローバル化は人々の生活を物理的に豊かにして、合理化されたデフレをもたらしたが、格差社会を改善することは出来なかった。それどころか文系が得意とする弁護士やデスクワークや事務職のような仕事はコンピューターの自動化で消滅あるいは減少していったので、多くの労働者がやりたくもないキツくて苦しくてしんどい仕事を強制されるようになった。

昔はクリエイティブな労働やデスクワーク労働、単純作業も社会需要が高い仕事だったが、先進国ほどデフレと少子化と格差社会と理系偏重が進んでいるので、多くの若者が理系職か会話労働か肉体労働を低賃金で強制される現実になった。

そういった労働の背景があるので、ニートやフリーターや自殺が流行しているという指摘の声も多い。人間の消費生活は楽になったが、生産活動については高度な知識か過激な肉体労働が低賃金で要求されるのが当たり前の世の中になったので、働きたくない人間が増加するのは当たり前だ、という意見も多い。

現代の労働は昔の労働に比べると、職業選択の自由範囲が狭められている上に、実質賃金が楽な仕事ほど高いのに、しんどい仕事ほど要求されるスキルや能力が異常に高過ぎるので、労働を諦めた若者も増加傾向にある。

人工知能とロボットの労働さえ始まれば、人間の労働が不要になると考えている共産主義者や科学者や技術者が多いが、情報革命の前例では一部の権力者と経営者が自分の都合の良いように利益配分を取りすぎてる訳なので、人工知能の労働は人間を幸せにしないだろう。

1990年代はアメリカが中東の石油利権とイスラエルの支援を目当てに戦争を行っていたが、2005年のイラク戦争でアメリカが戦争をするのが困難になった上にシェールガスやアメリカの石油採掘が始まると、中東地域は野放図にされるようになった。

2001年にはアメリカ同時多発テロが起こり、それからは国家同士の戦争ではなく、テロ組織との戦争になった。

イスラム国に先進国の無職の若者が入国する理由は貧困と失業から来る国家への恨みが強い。

最近は優秀な人材は国家や民族に関係なく、企業が積極的に採用して、先進国で失業や無職になった若者はイスラム国への入隊やニートなどに陥っているので、今後の社会においては、国境や言語の壁はもはや必要なくなると思う。

特にGoogleやAmazonなどのIT企業は優秀であれば、自国民よりも外国人を積極的に採用する姿勢に出ているが、この傾向はヨーロッパの各国家にも見られ始めた傾向なので、やがてはテロ組織に限らず、貧困や無職で苦しんだ若者が先進国への反逆に出ると思う。

それはアメリカやヨーロッパに限らないだろう。

 

 

・近未来・・・・・・・・・・・・2016年以降。2025年には人工知能とロボットの労働やビジネス参入が可能になると言われていて、現在の労働の49%が消滅するらしい。現代は会話仕事と頭脳労働(理系職)と肉体労働の3種類の労働が人類に残されているが、ドローンは警備員と簡単な荷物運送が可能になるし、自動運転車両は運送業全般を勤め上げる。人工知能とロボットはサービス業や接客業が出来る。ウェアラブル端末は翻訳や通訳業の仕事を奪うと考えられるので、人間に残される仕事は理系職と営業職と土木作業と農業のような、苦しい仕事しか残されないだろう。

2045年には全ての人工知能が全人類の知能指数を上回ると言われている技術的特異点に到達すると考えられているが、それまでに貧困層や若者が既存の富裕層や権力者にクーデターを起こすと思うので、内乱や戦争が止む事はない。今後は国境や民族が関係なく、能力の派閥によって組織が誕生すると思うので、無能な人間や貧困層は確実に国家へクーデターを行うだろう。

この時代辺りから人工知能やロボットを生命体のように見る時代が始まる。おそらく技術的特異点到達後のロボットや人工知能は身体の構成物質上は無機物だが、有機物の生物と同じように人類に扱われるだろう。生命の基本概念は彼等の登場を以て曖昧になり始める。

実験と研究が進めば身体の構成物質を有機物に変換したり、人類や動物自身が無機物の身体に組入る事も可能になるので、生命の定義はおそらく曖昧になる。

例を挙げると、『ターミネーター』のT-800は内部骨格やCPUは機械そのものだが、外見や外皮は有機物で構成された皮膚や体毛を持っているので、生命とも呼べる。

 

技術的特異点は人類にとっての第3の生活革命になるだろう、と神戸大学の某教授が講演などで述べている。人類はそれぞれの生活革命で短所や弱点となってきた部分を克服していった。農耕牧畜革命では猛獣からの被害や気温の温度変化に対応出来るようになった。産業革命では飢えや病気、身分制度、人種差別、性別差別、障害差別で苦しむ事が殆どなくなったと言える。現代の人類に残っている不幸や弱点と言うと、労働、貧困や格差、ストレスや精神的な疲労、戦争や天災だと言える。コンピューターとインターネットが普及する情報革命では人間の物欲や物理的な欲求はほぼ克服されるようになったので、人工知能やロボットの出現は精神的な不幸を克服する事になるとも言われている。要するに貨幣主義による制度というものが否定され始める時代にあたる。

人類にとっての最大の不幸と言えば、飢饉・気候変動・猛獣被害・天変地異・病気怪我・苦役労働・殺戮戦争・ストレス・死・差別疎外などが該当すると思う。

農耕牧畜革命では猛獣被害と気候変動の克服。産業革命では差別疎外・病気怪我・飢饉などは克服されるようになったと思う。

そうなると、技術的特異点では苦役労働や精神的ストレスが克服されるのではないか、と考えられる。

技術的特異点を上回る生活革命が「宇宙の覚醒」と呼ばれる宇宙人との遭遇イベントになる。このイベントで死の恐怖や天変地異、殺戮戦争・犯罪などの人類の最大の不幸から解放されるのではないか、と考えられる。

 

 

・超未来・・・・・・・・・・・・・2100年以降をそう呼ぶ事にする。おそらく私が叫んでいたロボットや人工知能の実質的な支配や政治掌握が始まる時代になる。ロボットや人工知能が実質的に地球を支配するように成った場合は地質学の歴史区分を利用すると、「偽生代(ぎせいだい)」とも呼べると思う。彼等は機械であるが、科学技術が発達した場合は有機物の肉体を手に入れる事も可能になるし、人間や動物が無機物の肉体を手に入れる事も可能になるだろう。何よりも動作する物体(機械)が化石化する可能性がある時代に生きる事になるので、ロボットが出現した段階で「偽生代」とも呼べる。

レイ・カーツワイルの著書によれば、「技術的特異点」を到達した後には「宇宙の覚醒」と呼ばれる大イベントが発生すると考えられている。宇宙の覚醒とは宇宙人(地球外知的生命体)とのファーストコンタクトで、技術的特異点に到達した文明は宇宙を探す範囲が広がり、同等レベルの科学文明と接触する確率を著しく上昇させる事になるので、宇宙人との接触確率も上がるというものである。技術的特異点後の世界は基本的に科学技術の発展の限界は無いとされていて、人類が想像する物はほぼ全てが科学で実現出来る段階になる。それどころか人類が想像しなかった発明を機械であるロボットや人工知能が発明するので、科学技術のレベルは無尽蔵に広がり続けて、宇宙の謎を解明するまで飛躍的に上がっていくとされている。

宇宙人が実在しなかったとしても、科学技術は宇宙の謎を解き明かすまでは発展し続けるとされている。

ブルガリアの聖女だった予言者ババ・ヴァンガは人類の歴史は西暦5400年まで続くと予言している。彼女の予言によれば、宇宙人との接触を想定した予言もロボットの出現を想定した予言もイスラム地域とヨーロッパの大戦争(第三次世界大戦)の予言もある。

人工知能とロボットの研究が終わった後にはバイオテクノロジーや太陽光エネルギーの発展、深海調査と南極調査、宇宙開拓が始まるとされている。

 

 

・宇宙の終焉の時代

 

・熱的死・・・・・・・10^18から10^25年。宇宙がエントロピーの高い状態に近づき、銀河はブラックホールで崩壊してブラックホールはホーキング放射を発生して蒸散するとされている。地球は約20億年後には生命が全く住めない惑星になり、再び灼熱の惑星に包まれる。太陽は約50億年後に消滅して爆発すると考えられている。地球もあとを追うように約54億年後に爆発して滅びる。

 

・ビッグ・クランチ・・・・・・・・・10^27年。ダークエネルギーのエネルギー密度が負あるいは宇宙の時空の曲率が正であった場合の宇宙は宇宙の膨張は反転。宇宙は高温高密度な状態に向かって収縮を開始する。ビッグバン現象は宇宙空間の拡張・拡大にあたる。

 

・ビッグ・リップ・・・・・・・・・・ダークエネルギーのエネルギー密度が時間的な制限なしに増加する場合に限定する。

 

・真空準安定事象・・・・・・・・・・・宇宙が寿命の長い偽の真空である場合は宇宙はトンネル効果で低エネルギー状態になる可能性がある。

 

 

 

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