食べ回し

2016年02月12日

食べ回し

https://freedomdestinytrust999.wordpress.com/2013/03/31/

ここは全ての生き物が集まる不思議なレストラン。このレストランではみんながお客で、みんなが従業員。お金は自分自身の体。雑草さんは言いました。

「僕は二酸化炭素と水と土に含まれる有機物を吸収すればすぐに復活するから根っこ以外は食べていいよ」

兎さんは言いました。

「じゃあ、遠慮なく」

そう言うと、兎さんは雑草さんを根っこ以外食べてしまいました。雑草さんは「痛いやめて!」 と必死に叫びましたが動じることが出来ませんでした。根っこが床にくっついてるので暴れられませんでした。雑草さんがテーブルから降りて帰っていくと、次は兎さんがテーブルに横たわりました。そして、次の客がやってきました。

兎さんは言いました。

「狐さん、狐さん。僕はよく跳べる足が自慢だから、どうか足は食べないでおくれ」

狐さんが答えました。

「分かった。じゃあ、その美味しそうな耳を食べさせてもらうよ」

そう狐さんが言うと、狐さんはフォークで兎さんの目を潰しながら抑えてナイフで上手に兎さんの耳を切り取りました。

「痛い、痛い」

兎さんの悲鳴がレストランに響き渡りました。このレストランでは生き物が食べている始終、生き物たちの悲鳴がBGMとして鳴り響いてました。このレストランにレコードやラジカセやピアノのような音響機器は必要ありませんでした。何故なら、生物達の悲鳴が最高の音楽だったからです。耳を食べられた兎さんは潰れた目玉から血と涙が濁った赤黒い真っ赤な涙を流しながら一目散で帰っていきました。次は狐さんがテーブルに横たわりました。狐さんの周囲に大量の炭素や二酸化炭素が多い囲み、狐さんを一気に老けさせていきました。次にやってきた客はキノコさんと微生物さんでした。歳老いた狐さんは言いました。

「ワシはもう長くない。ワシの身体を全て食ってくれ」

キノコさん達は狐さんの言葉に頷くと、無数の胞子で狐さんの身体を囲い込み、微生物さん達が狐さんの身体を土と有機物と水へ変えていきました。次にやってきたお客はミミズさんとアリさんと別の兎さんでした。一つのテーブルで起きた食事。そこから生まれた食べ物と前の客は新しくきたお客によってそれぞれのテーブルに運ばれていきました。微生物さんはアリさんに別のテーブルへ運ばれていきました。ミミズさんは土を持って別のテーブルへ行きました。残った水とキノコさんはさっきの兎さんに食べられました。キノコさんは言いました。

「兎さん、兎さん。私は胞子を飛ばしているから好きなだけ食べていいよ」

目が潰された兎さんは答えました。

「じゃあ、遠慮なく」

キノコさんの悲鳴がレストラン中に響き渡りました。キノコさんが食べられると兎さんはまたテーブルに横たわりました。

「あと、5、6回ぐらいは回れるかな…」

兎さんのその気持ちは裏切られました。次にやってきたお客は狼さんの大家族でした。

そして、オオカミさん達は大きなウンチをします。

そのウンチは床の土と混ざり合い、微生物さんに食べられて、彼等の死骸からキノコさんが再び誕生しました。

 

 

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