NHKスペシャル マネーワールド 資本主義の未来 第3集:巨大格差 ~その果てに~

爆笑問題が司会を務めるバラエティー風ドキュメンタリー番組です。今回のテーマは「格差」です。

 

>格差は何故、起きるのか?

番組でも説明してたと思いますが、巨大な大企業が発生した場合は中小企業と賃金格差が発生します。これまでは国家が企業に「法人税」という形で税金を徴収して社会福祉費用や公共事業に回す事を心がけて来ました。

しかし、前回の説明にもあったように、巨大なIT企業やグローバル企業が税金の安い国に拠点を移して法人税を安くしようとしたり、Amazonのように設備投資を積極的に行う事で赤字決算で報告するような企業も出て来る訳です。

パナマ文書やタックスヘイブンなどは個人や富豪が税金分の資産を租税回避地に隠してるように思われますが、実は企業も同じで、有名な企業や政治家が約30年間税金になるはずだった資産を隠し続けた事で世界から問題視されるようになりました。

最近になって、資本主義が急速に叩かれる原因にもなった事実です。

また最近はインターネットやパソコン、スマートフォン、ATM、ETC、産業用機械などが単純作業やルーチンワーク、事務職を担当出来るようになってきたので、高賃金の仕事や一般的に楽だと言われ続けてる仕事の雇用も減ってきました。

公務員が叩かれる理由は「不景気」という理由もあるんでしょうが、数少ない楽な仕事の上に現代では高賃金の仕事と見なされ易いからでしょうね。

逆に非正規雇用や会話系労働、肉体系労働ほど低賃金化が進み、一般的には楽じゃない仕事にも変貌しつつあります。

例えば、Amazonは少額の消費金額を世界中の消費者からかき集めて巨大なグローバル企業に進化しましたが、直接消費者とやり取りしているのは運送業者やAmazon倉庫で24時間働かされている肉体労働系の非正規労働者達です。

彼等に支払われる賃金は時給1000円程度の物で、Amazonが安く商品を売ったり、運送費を無料にしているツケはそういう業者の方に回ってきてる訳です。

ちなみに時給1000円は月収16万程度に該当し、これを12ヶ月行う事で約190万円ほどの年収を獲得出来ます。

しかし、一般的なサラリーマンの年収は350万円ほどなので、非正規との賃金格差は2倍ほど離れてる事にもなる訳です。

これが低賃金が発生するメカニズムでもあります。

商品やサービス価格を安くする分は人件費のコストカットしかない訳なので、客と直接やり取りする産業や業界が犠牲者になり、そういう業界ほど非正規労働者だけで現場を回そうとする訳なので、非正規労働者のバックレなどが起こって店や会社が緊急停止する場合もある訳です(すき家のワンオペなど)。

非正規の場合は複数の派遣会社や下請け業者が担当している訳だから、非正規が本来貰えるはずの取り分は中継ぎの業者に大半を取られる訳だし、超安くモノを販売している業者のツケは消費者と直接やり取りしている業者やそこの非正規、派遣会社が支払う事になる訳です。

一方で、AmazonやApple、Microsoftのようにそこの社員に直接就職出来た場合は普通のサラリーマンの数倍以上の年棒を稼げる訳です。

数十年前の大企業に比べると賃金のベースアップは巨大なIT企業やグローバル企業では実現しているようです。

ただ、AppleやGoogleなどに就職出来るのは天才レベルのプログラマーだとか数学の世界チャンピオンだとか理数系に特化した人間が大半で、数学や幾何学が得意な人間しか就職出来ない現実があります。

世界中で文系の価値が高卒と同等になり、理数系や工学部の価値が底上げされている理由としては、AmazonやApple、MicrosoftなどIT産業で世界経済を牛耳る超巨大なIT企業が出現した為だとも言われています。

IT業界が出現するまでは自動車メーカーや家電業界など、物理や化学などに長けた人材が重宝されたり、手先が器用な人間が採用されたりしました。

ただ、後者の場合は非正規雇用という枠に押し込められたし、化学に特化した人間の就職口は地学出身の学部の人間並に雇用が悪かったりするので、散々な形のようですけどね。

数学が得意な人間の就職口がITが出現するまで無かった訳じゃありませんが、ITが出現した事で多様化した事は間違いないです。

言い換えれば、数学や幾何学さえ出来れば、コミュニケーション能力が圧倒的に低かったり、精神障害を患っていたとしても、GoogleやAmazon、AppleレベルのIT企業なら採用するという訳です。

 

 

>富裕層の言い分

格差が発生するのは「努力の結果」だと言い張る経営者や政治家が増えてきています。特に日本の経営者や政治家ほど「努力の結果」という一言をアホの一つ覚えのように連呼するのが好きなようです。

そもそも「努力の結果」とは何なのか? と言うと、現代においては良い就職先に就職して、良い大学を卒業する事が人生の成功哲学だと考えられているので、「数学を極める事」が「努力の結果」だと思います。「コミュニケーション能力」は生まれつきの問題があったり、育児環境に左右される物なので、嫌いな人にとってはどうしようもない問題かと思います。

現在はGoogleやApple、Amazonのような巨大IT企業が世界経済を牛耳ってる社会の訳なので、これらの企業に就職する事を考えると理数系や数学を極めた人間のみが就職し易い訳で、「努力の結果」だと言えるかと思います。

まぁ、現代の経営者が数学や理数系の知識で飯を食ってきたのかどうか? って言うと、文系出身者の方が大半だとは思いますがね。

理数系や数学を極めた人間のみが就職出来るのであれば、現在のホームレスやニートや無職はそれ以外の人間に該当するのか? と言うと、確率的にはそうだと思います。

日本の場合ですが、文系は約4割、理系は約1割~2割の人間が就職出来ない場合が多いようです。大卒の場合。

その原因は「コミュニケーション能力の欠如」とも言われていますが、理数系就職の場合はADHDやアスペルガー症候群、発達障害などを患っていたとしても、IT企業は雇うので、コミュ力の欠如分は理系知識で補えるんだと思います。

あと、法律だとか金融知識とかはコンピューターやインターネットのデータバンクで補助する事が可能になり、簿記検定が必要なくても会計ソフトで一括処理出来る訳なので、文系に特化した知識や経験が不要な世の中になりつつあるんだと思います。

出版やテレビ局のような、文系の花形職業はインターネットが娯楽に特化し始めた為に徐々に需要を落としていってるのが現実です。

有名な漫画家や作家でさえもインターネット上で連載を始めたり、電子書籍を売買するのが普通になっていきました。

理数系や理数系知識が今後の就職や社会で役に立たなくなると推測しているのは工学者だとか理数系出身の人間ばかりですが、人工知能やロボットが出現したとしても、最初に駆逐されるのは肉体労働やコミュニケーション能力が必要な会話系労働で、数学や理数系知識が必要な労働が駆逐されるのは最期になると思います。

IQの高い人間というのは、基本的に数学だとか幾何学を極めた人間に多い。人工知能を人間に近付けていく実験では、現在は猫の脳みそレベルまで進化出来た訳だけど、その先に待ってるのは猿と子供とIQの低い人間という目標がある訳なので、科学者や工学者レベルの脳を持つ人工知能が生まれるのは、まだまだ時間がかかる可能性があるでしょう。

 

格差が生まれる要因は「努力の結果」だと主張する富裕層も確かに居る訳ですが、理数系や数学を極めた人間のみが生き残れる社会というのは、それはそれで、不公平な社会なのではないか、と思うところもあります。

最近になって、一部の理数系や数学が得意な人間がネット上で天狗になり始めたところは、IT企業がコミュ障だとか大人の精神疾患者も雇うようになった事だとは思いますが、IT業界の天下がいつまで続くのかは分かりません。

 

この番組では、「格差」は「労働格差」や「賃金格差」と定義しているようですが、「消費格差」や「娯楽格差」に関して言うと、貧困層と富裕層の垣根は殆ど消失してるかと思います。

SNSやネット掲示板では富裕層と貧困層が共通の話題を持つ事が出来るし、現実世界では会う事もないだろう二つの層が会話出来るようにもなった訳です。

Amazonの出現に関しては地方や地域で買えなかった商品やサービスを発注出来るようになった訳なので、買い物格差は確実に縮んでいると言えるでしょう。

インターネットで出来る行為や行動に関しては富裕層の行う活動と差異は殆ど無いと思います。

ただ、現金が存在しなければ、ショッピングだとかサービスを受ける事さえも不可能になる訳なので、どっちにしろ買い物格差の穴は賃金格差に連動している物ですがね。

 

 

>格差の穴はどうやったら埋められるのか?

前回でも説明しましたが、富や財産に上限を設けるしかないでしょうね。現金は~円までとか不動産は~円までという具合です。

かつて日本やアメリカで財産の上限を設定してしまったら、絵画や宝石、不動産に換金したり、レートが変動しない金塊などに変える人が多く居ました。

現代においてはポイントだとか電子マネー、ビットコインに換金している人たちも増えているので、そういった物に対しても税金を搾取する制度に切り替えたりするしかないと思います。

徳川美術館の場合は相続税が物凄く取られるので、悩んだ末に先祖の遺産を美術館貯蔵にして、一族全員で美術館運営して税金対策していたりします。

 

人間個人がお金で幸せを感じられる最低限金額が年収900万円ほどらしいので、企業や富裕層、世帯に当てはめて持てる財産の上限を改めて設定するしかないでしょうね。

結局は富裕層や有能な人間がある程度稼ぎ終わった後に隠居してもらう形でなければ、雇用が流動化するはずがありませんし、富や財産の分散化も不可能な訳ですから。

ある経済学者が「一部の大金持ちや大企業が利益を出した分は科学技術や創作文化という形で一般人や貧民層にもお零れが落ちてくる」と説明していましたが、そういったトリクルダウンは発生しない世の中になっているという説明もスタジオでなされてました。

まぁ、現代において一般人や貧民が富裕層と同じ幸せや経験を積めているのはインターネットだとか精神的な財産の共有と買い物格差の解消ぐらいだとは思います。

あとは平安時代の貴族や天皇に比べたら物凄い極楽や天国で生活しているというのが、現代の貧民の特徴でしょうかね。

まぁ、貧民は過去の人間や発展途上国の生活と比較したら恵まれているという感覚になる訳ですが、結局は現実逃避に過ぎないと思うし、そういう事を言ってる人ほど貧困問題を対処する気は無気力だとも感じてはいます。

 

 

>資本主義の未来はどうなってしまうのか?

アルゼンチンの大統領が言ってた気がしますが、各コミュニティに分断してグループ毎に討論や生活していく流れになっていく気はします。

インターネットの登場によって、ますます貧困層と富裕層の思考や思想という物は理解し合えない物になりつつありますからね。

ただ、貧困層だとか怠け者、アホな奴がこの世から消えた場合にはゲーム産業だとかアニメ産業だとかパチンコ産業などの安い娯楽産業だとか業界が倒産したり潰れていく事になるでしょう。

現代は先進国全てで少子化が加速している訳なので、ますますそういった業界は斜陽になるだろうし、テレビやインターネットでさえも見なくなる人も増えていくと思います。

人間が知恵を付けすぎるとありとあらゆる娯楽がくだらなく感じて、ハイカルチャーの芸術文化や歴史哲学、本なんかに傾倒する人が増えたり、医療治療にお金を出す人の方が増えていきますからね。

結局は子供や若者が多様な文化や産業にお金を落とす訳なので、子供にしろ知恵がない人にしろ、社会にとってはそういう人種が消えた場合には既存産業や儲かってた会社も倒産していく事になるんだと思います。

よく金持ちや賢い奴だけが子供を産めばいい、なんて話をする人が居ますが、賢い人や金持ちの人全員が健康なんでしょうかね?

それに過去の偉人や著名人を見てる限りでは、科学者や数学者ほど独身だったり特殊性癖の持ち主である場合が多いような気はします。

金持ちや賢い人間だけが生き残る社会が人類社会としては理想的なのかもしれませんが、そういった層が健康かどうかは分からないし、性癖についても普通なのかどうかは分からない訳ですからね。

金持ちや賢い人間ほど考え過ぎたり人間不信だったりするので、最終的には性欲に興味がなくなるとは思ってます。

まぁ、人工知能やロボットの研究が先進国で盛んな理由も結局は「労働をなくす」という目的と「永遠の命」から来てる部分があると思います。

生物学的な細胞を永遠に生きさせる事は不可能かもしれませんが、機械の脳だとか機械の肉体は実現可能だとする本や科学者の意見も多いですからね。

富裕層や賢い人が目指す未来というのは、そういう未来だとは思ってます。

 

仮に貧困層や社会的弱者を排除した世界が構築したとしても富裕層や賢い人同士で経済闘争を行った結果に社会の底辺層グループが生まれるでしょうね。

自然界の食物連鎖においてはニッチ(立ち位置、ポジション)などと呼びます。

中生代の三畳紀の頃は恐竜はエオラプトルのような小型の肉食恐竜しか居ませんでした。

しかし、ジュラ紀が始まる頃には恐竜は植物食恐竜と肉食恐竜に分化していく事になります。

普通に考えたら植物食恐竜が生まれた方が恐竜にとっては損に感じる訳ですが、その当時は三畳紀の大量絶滅で植物食の単弓類(哺乳類型爬虫類)が絶滅してしまったので、恐竜は速やかに自分たちが生き残るための”餌”を作る必要がありました。

その結果に生まれたのが植物食恐竜でした。

ちなみに単弓類は外見上は恐竜や爬虫類によく似ていますが、歯や肋骨の特徴が哺乳類によく似ているので、哺乳類の直接的な先祖グループだと考えられています。

有名なディメトロドンやゴルゴノプス、リストロサウルスなどが哺乳類型爬虫類でした。

 

つまり、人類の社会も恐竜が植物食と肉食グループに分化したのと同じで、富裕層だけのグループで社会を構築したとしても、必ず貧困層や底辺層グループは富裕層グループの中から発生する訳です。

既に現代社会がそうなってると思います。アカデミックグループだったはずの文系大卒や弁護士の現在のニッチは貧困層や底辺層、下流グループの仲間入りです。

弁護士の年収が200万円というのもザラになったし、文系大卒の約4割がニートか非正規労働者の道を選択させられています。

最低学歴は底上げされているので、社会的には賢い人が増えている訳ですが、ポジション自体は今までの社会だとか歴史と全く同じで、「勝ち組」と「負け組」が存在している訳です。

ただ、恐竜が植物食恐竜を生み出さなければ絶滅していたように、人間社会でも負け組の人間が必ず存在しなければ、勝ち組の人間が生き残れない訳なので、負け組の人間が発生してしまうのは避けられない運命な訳です。

 

資本主義のルール自体が自然界の食物連鎖の流れとほぼ同じなので、資本主義を潰さない限りは負け組や不幸な人は確実に生まれるでしょうね。

しかし、共産主義のように革命家グループが王族の玉座に座り、一部の富を独占して知識層や努力家の財産や英知を「国家の物」とするような政策を行ったとしても、ソ連が崩壊したように100年も続かない社会制度になる訳です。

 

カール・マルクスは成熟した資本主義はプロレタリアート(労働者)によって市民革命が起こり、破壊されて、共産主義体制に移行すると『資本論』で唱えました。

その意向に従って実際にロシア革命を引き起こしたのがレーニンな訳ですが、彼が破壊した社会体制は「封建主義」と「王政」の廃止だった訳なので、結果的には資本主義を経験しないまま共産主義に移行してしまった訳です。

ソ連や中国の結果が社会制度の崩壊だったので、共産主義とマルクスは悪役のように語られていますが、マルクスが予言する共産主義体制が実現することは近いとは思ってます。

 

私には政府や経団連が言うようにほぼ全ての産業が「人手不足」だと感じないし、最低賃金についても「生活が行えるギリギリの金額」に達していないように思うんです。

だから、意図的に就職しないニートなる存在も居る訳だし、希望職に就くまで就職浪人し続ける無職も居るんだと思うんですよね。

ただ、そういった人種が「努力不足」の結果にそうなってしまっているのか? というと、そうじゃない気がします。

約30年前は高速道路の料金所だとか工場のライン工だとか銀行の受付窓口や駅の改札口の駅員なんかが用意されてきて、ほぼ全ての職業が「正社員」扱いでした。

しかし、最近は技術革新がIT化によって進み過ぎたせいで、それらの仕事は完全に淘汰されたか非正規化の結果を招く事になった訳です。

約30年前はコミュニケーション能力がない人や数学の出来ない人でさえもそういう単純作業やルーチンワークの正社員をやれてきた現実があるけど、今は機械が楽な仕事や安定した仕事の雇用を奪い過ぎたせいで、理想と現実の間で職業のギャップが生まれているんだと思う。

そうした”歪み”の果てから生まれたのが無職やニートのような存在だと思ってます。

「ニートや無職を殺せ!」と言う過激な人たちもネットに存在しますが、AmazonやGoogleなどの超巨大なIT企業が招いた「超デフレ化」も原因なんだと思います。

AmazonやGoogleの行ったサービスというのは、消費者目線から見れば「消費格差」は解消させましたが、低賃金の競争を過激化させて「賃金格差」を生み出して、商品価格やサービスの価値という物を無価値に近い状態にまでさせた訳です。

 

もしも、漫画やアニメ、音楽などがインターネットの月額サービスとかで見れない状態にあったり、Amazonの全ての商品が割引の利かない商品と新品しかない市場であった場合には、ニートや無職という者の数はもっと減っているでしょう。

それどころか客全体が商品やサービスには妥当な金額を支払う事が当たり前という意識と感覚を持つ訳なので、ケチな客も減るだろうし、お金を使わない客の数も減るでしょうね。

商品価格やサービス価格が底上げされた場合は客と直接交渉する産業や業界、業者の賃金が底上げされる訳なので、結果的には消費循環というものが起こり、中間層グループの間で経済循環が始まる訳です。

 

結局は、今の労働や経済に問題がある点は低学歴や誰でも応募出来る仕事の最低賃金のレースが過激化する一方で、消費市場では無料や超低価格の感覚が当たり前になり過ぎてる事なんじゃないかと思います。

 

まぁ、大多数の貧民層が活動するショッピングやサービスの使用料金が底上げされたら餓死するニートや高齢者も現れるかもしれませんが、その形態が自然界における食物連鎖の形に倣ってる気がします。

結局は、今の資本主義経済で過労死したり自殺しているのは労働者ばかりで、ニートだとか高齢者だとか一方的に消費することだけしかしない層は商品価格とサービスの使用料金が安過ぎるので餓死することはありませんからね。

強制的にインフレ化した場合はニートや無職はゆっくりと職探しをする暇がなくなる訳だし、最低賃金の底上げがされ始める訳なので、客と直接交渉する産業や業界の労働は若干楽になっていくと思います。

インフレ化した場合は客の回転率が下がるので、一人頭にかかる仕事の負担量は軽減する上に賃金が底上げされる訳ですからね。

高齢者の場合は金を持たない高齢者は餓死するか生活保護の世話になるしかありませんが、強制的にインフレ化した社会では若者や無職の雇用は流動化する訳だし、ブラック企業の数は減る訳なので、強制的にインフレ化した方が幸せな社会でしょうね。

 

AmazonやGoogleのやってるデジタルサービスが悪い訳じゃありませんが、「超デフレ化」を引き起こした元凶だとは思っています。

 

まぁ、今の時代のグローバル企業やIT企業が早いスパンで大儲け出来てる理由っていうのは、全世界の少額金額しか使用しない人口母数からお金をかき集めてる訳だから、大儲け出来てる訳ですが、経済人口が減っていったパターンは、そのビジネススタイルが成功しなくなる訳です。

中国やインドは人口爆発していますが、その全ての人口が経済人口とは限らないし、金融や精神的財産を商売する業界や産業に中国やインドが入る頃には中国やインドも経済停滞状態が始まると思います。

もっとも、アメリカや日本やヨーロッパの経済がそれまで持ってないと思うので、資本主義が続くのかどうかは分かりませんけどね。

 

成熟した先進国の企業がお金をかき集める方法はかつては高額な消費金額を使用する富裕層に向けて商売する製造業だとか金融業とかでした。

現代の場合はIT企業やグローバル企業が全世界の経済人口を対象にして少額金額しか使用しない全経済層からお金をかき集めているので、経済成長率の伸びがかなり速いと感じるだけです。

しかし、IT企業だとかグローバル企業のビジネススタイルのやり方はいつまでも通用しないでしょう。

確実に消費者の”飽き”が始まるだろうし、精神的財産の貯蓄と消費も底を尽きると思うので、精神的財産も売れなくなってくるとは思います。

そうなった場合にはいよいよ経済が全く動かない時代に突入していく事になるとは思います。

 

まぁ、その頃に入ると、ロボットや人工知能が労働してるかもしれないし、娯楽のトレンドはVRやドローンになってるかもしれないし、自動運転車なども始まってるかもしれませんけどね。

ただ、ロボットや人工知能を導入したところで新しい雇用という物は発生しないだろうし、技術革新で新しく生まれるアイテムの大半が過去の製品の焼き直しやアップグレードに過ぎないので、すぐに飽きられるかと思います。

 

まぁ、ロボットや人工知能が労働現場に投入された場合は貧困層だとか無職が存在しない社会でも経済を回せたり生活が不自由しない可能性も高いでしょうね。

コンピューターやスマートフォンの事例を見てると、ああいうのが労働現場に投入された事で出版業界やテレビ業界のニーズは消失したし、娯楽や芸術に傾倒するだけの人間も世の中で必要とされなくなった。

単純作業やルーチンワーク、デスクワークのような形態の物も非正規労働者とコンピューター、スマートフォンがあれば現場を回す事も可能になっていった。

ロボットや人工知能が出現した場合は確実に単純作業やルーチンワーク、デスクワークという労働現場に人間が配置されないのが普通になるでしょうね。

それどころか不人気職業の介護や運送、接客、営業なんかでさえも非正規労働者が一般的になっていくとは思います。

 

私の予想としては、今後の資本主義国家の未来としては、「ほぼ全ての労働者は正社員でなくなる」事になるかと思います。

ロボットや人工知能がどれだけ進化していくのかは分かりませんが、設計や経営、政治、手術などの現場以外で人間の労働者が必要とされる時代じゃなくなっていくと思うんですよね。

 

今の時代の経営者や政治家が負け組に該当する人間を「努力不足」だとか「怠け者」と言い切れてしまうのは、そういった目前の未来予測が見えてるからだと思います。

1970年代頃までは冷戦や共産主義の存在があったので、頻繁に海外市場に介入したり、外国人労働者を確保するのは不可能だったので、自国の労働者に頭を下げるしかなかった訳ですが、今の労働は大抵のルーチンワークは機械が担当するし、低賃金労働は外国人や海外企業が行うので楽観的に考えているんだと思います。

経営者や政治家ほど楽観的に考えてる場合の人も多い気がします。

仮にロボットや人工知能を労働者に仕立て上げる事が不可能だったとしても、”移民”という存在が身近にある訳なので、母国の若者や労働者がどうなろうがどうでもいい、という考えをしているのがグローバリストの政治家や経営者連中だとは思います。

 

まぁ、労働者や学生の大半は移民だけじゃなくて、ロボットや人工知能とも最低賃金を巡る競争を強いられていく事になる訳なので、資本主義を維持し続けたいと願う人種は経営者や一部の政治家ぐらいしか居なくなると私は思いますけどね。

 

まぁ、労働面については自国の若者や労働者が使い物にならないと経営者や政府が判断したとしても、移民やロボット、人工知能などが控えているので自国の貧困層を「怠け者」とか「努力不足」だと言い切れるんだと思います。

つまり、労働力の確保については、未来予測が簡単に出来るので「安心感」が政治家や経営者、企業にあるんだと思います。

 

ただ、問題は消費面の方でしょうね。労働者の約95%以上は消費者にも該当する訳なので、労働者が労働出来なかったり最低賃金を強いられ続けた場合には消費市場が縮小していく形になる訳です。

日本においてはビールや自動車が消費されなくなってきていますが、若者の最低賃金が蔓延し過ぎている事と若者の無職が増え過ぎて消費が追い着かなくなってるんだと思います。

約62人の大金持ちが約36億人分の買い物や消費を行えば、企業や投資家などにとっては利益が発生する訳ですが、その62人の大金持ちが行える買い物の限度は限られている訳だし、彼ら自身は「蓄財」が趣味な訳なので、お金が市場に流れる事は永遠にないでしょう。

例の62人や世界的大企業がお金を世界に回さない理由は簡単です。

資産が多ければ多いほど、株や不動産投資などで不労所得を獲得する確率が高くなる訳だし、先進国の銀行に金を預けて余分な税金が搾取されるぐらいならば、財団や宗教法人にチャリティー(寄付)活動をしたり、タックスヘイブンのように後進国の銀行に預けておいた方がマシですから。

私が大金持ちの場合でも彼らと同じ行動をするでしょうね。

インターネットやパソコンが存在するまでは富裕層のお金に対する活動を一般人が知る由がなかったので、ビル・ゲイツやマイケル・ジャクソンが寄付活動やユニセフへの援助を行ってると知っても慈善活動だと思い込んだと思います。

でも、実際の有名人や企業、資産家の寄付活動だとか貧困支援というのは、大半の有名人の場合が税金逃れだろう、とは私は思っています。

あと、貯金が多ければ多いほど銀行の貯金利息が増えたり、株や投資、不動産経営での不労所得などを狙う事が出来る訳です。

だから、資本家や企業ほど世界や世間に金をばら撒く行動はしたくないんだと思います。

まぁ、資本主義がクソな理由は労働効率だとか労働環境の悪さだけじゃないですからね。お金を多く持ってる奴ほど不労所得だとか税金逃れの選択肢を数多く貰えるという裏技がある訳なので、資本主義はクソな訳です。

20世紀末まではインターネットがポピュラーな手段ではなかったので、世界を相手に個人がビジネスの取引やら株手続き、銀行への預金登録などをする事は不可能だった訳ですが、今の世界では未開の文明以外ではどこの国とでもコミュニケーションやビジネスのやり取りが出来る訳なので、お金を多く持ってる奴ほど自分にとって有利な国を選択するでしょうね。

多分、ソ連の崩壊やベルリンの壁の破壊で共産主義が衰退して、共産主義国家が資本主義市場に介入した事も大きな原因かと思います。

20世紀までは共産主義思想や左翼主義が資本主義思想や保守派への牽制と威嚇効果を発揮していた訳ですが、共産主義が悪やバカだと見られ始める21世紀になってからは資本主義一強になってしまったので、企業や資本家の主義思想に対抗出来る勢力が存在しなくなってしまった。

マネーゲームに参加する国に旧共産主義だった国家が加入して競争が激化したり、先進国の得意事業を奪われた事も先進国の中流層が貧困層に転落した理由の一つでしょうね。

そして、ITテクノロジーの進歩で頭脳で勝負する人間は芸術系だとか理数系、エンターテイナーぐらいしか世界で通用しなくて、文系やら言語学レベルでは海外流出なんかは不可能な時代になっています。

 

 

話を戻します。IT企業の行っている少額消費のみを行う経済人口からお金を集めるというビジネススタイルが通用しなくなる、と言った部分はそこです。

お金や富という物がごく一部の人間にばかり集中している訳なので、経済人口は減る訳です。

人口母数が減っていくとIT企業やグローバル企業が稼ぐ事が難しくなっていくので、IT企業やグローバル企業は将来的に儲からなくなる訳です。

 

 

まぁ、ロボットや人工知能が労働者になった場合には「給料」という物が必要なくなる訳だし、命令を与えた場合はずっと製造やサービスを行い続けてくれるかもしれないので、消費者が市場から消えたところで富裕層が困る事はないかもしれませんけどね。

ロボットや人工知能がどこまで成長するのかは知りませんが、全ての労働と仕事を彼らに無給無休で働かせればいい訳なので、ロボットを所有する企業や経営者、投資家は自分たちの生活維持だけは出来る訳です。

ただ、ロボットと人工知能が労働者の役割になった社会では人間自体が不要な産物だと知識層や経営者自身が考え始める訳なので、性行為に興味がなくなるだろうし、人口数を削る事ばかりしか考えなくなっていくでしょうね。

そうなった場合には『ターミネーター』のスカイネットのようにある程度は不要な人間を殺して地球の自然環境やバランスを維持しようとするのかもしれませんが、いずれにしても人間の数自体は減少傾向に入っていくと思います。

 

ぶっちゃっけ、人間が生きる価値というものは「労働」や「学術研究」「創作行為」ぐらいの訳ですが、現代社会では創作物や芸術文化のニーズ自体が縮小傾向に入りつつあります。

「労働」に関しても単純作業やルーチンワークはスマートフォンやパソコン、大量生産用の機械に雇用を破壊され始めてるし、移民や非正規労働者も蔓延してきてるので、労働の存在意義は損なわれ始めてるとは言えるでしょうね。

 

新自由主義やグローバル主義の発想が出てくるまでは労働者の労働意義は自分たちの労働は誰かの役や社会の役に立ってきているだとか自分のやりたい事をやっている、という感覚だったと思います。

しかし、新自由主義やグローバル主義が蔓延して非正規労働者が全体の半数近くになってくると、自分たちの労働は生活の為にやっていることだと認識し始めた訳です。

誰かを守るために労働を行う事が社会貢献であり、自分の存在意義だと労働者や経営者の多くが感じてきた訳で、日本の資本主義はそういう意識から平民達に受け入れられてきたのだと思います。

 

しかし、新自由主義やグローバル主義が誕生してからは誰かや社会を守るための労働から自分一人が餓死しない程度に生き残る為の労働に切り替わり始めてるんだと思うんですよね。

この意識の違いは巨大格差の精神部分に繋がる事だろうし、無気力社会になってしまったきっかけだと思うんだよね。

 

ロボットや人工知能が労働者の役割を担当する頃にはほぼ全ての人間が自分の存在価値は無価値だと判断するでしょうし、お金もない訳だから自殺がブームになっていくとは思います。

 

ベーシックインカムのような考え方も北欧では進められていますが、日本やアメリカの政党の大半と経営者がこの社会制度に反対しているので、実現が困難だろうな、とは思っています。

まぁ、ベーシックインカムはロボットや人工知能が労働現場に投入されていない場合での話の訳なので、ロボットや人工知能が労働現場に投入され始めた場合には実現する可能性が高まる可能性はありますけどね。

さっきも話したけど、ロボットや人工知能が労働現場に投入されると、誰でも応募できる職業全てが非正規労働者扱いになると思いますから。

補助金を発行しなければ貧困層ややる気のある無職が餓死する結果になりますから。

 

まぁ、今の社会は飲食・小売・介護・建設・営業とかは誰でも簡単に正社員になれる訳ですが、ロボットや人工知能が投入された場合はどうなるのか分かりませんからね。

誰でも応募できる職業のほぼ全てが非正規労働者になる可能性が高いし、ブラック企業の数も倍増するかもしれない。

 

まぁ、ベーシックインカムを導入しなくても食料品や衣料品、建造物、医療行為など生活に最低限必要なサービスや商品が無料か超低価格になった場合はベーシックインカムは不要かもしれませんけどね。

要はAmazonがやってるネット通販みたいに生活に必要なサービスや商品が無料に近い金額までデフレ化すれば、餓死する無職や貧困層は減る訳ですから。

 

それを実施して嫌がるのは医者だとかゼネコンだとか服屋とか飲食業かもしれませんが、ロボットや人工知能が普及すれば消費が更にデフレ化していくのは避けられない運命かと思います。

何故なら、ロボットや人工知能が提供する商品やサービスは工場で作られている製品と同じく品質の差異だとか特徴がなくなりますから、デフレにするしかなくなる訳です。

 

 

 

>格差があった方が良い。

一握りのお金持ちが裕福になる事で貧困層にもお零れが来る事を「トリクルダウン」と言いますが、21世紀型の社会では一部の富裕層にばかりお金が集中するようにもなりました。

その理由としては、「企業が設備投資や内部留保にお金を回している」だとか「金持ちが消費や投資にお金を使用しない」とか「企業や金持ちが銀行などからお金を借りない」という点があります。

前にも説明したと思いますが、今までに「世界恐慌」「バブル経済の崩壊」「オイルショック」「リーマンショック」などの世界不況や日本不況のイベントがあったので、お金を貯蓄した方が余計な体力を使わずに済むと考えている富裕層や賢者が多いんだと思います。

20世紀の頃は資本主義の失敗事例というのは、「世界恐慌」や「オイルショック」ぐらいしかなくて回復も急速だった訳ですが、金融だとかITだとか精神的・思想的商品を扱う産業の不況事例というのは回復するのが難しいぐらい致命的な経済ダメージが大きかったんだとは思います。

アベノミクスの最終目標は「トリクルダウン」と「中流層の復活」の訳ですが、企業やトップ層が頑なにお金を紐付けしているので、税金や人件費、銀行の利子などに回す事が困難になってきてるんだと思います。

「リーマンショック」は何が問題だったのか? と言うと、不透明な未来しか見えなくなった家庭だとか企業が爆発的に増加した事じゃないでしょうかね?

私達は定年退職するまでに固定の職業に所属して銀行や不動産からローンを組んで決まった利率を毎年払う約束になってた訳ですが、延滞料金を支払えない家庭が増え過ぎた為に銀行や不動産屋が維持する為のお金が確保出来ずに資産や株が一気に暴落していったという訳です。

自己破産していった人や世帯が想像以上に多くてその対処も追い着かなくなったので、不動産屋や銀行がローンの利子を徴収するのが困難になった訳です。

この不況イベントが起きてからは新居をローンで組んで購入したり、自動車の新車をローンで支払う事が難しくなり、銀行の審査も厳しくなっていきました。

アメリカでは底辺層や貧困層でも家や車をローン払いで買う事が出来たし、審査自体も緩かったようですからね。

Wikipediaによれば、「世界不況」並の経済危機とか言われてるようです。

 

まぁ、「リーマンショック」が起こらなければ、企業も個人もローンやお金を借りる文化、クレジット払いというのは普通だったと思います。

ただ、派遣や非正規雇用の問題は日本だけじゃなくて、世界全土で起きてる訳だし、ブラック企業が存在しない国家では失業率が高かったり最低賃金の下限が決められていなかったりするので、雇用情勢の悪化なんかもローン支払いが難しくなってきた要因かとは思います。

 

NHKの番組では62人のお金持ちの総資産が36億人分の下流層の全資産と同額としてましたが、過去の時代の大富豪に比べると、その例の62人の大金持ちが本当に裕福かどうかは分からないところはあります。

というのも、資源や土地の価格自体が全世界規模で値上がりしている部分もあるような気がします。

20世紀前半の頃は資源や土地が豊富で開拓状態だった訳ですが、文明が未開あるいは発展途上の地域というのは、現代では殆ど無くなった訳ですし、必要な資源や食糧というのも圧倒的に不足し始めてるとは思います。

石油の場合は20世紀に予測されてたような石油不足には陥りませんでしたが、世界の総人口数が増えていて、経済的な人口規模も拡大している訳なので、資源や土地の物資に関する問題は足りてないとは思いますね。

まぁ、例の62人の大金持ちが物理的にも精神的にも裕福であるのなら、マイケル・ジャクソンやビル・ゲイツのようなチャリティー活動だとか寄付なんかもするんじゃないでしょうかね?

でも、現代でそういった活動を行っている著名人というのは、マーク・ザッカーバーグぐらいしか聞かないので、金持ちや大企業自体も将来的な余裕だとか物資的な余裕はなくなってきてるんだとは思います。

 

マイケル・ジャクソンなどが良い時代に生まれてきたと言うと、怒る人も居るのかもしれませんが、20世紀のアーティストや著名人ほどチャリティーやボランティア、寄付に積極的だったのは精神的にも物理的にも将来的にも余裕があったからだと思うんですよね。

あとはマイケル・ジャクソンだとかそういう人は貧困層出身の勉学が得意な方じゃない人だった訳ですが、大成功を収めていった訳です。

しかし、21世紀の現代においてはマイケルのような勉強が出来なかったり、出身が裕福な土地じゃない有名なアーティストはジャスティン・ビーバーだとかエミネムなど指で数えられるような人ぐらいしか居ませんしね。

 

お勉強が出来なかったり、出身地が裕福な土地でなかったりする場合にも「アメリカン・ドリーム」という事で一芸や特筆すべき才能がある人が成功者になるケースは20世紀によく見られましたが、21世紀に入ってからはそういう人の数はごく一部になってきています。

今の時代で金持ちになろうと思ったら、数学やITが得意な人間か親が金持ちでない人間ぐらいしか金持ちになれなくなってきている社会のようには思います。

 

経営者や政治家の多くが語る「努力」という話も結局はITや数学、プログラミング、英語の話であって、それぞれのベクトルや才能に対する「努力」の意味ではなくなってきていますからね。

 

金持ちの特徴が変化してきて、金持ちも将来的な余裕というものがなくなってきたから、現代の金持ちはケチという印象が強まって来てるんだと思います。

20世紀の頃は金銭感覚のないスラム街出身の低学歴が芸術や音楽や文学の世界で「成功者」になったパターンも多々見られたから、チャリティーやらボランティア活動にも積極的だったけど、21世紀の金持ちのパターンは20世紀とは替わってきてるようにも思います。

今の金持ちは数学や理数系の高学歴か親や祖父の代から金持ち一族というパターンが増えてきてる気がします。

そういう人達の性格に難があるから、お金の分散が機能しないのか? と言うと、そういう訳じゃないとは思います。

多分、「頭が良過ぎるからお金を使うのに対して慎重すぎる」んだと思います。

ぶっちゃっけ、マイケルだとかエミネムだとか勉強が苦手でスラム街出身だったアーティストというのは金銭感覚がブレてる部分があって、お金を使うのに羽織りがいいところはあるんですが、高学歴だとかビジネスの世界で有能な人間ほどお金を使う事に神経を費やしてるものですからね。

更にリーマンショックのような前例があった訳で、「将来的な余裕」という物は金持ちや企業に対しても与えられなくなってるので、お金に対してシビアになった人は多いんだとは思います。

リーマンショックという前例がなければ、未来にお金を消費や投資する事は躊躇しなかったと思います。

ただ、リーマンショックの影響でローンだとかクレジット払いだとかリボ払いというものが薬物やリスクのような物だと感じる人の数は増えてる訳なので、「貯金」や「タンス預金」に走る人が多いんだと思います。

 

マーク・ザッカーバーグのような事例は物凄く珍しいと思いますが、彼のような大胆な行動を取れる人っていうのは、ビル・ゲイツぐらいしか居ないような気もします。

大半の経営者やら投資家は未来不安がある訳なので、お金を使うのに対して恐怖を感じてる部分は強いと思います。

あとは物理的な資源や土地というものが枯渇し始めてる危機というものもあると思います。

石油が枯渇する事はあり得ないとは思いますが、食糧だとか水だとか土地の価格は高騰してきてる部分がありますし、新興国になった国民が爆買いしに来る事も多いですから、食糧不足になった場合に備えてお金を貯めてる人も多い気はします。

 

まぁ、食糧危機は確実に起こると思いますけどね。中国やインドのような国が経済発展していくと同時に更に人口が増え続ける訳ですから、水戦争や食糧戦争は起こるでしょうね。

成熟した先進国の経済成長は愚鈍化していく訳ですが、労働や社会において不要な人材が全て日本のように自殺を繰り返したり、アメリカのように犯罪や薬物を繰り返す訳じゃないとは思います。

中国やインドは人口規模がとんでもない訳なので、自殺にも犯罪にも転がらないと思います。

中国共産党自体が帝国主義的な思考をしているので、領土や資源略奪に大きく舵を切って、内部クーデターを起こさないようにはするでしょうね。

中国の歴史を見てると不況になった場合は大体は王朝の滅亡と異民族の侵入で何度も繰り返してる気がするので、外国に戦争を仕掛けない限りはどの道は内部でクーデターなどを起こされる事になると思います。

 

まぁ、中国が戦争を仕掛けてくれたら都合の良い部分はあります。

万が一、中国が敗北した場合はパキスタン問題のようにシリア難民やイスラム系難民、ウイグル、チベット民に中国の土地を切り分ける事が可能になるでしょうし、中国を分散化して国力を弱める事が出来る。

賠償金で経済が救われる国も多いとは思うので、本音では中国に戦争して欲しいと思ってる国は多い気がします。

いずれにしても、中国やインドがこれ以上経済成長すれば人口爆発も更に加速する訳なので、食糧や水を巡る戦争にはなると思います。

日本やアメリカはサラリーマンになれなかった人間が自殺や犯罪や薬物に手を出して自滅するケースが多い訳なのですが、中国の場合は中国史を振り返ると王朝に対するクーデターなどで滅亡しているパターンが多いので、国家に牙を剥く国民は多い気がします。

そもそも共産主義だったソ連でさえも末期は暴力的な手段で崩壊させられている訳なので、穏便な形で中国共産党が終わる事はないと思います。

 

まぁ、日本とアメリカの経営者や政治家ほど「努力した上で更に過激な競争社会を行って、その中で生き残る人間が居ればいい」という考え方の訳なんですが、その競争社会の末に生き残る民族が自国民とは限らない訳なんですけどね。

ヨーロッパにしろアメリカにしろ上流層は白人だらけらしいですが、下流層やら中流層は有色人種に切り替わり始めてその数の方が圧倒的に多いようです。

白人が本当に優秀であれば上流層の立ち位置に居続けられるでしょうけど、2代目・3代目が優秀だとは限りませんし、有事が起こった際には数の暴力から言えば、有色人種や黒人などの数の方が圧倒的なので、白人社会が維持し続けられるかどうかは分からないでしょうね。

日本に関しても全く同じで、「努力した者のみが競争社会で生き残ればいい」という考え方であるのならば、中国人やら韓国人がその中に居ても良いという理論にもなる訳です。

移民や外国人を導入しなければ日本人同士で競争する社会の訳ですが、本当に日本人同士で競争する社会のままになるでしょうかね?

企業間の競争に関して言うと、外資系企業と熾烈な競争をしている状態ですし、外国人労働者の数も数十年前に比べると増えてきてます。

下流職業ほど人手不足なので、外国人が寄り集まって来るのはしょうがないかもしれませんが、上流職業は外国人が就職していないとは断言出来ない訳で、上流職業にも外国人は結構就職していたりもします。

大体、”努力”だとか”競争”なんて物はトレンドと同じで目標値は固定化されてないと思います。

例えば、沸点を100度以上にした場合には液体は気体に気化する訳ですが、人間社会における競争だとか成果の到達点なんていう物はハードルがどんどん底上げされていく訳なので、いつまで経ってもゴールの先なんか見えないでしょう。

だから、高学歴だとか安定志向の若者ほどゴールだとか成果が固定化されている公務員だとかインフラ業に就職する事に頓着してるんだと思います。

生活インフラと公務員は労働成果の基準が変動する事はないし、採用されるまでの流れやルールというものも十年間は変化する事はありませんからね。

一方の民間企業というのは、学歴も職歴もハードルが底上げされ続ける一方な訳だし、誰でも応募出来る職業ほど低賃金+年休100日未満というのが当たり前過ぎる訳です。

だから、勉強の苦手な若者はニートや無職、非正規という選択肢を選ぶしかなくなる。

正社員は必ずしも「勝ち組」じゃありませんしね。

低賃金+年休100日未満+ボーナス・退職金なしなんていう正社員求人もゴロゴロある訳なので、非正規の方がマシな場合も多々あります。

 

 

 

対戦相手がロボットであれば、国内にも企業利益は分散されるかもしれませんが、外国人が対戦相手だった場合は彼等が儲けた給料は日本社会に果たして還元するんでしょうかね?

日本で活動している外資系企業も全く同じな訳で、外資系企業にいくら貢いだところで彼等が社会貢献だとか利益を社会に還元する事はないと思います。

それがグローバリズムだとか新自由主義ってところだと思います。

恩義だとか借りのような物を母国だとか社会に還元するという発想がグローバリストだとか外資系企業には薄いんです。

特にIT企業ほど社会だとか経済循環のような物は特に意識してないと思います。

進歩し過ぎた科学技術もバランスだとか循環というものはあまり意識してないと思います。

Iotや技術的特異点の話題を語る人はいつも工学者や科学者ばかりで、法律的な視点だとか福祉的な観点から講演しているケースは少ない気はします。

技術が実用化していない段階で法律整備や社会福祉政策を考えるのはおかしいのかもしれないけど、インターネットやスマートフォンやネット通販の事例を見てると、新技術は雇用や労働が更に悪化して、少子化が加速するのは目に見えてるような気がします。

 

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