名作ゲーム感想02:ロックマン

amiiboの記事で紹介したと思いますが、ゲームシリーズ全体を振り返ろうと思います。

 

>ロックマンとは?

1987年にカプコンがファミリーコンピューター向けに販売したゲームソフトです。産みの親は稲船氏とされていますが、企画自体は稲船氏が入社した時点で出来ていたらしい。

 

>ロックマンの開発経緯

当初の企画は『鉄腕アトム』のゲーム化作品の予定だったそうです。

しかし、手塚プロに拒否された事からオリジナルゲームを製作せざるを得なくなり、設定や世界観、キャラクターがロボットという部分はそのまま流用して、『ロックマン』になっていったそうです。

企画当初の予定が漫画やアニメを原作とするパターンはよくあるようで、『ドンキーコング』のマリオも当初はポパイを主人公とするゲームの予定でした。

特殊武器を取得する事で身体の色が変わる事から企画名は『七色戦士 レインボーキッド』とか『レインボーマン』とされてたようです。

アメリカや英語圏で『メガマン』とされているのは、『ロックマン』だと語呂が悪いという理由からだそうです。

ゲームのコンセプトは『スーパーマリオブラザーズ』と『魔界村』が元になっているようで、『悪魔城ドラキュラ』をプレイした時の部分もゲームに盛り込まれたとかいう話がありますね。

ゲームのストーリー自体は極めてシンプルで、悪の科学者が設計したロボット軍団をお手伝いロボットだったロックマンが戦闘用に改造されて倒しに行くという話です。

話とか世界観とか設定やキャラの立ち位置がまんま『鉄腕アトム』なので、今の時代にこういうゲームを作ったら、著作権の面で訴えられそうな気がしますけどね。

おそらく、マリオの鼻のモデルになったと思われる『火の鳥』の猿田彦やロックマンの元ネタであるアトムは今の若い子供達や世界の人にあんまり知られていない訳ですが、元ネタをアレンジして生まれたマリオやらロックマンが世界的に知名度と人気のあるキャラクターになったのは、なんとも皮肉な話な気もします。

現在では手塚治虫が作った作品やキャラクターが日本の若い世代にすら知られる機会は殆ど無くて、手塚の作品やキャラクターを真似たと思われるゲームキャラクターや手塚の弟子だった石ノ森章太郎や藤子不二雄のキャラクターの方が世界的に有名になった事については、天国の手塚がどう思っているのか知りたい部分ではある。

 

ロックマンが元お手伝いロボットだったという部分も『鉄腕アトム』からの引用だと思う。アトムも元々は戦闘用に開発されたロボットではなかったので。

ちなみに2003年にリメイクされた『鉄腕アトム』はロックマンからのパロディやオマージュ部分が多い。

 

>ロックマンシリーズ

ファミコンソフトでは本編だけで6作品も発売されたが、後期にはパターンやらゲームシステムがマンネリ化してきた上に外注に投げてたので、評判は良くない。

スーパーファミコンが販売されてからは『ロックマン』の100年後の世界である『ロックマンX』シリーズがスタートし、本編は『7』と『ロックマン&フォルテ』が発売された。

ゲームボーイはパラレルワールドといった感じになっていて、本編の正史と噛み合わない部分も多い。『ロックマンワールド2』で未来のロックマンがワイリーに改造されてボスになるが、パラレルワールドと解釈しているファンも多い。

プレイステーション1に入ってからは『ロックマン』も『X』も本編作品が任天堂からソニーに移る。このゲーム機種で『ロックマンX』の世界から10000年後の『ロックマンDASH』シリーズがスタートする。

ゲームボーイアドバンスに入ると、『ロックマンX』から1000年後の世界の『ロックマンゼロ』シリーズがスタートして、このシリーズは一応完結している。

これの続編が『流星のロックマン』やら『ロックマンゼクス』だった気がするが、記憶が定かじゃない。

ここまでの歴史がロックマン世界でロボット工学が発展した場合の歴史になる。

電子工学が発展した世界のルートだと、『ロックマンエグゼ』の世界に入る事になる。元祖『ロックマン』の歴史的に関わりがないのは『ロックマンエグゼ』になる。

『ロックマンエグゼ』はゲームボーイアドバンスでシリーズ展開してテレビ東京でアニメ化までされた。

なので、ロックマンシリーズで一番知名度が高いのは『エグゼ』かもしれない。

元祖『ロックマン』もアメリカで『メガマン』としてアニメ化されたが、アメコミアレンジされたオリジナルストーリー路線になっているので、アメリカ本国でも賛否両論ある。

 

ユーモアたっぷりで可愛らしい『ロックマン』の世界だが、殆どのロックマンは生死不明になっていたり、破壊されたりして、バッドエンドを迎えている事が多い。

『ロックマン』の世界そのものも人間が絶滅して、人間とロボットのハイブリッド体の融合生命体のような生命が生きている世界が最終史になっているので、ビターエンドの部類にしかなっていない。

 

 

>ロックマンのゲームシステム

基本的には敵のボスロボットを破壊して、ボスロボットの武器をラーニングして、弱点のあるボスロボットにラーニングした武器を使用して攻略していくアクションゲームになっている。

『ロックマンエグゼ』は『ポケモン』やら『メダロット』の影響を色濃く受けていて、アクションゲームと呼べるかどうかは微妙なところだと思う。

『ロックマン4』辺りまでは人気があったが、『ロックマン5』辺りからマンネリ化し始めて外注にソフト開発を頼む形になっていったので、自然に人気が廃れていった。

マンネリ化し始めた頃に『ロックマンX』だとか『ロックマンゼロ』のような新シリーズを始めるが、少子高齢化や人材派遣問題などの社会問題と絡んでゲームソフトが売れていく事は減っていった。

ゲームのプレイ時間が短過ぎる事も欠点の一つで、特殊武器を使用した上でマップの構造を把握していた場合は1本辺り、10時間もかからないプレイ時間数になってしまうので、飽き易いゲームだった。

ちなみに『ロックマン1』はパスワード機能さえなく、アーケードゲーム導入予定だった為かポイント制だったりするが、そのポイント制が活かされる事はなかった。

例えば、同じアクションゲームの『スーパーマリオブラザーズ』などは20時間ぐらいはプレイ時間がかかる事も普通だが、『ロックマン』の場合はステージ面が短い上に特殊武器を上手く使用すると、時間短縮が図れるので、10時間どころか5時間もかからない時間でクリア出来てしまう訳なので、後期ぐらいからは人気はなくなっていった。

新シリーズが始まると一時的に人気は戻るが、基本的にシステム自体は元祖と変わらないので、すぐに飽きられていった。

元祖よりも長くシリーズが続いた『X』シリーズもX5ぐらいから予算が尽き始めて、X7ではゲームジャンル自体が迷走するようになっていった。『X8』になる頃には持ち直したが、既に時が遅く、稲船氏はカプコンを退社していた上に少子高齢化や非正規雇用の爆発的な増加などの社会的な要因と相まって、ロックマンシリーズの続編自体が作られる事はなかった。

 

>復活したロックマンブランド

2013年に『大乱闘スマッシュブラザーズfor WiiU/3DS』でプレイアブルキャラクターとして、カプコンからのゲスト出演という形で登場した事で世界中で話題になった。

その時のゲストキャラクターは『ロックマン』のロックマン。

この時の登場で若い人や子供達からの知名度と人気も上がった。

スマブラ登場以後はバーチャルコンソールで『ロックマンエグゼ』シリーズ、『ロックマン7』、『ロックマンX3』などが配信された。ゲームアーカイブスでは『ロックマンX4』以降のシリーズ作品(X7を除く)、『ロックマン8』『ロックマン バトル&チェイス』などが配信された。

新作としてはアメリカで3DCGアニメが制作中という情報しか分かっておらず、ゲーム作品では新作は発売されていない。

『ロックマン』の育ての親でもある稲船氏は『Mighty No.9』というインディーズゲームをマルチタイトルで発売したが、発売後に話題になる事はなかった。

 

 

>ロックマンの思い出

多分、30代や20代にとってのヒーローだと思います。スーパーファミコン世代以降の人にとってはエックスやロックマンゼロが印象的じゃないか、とは思います。

今思うと、『鉄腕アトム』の二番煎じって感じはしますが、幼少期の頃は全くの別物として見ていましたね。

まぁ、開発企画当初がアトムのゲーム化と聞かされるまではアトム的な要素が散りばめられてた事は気付きませんでした。

ちなみに手塚治虫の育った土地が大阪府で、カプコン本社が大阪府なので、その土地的な近さからアトムのゲーム化企画がカプコンから持ち込まれていたのかもしれません。

1980年代はゲーム文化が黎明期の時代で、マリオやパックマンは知名度や人気があったもののキャラクター的な人気では、漫画やアニメ作品には及びませんでした。

1980年代のキャラクター的なシンボルや特徴は漫画やアニメジャンルの方が強力で、当時としては手塚治虫も存命だった訳なので、『鉄腕アトム』の国民的な知名度と人気は圧倒的でした。

まぁ、現代で国民的な創作物とキャラクターを挙げろと言われると、『ポケモン』『マリオ』『ハローキティ』『ドラえもん』『ドラゴンボール』『ガンダム』『となりのトトロ』などと言った具合になってしまうので、手塚治虫作品や手塚キャラクターが入り込む余地はないかもしれません。

しかし、1980年代当時はゲーム文化やガンダム、ドラゴンボールなどが新米だった頃なので、手塚治虫作品の殆どが国民的作品と言った認知度でした。

そういった時代だったので、手塚作品のゲーム化企画などは色々なゲーム企業からオファーがあったようです。

まぁ、1980年代のキャラゲーを見てみると、藤子不二雄、手塚治虫、水木しげる・・・・と言った重鎮や大御所の漫画作品が並んでますが、現代で彼等の作品のゲーム化作品が作られる事例は『ドラえもん』ぐらいしかないでしょうね。

なので、現代の価値観で言うと、大御所漫画家の漫画作品は国民的人気作品と呼べなくなってるかもしれません。

 

『鉄腕アトム』の原作内でもアトムが戦闘するシーンは結構あったりしますが、教訓的な話が多いので、過激な暴力シーンや戦闘シーンは控え目な方でした。

2003年のリメイクアニメだと、『ロックマン』からの逆輸入パロディやオマージュが多かったせいか、戦闘シーンがかなり多めでしたが、それ以前のアニメや漫画でアトムが戦闘するシーンはあんまり多く無かったですね。

巨大ロボット以外のロボットが戦闘する創作物というジャンル自体が珍しかったので、『ロックマン』のようにひたすら戦闘し続けるロボットの創作物というのは、当時としては新鮮だったんじゃないか、とは思います。

戦闘し続けると言っても、メディアミックス作品やリメイク作品などでは苦悩するシーンなんかも多いので、日本人が理想とする戦闘用ロボットの創作物だったんじゃないかな、とは思いますね。

まぁ、『鉄腕アトム』が元ネタではあるけれども、アトム自身が人工知能を搭載したロボットと激しく戦闘するシーンや場面はあんまり無かったので、そういうのに物足りない人にとっては、『ロックマン』は嬉しいロボット創作物だったんじゃないかな、とは思いますね。

原作のアトムの敵は自然災害やら人身事故、ロボットに敵対する人間といった場合が多くて、人工知能を搭載した自我を持つロボットとの対決はそんなに多くありませんでしたからね。

 

『ロックマン』はストーリーそのものはシンプルですが、シリーズ化していく度に設定やらストーリーが複雑化していって、SF小説並の問題提起だとか人工知能に対する警鐘を鳴らすシーンなんかが増えていった気がします。

まぁ、シリーズ化していく毎にアイザック・アシモフのSF小説のように、シリアスでハードボイルドな世界観と設定、ストーリーになっていきますね。

最終的には『ロックマン』世界の人類は絶滅して、ロボットと融合したハイブリッドな生命体になる訳なんですが、その設定がハッピーかバッドなのかは視聴者の感性次第な感じもします。

 

ロボットと人類が融合した生命になるというSF小説は幾つもあるのかもしれませんが、パッと思い浮かぶのは『ロックマンDASH』な気がします。

 

>ロックマン世界の元凶?

ワイリーと言われています。ワイリーは悪の科学者で、ライト博士への嫉妬心から世界征服を企みますが、『ロックマン8』で手に入れた宇宙空間の悪のエネルギーを使ってから世界への影響力がエスカレートしていった感じはします。

まぁ、ワイリーの残した因子というのは、その後の『ロックマンX』や『ロックマンゼロ』での災厄にも繋がっていく訳ですが、『ロックマンDASH』で人間とロボットの調和がお互いの種の融合という形で終わってる訳なので、ある意味で世界の救世主だったと呼べるかもしれないです。

 

 

 

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