「この時を待ちわびたぞ・・・・・・さぁ、乱闘に絶望を贈ってやろう」(スマブラSP)
「私は・・・・思い出にはならないさ」(FF7AC)
「星に還るがいい」
「来るがいい」
「その痛みで私を思い出せ」
「何を悲しんでいる?」
「クックック・・・・」
「クラウドは何をしている?」(キングダムハーツ)
「ほぅ・・・・変わった剣を持っているな」
「なるほど。それがキーブレードか」
「お前を倒したらどうなるか。確かめたくてな」
「ふん、クラウドが言ったのか」
「さぁ。闇を求めているのはあいつだ」
「なるほど。私に会いたいということか」
「クラウドには伝えたか?」
「クラウド―――闇を捨て去る気などないくせに―――」
「過去を捨てる気などないくせに―――」
「笑止。私を倒しても無意味なことはお前が一番よく知っている」
「お前の闇が私を呼ぶ。何度倒しても同じだ」
「無駄だ。こいつは闇を捨てられない」
「お前が言う 光とやらの力を!」
「お前に光は似合わない」
「やはり私を完全に消し去ることが出来るのは奴だけのようだ」
「笑いながら消えろ」(ディシディア +デュオデシム)
「すべては”幻”かもしれないぞ」
「コピーか。それとも・・・・」
「お前の星は”幻”だ」
「ヒーロー(”英雄”)は来ないようだな」
「”孤独”と”孤高”は違う」
「何も知らぬ裏切り者よ」
「オリジナルは一人でいい」
「獣には何も分かるまい」
「過去も未来も存在しない」
「いい子だ。帰ってきたな。私のもとへ」
「絶望に耐えかね、私にすがりに来たのだろう?」
「楽になれ クラウド―――」
「お前は希望という病に蝕まれている」
「中途半端な望みがこの苦痛の世界を産んだ」
「それがお前の望みなら、痛みに溺れろ」
「お前など どこにも存在しない」
「だが、心には私の影が焼き付いている」
「また会おう クラウド」
「お前がお前である限り 何度でもな―――」
「光が懐かしいか?」
「あまり近付き過ぎて、その身を焼かれぬことだ」
「追えと言われれば、素直に追ってくるのだな」
「流されまいとして 戦う理由を求めているようだが・・・・」
「ふん、お前は求めるだけで自分から見つけようとしていない」
「だから、人から与えられた理由に喜んで飛びつくのだ」
「だが、お前はどうだ?」
「自分では何も決められない。流されるだけの人形だ」
「これからも、私が理由を与えてやろう」
「お前の望むままに」
「思い出にすがるだけのお前が 何を言う」
「ふっ・・・・・受け入れろ!」
「お前を導くのは―――私だ!」
「絶望を望むのならば、贈ろうか? クラウド?」
「人形だな、お前は」
「お前の見つけた絶望でもある」
「輝きを見る度、思い出せ―――」
「私の導きで手に入れたことを」
「私は何度でもお前を導こう」
「久しぶりだな、クラウド」
「では意味さえあれば お前は誰とでも戦うのだな?」
「ふっ、まるで人形だな」
「夢など 摘み取るのは容易い」
「哀れだな。こんなものにすがり生きるとは」
「これで理由が出来ただろう? 私を追うがいい」
「『LOVELESS』か 相変わらずだな」(クライシス コア)
「毎日聞かされれば、嫌でも覚える」
「さぁ。玩具の剣は片付けろ」
「子供か? お前は」
「朽ち果てろ」
「久しぶりだな、ザックス」
「なぜ、俺では駄目なのか・・・・」
「おまえがやればいい」
「・・・・悪いが、興味がないな」
「絶望を贈ろうか?」(アドベントチルドレン+ACC)
「跪き、許しを乞う姿を見せてくれ」
「あの時の痛みを覚えているか? クラウド?」
「今 再び 忘れられぬ 痛みを 刻もう」
「お前の最も大切な物は――それを奪う喜びをくれないか?」
「久しぶりだな、クラウド・・・・」
「星痣をなくしたか。残念だ・・・・」
「星痣をなくした死者の思念。それはライフストリームとこの星を繋ぎ、やがて、星を侵食する・・・・」
「私の望みはな、クラウド。この星を船として宇宙の闇を旅することだ」
「かつて母がそうしたように―――」
「やがてわれらは新しい星に汲み出し、その地で輝ける未来を創造する」
「さぁ、お前次第だな」
「そうか・・・・・故郷か」(FF7)
「今回の任務は老朽化した魔晄炉の調査だ」
「ニブルヘイムの魔晄炉だ」
「どんな気分なんだ?」
「久しぶりの故郷なんだろ?」
「どんな気分がするものなんだ?」
「オレには故郷がないから分からないんだ・・・・」
「母の名はジェノバ。オレを生んですぐに死んだ。父は・・・・」
「オレは何を話してるんだ・・・・」
「見張りは一人でいいから お前たちも休んでおけよ」
「そうだったな・・・・家族や知り合いと会ってきてもかまわないぞ」
「神羅カンパニーの宝条。偉大な科学者の仕事を引き継いだ未熟な男だ」
「コンプレックスの塊のような男だな」
「お嬢さんを守ってやりな」
「ま、まさか・・・・・・オ、オレも・・・・」
「・・・・オレはこうして生み出されたのか?」
「オレはモンスターと同じだというのか・・・・・」
「お前も見ただろう! こいつらの中に居るのは・・・・まさしく人間だ・・・・・」
「オレは他の奴等とは違う。オレは特別な存在なんだと思っていた」
「しかし、それは・・・・・それはこんな意味じゃない」
「オレの母の名はジェノバ・・・・・ジェノバ・プロジェクト・・・・・これは偶然なのか?」
「ガスト博士・・・・どうして何も教えてくれなかった? ・・・・・どうして死んだ?」
「一人にしてくれ」
「クックック・・・・・」
「フッ・・・・・裏切り者め」
「・・・・・創り出されたのは、オレだ」
「ジェノバ・プロジェクトの責任者。天才的科学者ガスト博士がオレを作り出した」
「邪魔するな。オレは母に会いにいく」
「気にすることはない。まもなくこの娘も星を巡るエネルギーとなる」
「私はそこで新たな存在として星と一体化する。その時はその娘も・・・・」
「何を言っているのだ? お前に感情があるとでもいうのか?」
「クックック・・・・悲しむふりはやめろ」
「怒りにふるえる演技も必要ない」
「なぜなら、クラウド。お前は・・・・・」
「なぜなら、お前は・・・・・人形だ」
「もちろん 覚えているとも」(FF7R)
「我々の大切な思い出だからな」
「さて、クラウド。お前に頼みがある」
「私たちの星が消えてしまうのだ。クラウド」
「星が死ねば この艶やかに燃えるお前の故郷が消えてしまう」
「息子だけは助けてくれと懇願した 女の声」
「斬り捨てた時の感触さえ消えてしまうのだ」
「我々を繋ぐ絆の喪失は私自身の死よりも耐え難い」
「なぁ、クラウド。力を貸してくれ」
「クラウド、走るんだ」
「逃げて 生き延びて」
「いい子だ。クラウド」
「私はお前の主人なんだ」
「お前は私の一部なんだ。私の一つとなれ」
「いいぞ それでいい 私を忘れるな」
「運命に抗うな、クラウド」
「オレは選ばれし者。この星の支配者として、選ばれし存在だ!」(ラストオーダー)
「母さん。会いにきたよ」
「母さん。一緒にこの星を取り戻そうよ」
「オレ、いいこと考えたんだ。”約束の地”へ行こう、母さん」
「母さん。また奴らが来たよ。母さんは優れた能力と知識で、この星の支配者になるはずだった。けど、あいつ等が―――」
「なんの取り柄もないあいつ等が―――」
「母さんから、この星を奪ったんだよね」
「でも、もう悲しまないで。オレと一緒に行こう」
「やっと会えたね、母さん」
「裏切り者め」
「オレは選ばれし者だ。この星の支配者として選ばれし存在だ!」
「この星を。愚かなセトラの民から取り戻すため、生を受けた」
「母のためにもな」
「もう大丈夫だよ・・・・母さん」
「図に乗るな!」
「人間ごときが! 私を倒せると、思っていたのか!」
「思い知るがいい」
「母さん。オレと一緒に、”約束の地”へ」
>主な出演作品
・ファイナルファンタジーⅦ(PS1)
・ファイナルファンタジーⅦ リメイク(PS4/Steam/PS5/Xbox)
・ファイナルファンタジーⅦ AC(DVD)
・ファイナルファンタジーⅦ ACC(DVD /Blu-Ray)
・BC ファイナルファンタジーⅦ(携帯電話/ガラケー)
・CC ファイナルファンタジーⅦ(PSP)
・CC ファイナルファンタジーⅦ リユニオン(PS5/NS /Xbox /Steam)
・LO ファイナルファンタジーⅦ(DVDの特典ディスク)
・エアガイツ(PS1)
・シアトリズム FF(ニンテンドー3DS)
・ディシディア FF(PSP)
・ディシディア デュオデシム FF(PSP)
・ディシディア FF(AC)(アーケード)
・FF ブレイブエクスヴィアス(スマホ)
・キングダムハーツ1 FM(PS2)・・・・・・隠しボス
・キングダムハーツ2(PS2)
・いただきストリート(PS2、PSP)
・FF レコードキーパー(スマホ)
・パズル&ドラゴンズ(スマホ)
・モンスターストライク(スマホ)
・大乱闘 スマッシュブラザーズSP(NS)
・USJ ファイナルファンタジー XRライド(アトラクション)
・キングダムハーツHD リミックス 1.5(PS4/NS/PS3)
・キングダムハーツHD リミックス2.5(PS4/NS /PS3)
>クラウドがセフィロスとようやく離れられた数少ない作品一覧
・ファイナルファンタジー タクティクス・・・・・・・PS1
・FF7 G-BIKE・・・・・・スマホアプリ、サービス終了済み
・大乱闘 スマッシュブラザーズ for 3DS/WiiU・・・・3DS/WiiU
・FF7 DC・・・・・・・・・・PS2
・KH1・・・・・・・・・・・PS2(FMじゃない版)
>色々なFF7
・ファイナルファンタジーⅦ(インターナショナル):PS1
・FF7(ゲームアーカイブス版):PSP、PS3、PS Vita
・FF7(デジタルリマスター版):NS、Xbox、Steam、Windows、スマホ、タブレット、iOS、Android、PS4、PS5
>主な関係者
・スクウェア・エニックス・・・・・・・版権元。
・野村哲也・・・・・・・・・・・・キャラクターデザイン
・佐々木小次郎・・・・・・江戸時代の剣客。元ネタ、モチーフとされた人物。
・阪口博信・・・・・・ディレクター。かつてのスクウェア社の社長。
>セフィロスとは?
スクウェア・エニックスの代表作の一つである『ファイナルファンタジーⅦ』における人気キャラクターで、ラスボスで、主人公のライバル的なポジションにあたる人物。初登場年は1997年のPS1用ソフトの『ファイナルファンタジーⅦ』。当時の攻略本やファミ通などではクラウドたちの最後の仲間になる人だとかエアリスの復活バグと同じく仲間にするバグのデマ情報などが流れたが、エアリスの復活バグと違い、プログラムそのものが用意されていなかったので、カームの回想イベントのグラフィックや画像データなどを引っ張ることしか出来ず、イベント的な物が発生する訳でもなければ、ステータスの調整などを行うことも出来なかった。
リメイクソフトでは別次元のセフィロスが仲間になるルートが存在するなどの噂が流れているが、真偽は不明。漫画やアニメ、ゲームを含めて主人公のライバルキャラが一時的に仲間あるいは永続的に仲間になる作品は数多いが、セフィロスがクラウドと共に行動したり仲間になることがあった作品は『ディシディア デュオデシム』の前半パートしか存在しない。
ゲーム史においてはクッパと並ぶゲームの名悪役としてギネスブックに記録される事もあったそうで、単発作品のキャラクターであるにも関わらず、2002年の『キングダムハーツ』の客演以降は様々な作品にコラボ出演したりお祭り的なオールスターゲームで存在感を醸し出したり正義のキャラクターに倒される描写などが一切無かったので、最強のキャラクターと思う人が多い。
ちなみに他のゲームで有名な悪役はDr.ワイリーやシグマ、Dr.エッグマン、ベガ、ウェスカーなどで指で数えられるほどの人物しかいない。
原作作品ではFFシリーズでも最も弱い部類のラスボスに属するのだが、2002年の『キングダムハーツ』以降ではクラウドを含めて正義のキャラクターなどに制裁を受けたり倒される描写が全くない為、最強の悪役だと思う人が多い。
年齢は不明だが、見た目の推定年齢はおそらく28歳か29歳かと思われる。父親は宝条博士で、母親はルクレッツィア。尊敬する人物はガスト博士だが、彼の娘であるエアリスをセフィロスに擬態したジェノバが刺殺している。
『クライシスコア』の情報によれば、一日一本以上のシャンプーとトリートメントのボトルを使い切るらしい。
原作にもあったニブルヘイム事件が起こるまでは世間で”英雄”と呼ばれる一流のソルジャーで、常識人だった。ところが、事件が起こる寸前に行動と人格が豹変してしまい、ニブルヘイムを放火した上で村人を皆殺しにする凶行に及んだ。母親を殺され、ティファを傷付けられて激昂したクラウドにバスターソードで上半身と下半身を真っ二つにされた後にライフストリームに落下して星の意識とジェノバの頭部が融合した結果に新しいセフィロスとして蘇る事になる。
その後はセフィロスの姿に擬態したジェノバがセフィロス・コピーの一体であるクラウドを古代種の神殿に誘導して黒マテリアを手に入れ、リユニオンと呼ばれる約束の地の場所でセフィロスの死体に黒マテリアを融合させて、古代ウェポンとメテオを発動させる事になった。
原作のセフィロスはセフィロス本人と言うよりはジェノバの意思で動く人形のような物で、本当のセフィロスはニブルヘイム事件でクラウドに殺されているのが真相になる。客演作品などのセフィロスの性格やクラウドへの執着ぶりは実はジェノバの意思によるもので、セフィロス本人は原作では既に死亡しているので、セフィロス本人がニブルヘイム事件の後にクラウドにどういう感情を抱いていたのかは定かではない。
客演作品のクラウドの性格や人格が物語当初の偽りの性格という話がよく流れるが、実は客演作品のセフィロス自身もセフィロス本人の性格や人格ではなく、ジェノバの性格や人格、意思だったりはする。
おそらくは野村さんも今のスクエニスタッフもユーザーからのそういう憶測やツッコミをネット上で知っているから、今回のリメイクで別次元のセフィロスを仲間にするもしくは別次元のセフィロスを召喚する予定を用意しているのかもしれない。
『FF7 リメイク』の情報を知る限りではエアリスとセフィロスだけ何度も歴史のループを体験しているような描写があるので、もしかすると、エアリスとセフィロスの運命だけはゲーム内で変わるルートが存在するのかもしれない。
>ジェノバの真相
セフィロスは原作ゲーム内で古代種の末裔がジェノバで、母親がジェノバだと信じ込んでいたが、実際には古代種を絶滅寸前に追い込んだのがジェノバであり、星そのものに災厄をもたらす惑星外のモンスターであった事がゲーム内で判明する。当のセフィロス自身はその事実を知らないままクラウドに刺殺されてライフストリームに落下したので、『FF7 リメイク』では真相を知ったセフィロスが正気に戻ってクラウドたちの仲間に加わるifルートも展開するのかもしれない。
ジェノバの目的は黒マテリアの封印を約束の地であるリユニオンで解いてメテオを発動させて星を滅ぼす事が目的だった。星を守る為に古代ウェポンが動く事にもなるのだが、クラウドたちがウェポンも倒してジェノバを倒して、エアリスが詠唱した白マテリアのホーリーを発動させてメテオを食い止めることがゲームの最終目標になっている。
>セフィロスの裏設定
髪型がエアリスなどと似ていることから初期設定はエアリスの兄などと推測される情報が当時にはあったが、結局デバッグルームやスタッフのインタビューなどでそういう情報が無かったので、真実はそうじゃないんだと思われる。セフィロスは自身を古代種だと思い込んでいたが、実際には古代種を滅ぼしそうになったのがジェノバであり、自分が最も見下していた宝条が父親だったので、皮肉な話だとは思う。
ちなみに前髪に触覚が生えているキャラクターは『FF10』だとか『キングダムハーツ』にも出てくるので、単なる偶然やキャラクターデザイナーの趣味だと思われる。
>ファイナルファンタジーⅦとは?
1997年にPS1用に発売されたスクウェア・エニックス社のテレビゲームソフトで、当時は画期的だった3Dポリゴンをふんだんに使った数GBの容量を超える超大作のゲームだった。また当時はコンビニでの予約販売が一般的ではなかったが、このソフトと『ポケモン青』の影響でコンビニでの予約販売が一般的にはなっていった。
同年のアニメは『ポケットモンスター』、ディズニー映画の場合は『ヘラクレス』。同年の作品の為か、KHシリーズでは皆勤賞であり、設定的にFFのキャラを召喚させやすかったり対戦させやすい為か、ほぼ毎回出てくる作品。同年の映画は『タイタニック』。この映画は洋画としては国内で興行収入が最も高かった。同年の連載漫画は『ONEPIECE』。
このソフトが発売されてからPS1が国内外でのゲーム機の主導シェアを獲得する事になり、Wiiに至るまで任天堂のゲーム機が世間で普及しない”冬の時代”が到来する事になった。また当時のスクウェア社の社員が当時のゲーム雑誌などで任天堂の技術力の低さをコメントしたり、エニックス社をPSゲーム陣営に引き込むスカウトなどを行った事で、当時の任天堂の社長がその事で大激怒して2002年頃までスクウェア社と任天堂との関係が修復されることはなかった。
その為、スクウェア社は携帯ゲームソフトはバンダイのワンダースワンで発売するしかなかったので、1998年から2002年ぐらいまでの時期はゲームボーイやゲームボーイカラーでスクウェア社のゲームが発売されることはなかった。
スクウェアと任天堂が不仲になった理由が「FF7の大ヒットによるもの」と誤解している人が実は多いが、実際はスクウェア社の社員などが任天堂の不評を行い、エニックス社などをPS陣営に引き込むスカウトなどを行った事が要因だとは言われている。
『FF7』は当初はニンテンドー64で1996年頃に発売される予定だったらしいが、CDーROMが3枚必要なほどの大ボリュームで、『FF6」の時点でゲームの新品価格が当時は10000円超えだった為、ゲームソフトの端末のコスト関係から光ディスクロムを規格にしているPS1の方がスクウェアにとっては理想的だったようだ。
>FF7の感想
リアルタイムで父親がやっている姿を見ていたので、とても印象深いゲームでした。当時は「ファイナルファンタジー」の名前は知っていたものの内容やキャラクターを実際に知る事になったのが『FF7』で、初プレイも”7”からだったので、印象深いゲームでしたね。その後、2002年にディズニーとコラボした「キングダムハーツ」で、このゲームのキャラクターたちがディズニーの世界に客演する事になったので、自分にとっても長い付き合いのゲームだったな、と思いますね。
セフィロスと言うと、最強で敗北のイメージの無いキャラクターですが、そのイメージが付けられたのはおそらく2002年の『キングダムハーツ』で、その後はセフィロスの負け描写が見当たらないので、キャラクターデザイナーの野村哲也さんが『キングダムハーツ』『FF7』『FF8』『FF10』などで大出世した影響や阪口博信さんが退社されたことなんかが大きいんだろうな、とは思うところはありますね。
原作ゲームにおいては回想シーンとラストバトルシーンでクラウドにズタボロに負ける描写が用意されていて、ラスボスとしても歴代FFシリーズの中でもケフカ以上に弱い部類だとは思ったので、世間が認識しているほどセフィロスに強いイメージはあんまり無いですかね。
セフィロスのあだ名に”イカ”とか”さわら”とか”ストーカー”とか”マザコン”とかありますが、”イカ”のあだ名は原作ゲームのラスボスのセーファ・セフィロスのポリゴンのグラフィックが天使と言うよりはバレリーナとかイカっぽい見た目なので、”イカ”というあだ名が付けられているようです。
”ストーカー”については、むしろ原作ゲームや『キングダムハーツ』ではクラウドの方がセフィロスを追っている感じなので、”相思相愛”って感覚もしたりはします。
”マザコン”については、ニブルヘイム事件でのジェノバへの固執とか執念の描写が物凄かったからでしょうけど、事件後のセフィロスはセフィロスの姿に擬態したジェノバそのものなので、客演作品のセフィロスや原作ゲームのセフィロスの性格や言動をセフィロスと言うのは少し間違っている気もします。
個人的には客演作品や原作ゲームでのセフィロスはセフィロスと言うよりはジェノバそのものな気はしますけどね。
ちなみにジェノバは『FF10』での”ユウナレスカ”というモンスターの末路の姿という考察がありますが、それは『FF10』のスタッフの一人が勝手にインタビューなどで『FF7』の世界は『FF10』の未来の世界と言う話を作ったことが起因しているようです。
現在は公式が否定的なニュアンスやスタンスを取っているので、『FF7』と『FF10』の世界観や歴史に繋がりはおそらくは無いでしょう。
自分としては、技術的な凄さよりもシナリオの巧さに惹かれる作品ではありました。前半は技術的なビジュアルに惹かれるユーザーが多かったでしょうが、後半のパートはシナリオだとか設定の盛り込みの巧さに舌を唸らせるユーザーが多かったんじゃないか、と思います。
今では人間的(精神的)な弱さを持った主人公がごく一般的に当たり前になりましたが、当時のゲーム作品では精神的にも肉体的にもパーフェクトな主人公がまだ一般的で、悪役やラスボスなんかも純粋悪のキャラクターはまだ多かった時代でした。その状況が崩れ始めたのがバブルが崩壊して世紀末感が漂う1990年代後半の時代で、この頃になるとSFCの作品なんかでも心に闇を抱えた主人公や悪役なんかが増え始めた感じはあります。
ただ、嘘というか、妄言癖のある主人公がRPGに出てくることだけは『FF7』が現れるまでは前例があまりなかった事態だったとは思います。
そして、その”嘘”を言っているのは、実は主人公だけではなくて、ラスボスや悪役だった人も同様だったというオチの訳です。
当の本人は消滅するまで真実を知らずに消滅したので、真相を知っているのは主人公サイドとプレイヤーだけなんですけどね。
でも、『FF7』が出てくるまで真相をラスボスが知らないまま終わるRPGって、あんまり無かったとは思います。
セフィロスのインパクトや知名度、人気が高い真の理由はその辺の部分も大きいとは思うんですよね。
普通はラスボス的なキャラクターが世界の真相とか自分の正体を知ってるものなんですが、実はラスボスが一番自分の正体を知らないって訳です。
過去にそんなRPGは無かったとは思うんですよね。
>セフィロスと関わった大物
『キングダムハーツ』シリーズに客演しているもののセフィロス・コピーの姿や見た目のコスチュームが似ているミッキーマウス(王様)との絡みや会話、出会いは一切なかった。ドナルドダックやグーフィーとはソラと同行している為、イベントシーンで一応会話している。ソラとの対面や対決は二度しているので、『スマブラSP』でのセフィロスが本人である場合はソラとの対面や対戦は三度目になる。
『スマブラSP』のPVではマリオのオーバーオールの肩紐を愛刀の正宗で突き刺して原作でのクラウドを突き刺したシーンをオマージュさせた。その後はマリオを傷付けることもなく、刀で放り投げてクラウドに迫った。
性格や生い立ちが似ているミュウツーやスネークなどとの絡みはなかったもののベヨネッタ、ゲッコウガの攻撃を正宗の一振りで弾き飛ばしている。
おそらくはベヨネッタをヴィンセント、ゲッコウガをユフィに見立てている気もする。
実はクラウドもセフィロスも『キングダムハーツ』に出演しているもののミッキーマウスと直接対面したり出会った事は一度もない。ドナルドやグーフィーとは対面や会話している。
逆に『FF8』の主人公のスコール(レオン)はミッキー(王様)とは対面・会話などは一応している。
>FF7の後世への影響
2002年頃にディズニー社とコラボした『キングダムハーツ』で原作のキャラクターたちが客演してゲームを普段しない人(ディズニーのファンなど)にも原作ゲームの知名度を上げることにも繋がった。それ以前は原作と同時代の頃に『エアガイツ』や『FF T』などで原作ゲームのキャラクターの一部が客演した。
2005年には続編の『アドベントチルドレン』が映像用作品として制作され、それを機にコンピレーション・オブ・FF7のプロジェクトがスタートして今に至る。同年には『キングダムハーツⅡ』が発売されたので、宣伝の意味も込めて、原作ゲームのキャラクターたちが再び客演した。
FFシリーズで世界で最も売れた作品が『FF7』だったこともあり、客演作品やメディア露出での機会が多い。2位が『FF8』、3位が『FF15』が世界で売れた順番らしい。
『FF7』でキャラクターデザイナーを担当した野村哲也氏は『FF8』『FF10』『FF13』などもキャラクターデザインを担当し、シナリオやディレクター作品としては『キングダムハーツ』や『ディシディア』『すばらしきこの世界』などを手掛けた。
『FF7』の成功がきっかけなのか、『キングダムハーツ』でもフード付きの黒いローブの男たちや銀髪、ツンツン頭の美少年、金髪の美少年、衣服としての機能性を感じない装飾の多いジッパーやチャック付きの服装、無駄に多いベルトの本数、クロス字の衣装、黒いロングヘアーもしくはショートヘアーの女の子などがよく出てくる。黒いローブ姿のミッキーマウスは野村氏が手掛けており、ミッキーに黒のイメージは薄かったのだが、『キングダムハーツ』シリーズではその衣装のミッキーがよく登場する。『キングダムハーツ3D』以降は闇の世界の冒険を終えた事からキーブレードマスターの衣装に衣替えをしている。
『FF』=ホストのイメージが付いたのが『FF7』からなどと言われており、キャラクターデザイン以外に世界観なども近未来風のデザインに風変わりしたので、古参のファンの間でも『FF7』以降のFFシリーズの評価は賛否両論に分かれる。
最も『FF7』をリアルタイムでプレイした世代が既に30代以上なので、当時議論していた世代が50代や60代だと推定すると、その議論を未だに続けている人が居るのかどうかは分からない。
『キングダムハーツ』については『2』からオリジナルキャラクターが主要な敵に切り替わった事やソラが主軸で動くようになり始めたこともあって、ディズニー成分が薄いなどとよく言われる。『キングダムハーツ3』ではFFのキャラクターがDLCになった事やピクサーやディズニー作品のオリジナルスタッフがディズニーワールドを監修するようになったので、ディズニーワールド内でのシナリオの評判はかなり良いらしい。『キングダムハーツ1』の頃はディズニーヴィランズがメインの敵をやっていたのだが、『1」の時点でヴィランズのネタが殆ど切れたこともあって、オリジナルの敵組織に移行する路線を取らざるを得なかったらしい。
>セフィロスの人気
海外のファンサイトを基にしたYouTubeやニコニコ動画の動画などによれば、セフィロスの人気はクラウドと同票数だったようで、海外ではクラウドと同じぐらいかそれ以上に人気が高かった。任天堂は「スマブラ拳」のアンケート数などを公表していないが、海外のファンサイトの希望投票数がクラウドと同率だったことを考えると、おそらく海外ではクラウドと同等数の票が集まっていた気もしたりはする。
公式はクラウドとセフィロスをくっ付けたがるが、実はユーザー側も意図しない内にクラウドとセフィロスを並べたがる癖があるらしい。
サードパーティーの中では唯一脇役もしくは悪役のキャラクターがプレイアブルキャラクターに選ばれる事態になっている。サードパーティーのキャラクターで主人公以外のキャラクターが選ばれた事例はまず無い。スマブラシリーズにおいては「サードパーティーのキャラクターで唯一主人公以外のキャラクターとして参戦出来たキャラクター」だと言える。
またセフィロスはスマブラ特有の招待状を受け取っていないので、ユーザーからの投票数で選ばれたキャラクターじゃないのかもしれない。もしくはクラウドと同票数のキャラクターだったのかもしれない。
スマブラの招待状を受け取るキャラクターは大体フィギュアが基になっているようだが、招待状を受け取っていないキャラクターは本人もしくはフィギュアじゃない可能性が高いので、ソラとセフィロスは本物なのかもしれない・・・・・。
また例の招待状は奪い取る(盗む)キャラクターも居たので、招待状の数が正確にはどれだけあったのかはよく分からない。
当初の予定ではソラを抜いた人数が適正なDLCの人数だったそうだが、急遽ソラの参戦が決まったらしいので、その都合でセフィロスは招待状を受け取る演出が用意されなかったのかもしれない。
>著作権
©️Original CharacterDesign:Tetsuya Nomura
©️『FINAL FANTASY Ⅶ』:SQUARE ENIX
©️amiibo、SmashBros. Series:Nintendo(TM)
©️Text、Picture、URL:Deathnicle /Gariusu Marutis
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