2018年の予言

先日に『やりすぎ都市伝説SP』や『たけしの超常現象SP』などで再び「ノストラダムスの大予言」を特集していたので、この記事を作成してみた。

 

>そもそもノストラダムスとは誰なのか?

15世紀頃に出現した占星術師・医者・料理研究家・詩人などの肩書を持つフランス人。当時から王族や国家の将来を占っていた事から、彼の日記や詩集が後世において予言書扱いされたという不幸な人。

17世紀のフランス革命ではオカルト面で有名だった事から墓暴きに遭い、遺体は19世紀になるまでバラバラの状態だったらしい。19世紀にノストラダムスの遺骨と思われる骨のパーツをかき集めて骨壺に納めて修道院の壁に安置される事になった。

後世においてはフロイドの乱やフランス革命、ナポレオン戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦、コンピューターの出現、アメリカ同時多発テロなどを言い当てたとされた事から色々服飾されて1999年に地球が滅亡する終末予言論が日本やアメリカなどで話題になった。

 

しかし、1999年にその予言が外れたので、ノストラダムスもノストラダムスの予言を拡散した者も「ペテン師」のレッテルを貼られるようにもなった。

2000年代に入ると『特命リサーチ200X』や『奇跡体験 アンビリバボー』などのテレビ番組が科学的にオカルトや世界の謎を暴露していったのでオカルトブームも予言、都市伝説と同じく沈静化していった。

沈静化していく背景にはインターネットメディアが世界に広まって、テレビ局やラジオ番組、本などが提唱してきたオカルトが嘘である事が判明してきた事も挙げられる。

また世界経済が不況になり、共産主義が風化した事で神秘だとか宗教、洗脳といった側面のある事項が信用されなくなった事も挙げられる。

オカルトや予言、都市伝説が信用されなくなった理由の一つとしては1990年代以降にテレビ番組や出版社などがオカルトネタを否定し始めた風潮があると考えられる。

1990年代後半に至るまではオカルト番組でオカルト否定派をゲストに呼んだり科学的な検証を行う事が無かったが、電子機器の発達や日本経済の不況などでオカルトブームを維持するのが困難になり始めた事が要因だと思われる。

そして、オカルトブームにトドメを刺したのが1999年の終末予言論だったと思われる。

ノストラダムスの大予言以降はどんなオカルトネタが現れても子供でさえも内容を本気にするケースがなくなっていった。

おそらくはノストラダムスの大予言が外れた事でオカルトネタ全てが嘘やデマだと思う人が増えたのだと思われる。

 

>ノストラダムスの大予言以降のオカルトブーム

インターネットメディアの登場や電子機器・家電の発達、世界経済の不況化、理数系人材の増加などの影響でオカルト全体を信用する人が減っていった。

新しいオカルトネタや都市伝説は2000年代以降にも生み出されていったが、テレビ番組がそれを紹介する事は殆どなくなったし、写真や動画などよりも文章媒体で伝わるケースの方が多くなっていった。

オカルトに関する画像や動画の数は90年代よりも増加したが、CG技術や加工技術の発達などで一般人でも簡単に作れるようになったので、有名な都市伝説やオカルトほど文章媒体で伝わっているケースの方が多いと言える。

ノストラダムスは1999年の終末予言を外した物の他の予言論と併せて、ノストラダムスが作った詩集の一篇がそれに関する予言として紹介される事が多い。

1999年以降もノストラダムスが予言したと思われる予言の一篇がテレビ番組などで紹介されたが、それらが当たる事はなかった。

具体的には2000年に起こるミレニアムコンピューター問題だとか2012年のマヤの大予言と連動する終末予言論などである。

これらもノストラダムスが予言した予言として紹介されたが、結局は当たる事がなかった。

そもそも1999年の予言以降にも予言が予想されている事が怪しいとは言える。

『ビートたけしの超常現象SP』ではトランプ大統領の暗殺がノストラダムスの予言として予想されていたが、その予言は予言研究家独自の予言とは言える。

ちなみにトランプの暗殺や日本の神奈川県のある建物が崩壊する予言などはイルミナティカードにも記されているらしいが、それが第三次世界大戦と結び付いている物なのかは不明だったりする。

 

 

>そもそも第三次世界大戦は本当に来るのか?

物理学者のアインシュタイン博士が「第四次世界大戦が起こる時は石と木の棒の戦争になる」と言った事から第三次世界大戦は本格的な核戦争だと予測したフィクション作品やドキュメンタリー番組が多かった。

しかし、第一次世界大戦と第二次世界大戦の戦法や戦術や切り札が違った事から核兵器が第三次世界大戦で常備兵器として使用される可能性は低いんじゃないか? と思われる。

例えば、第一次世界大戦の切り札は毒ガスだとか炸裂弾だとかガトリング銃とかだったと思うが、戦争中に対策されまくった事とコストが高過ぎる事から戦車や戦闘機が通常兵器として利用されていく形になった。

毒ガス兵器が第二次世界大戦で利用されたのはナチスによるユダヤ人の大量虐殺とかで戦場で通常に使われるケースは殆どなかった。

第二次世界大戦の切り札と言えば、アメリカが広島に落とした原子爆弾(核兵器)だと思われるが、ベトナム戦争だとか中東戦争だとか朝鮮戦争などで利用されるケースは無かった。

多分コストがかかり過ぎる事と環境汚染の問題、国際社会からの批難などが付きまとう事からの忌避だと思われる。

そうした事情からアインシュタインが懸念したように、第三次世界大戦で核兵器が利用される事は無いんじゃないか、とは思われる。

少なくとも資本主義の先進国が核兵器を戦争中に利用する事はまず無い気がする。

第二次世界大戦で近世の戦闘を行っていた北朝鮮や中国、インドなどが核兵器を使用しない保証は無いとは思うが。

 

>では、第三次世界大戦における切り札的な兵器は何になるのか?

おそらくはインターネット通信とかGPS、ロボット兵士、ステルス迷彩などがメイン兵器になるんじゃないか、と思われる。

戦闘の時代は逆行して第一次世界大戦以前に重要視されていた情報戦と白兵戦がメインになってくるんじゃないか、とは思われる。

ただ、近世までの戦争と第三次世界大戦における決定的な違いは兵士がロボットや人工知能に置き換わる事だろう。

この戦争でおそらくロボットや人工知能の中に自我を芽生えさせたり自分で思考する個体が生まれる事になるとは思う。

第一次世界大戦でハーバー=ボッシュ法と整形医療、第二次世界大戦でコンピューター技術と原子力発電が発達した事を考えると、第三次世界大戦も何らかの科学技術を底上げする要素はありそうな気もする。

まぁ、私個人の考えだが、北朝鮮や中国が核兵器を使用したとしてもアメリカや他の資本主義国は核兵器をメイン兵器にしない気はする。

第一次世界大戦と第二次世界大戦は全く同じ戦争に見えるが、第一次世界大戦でも初期と末期では戦法や戦術が大きく変わった。

第一次世界大戦初期は白兵戦や砲術戦、馬術などナポレオン戦争における戦術や戦法が現役ではあったけれど、後期に入ると戦車や戦闘機などの乗り物と化学兵器に取って代わられるようになり、軍人の中から政治的な英雄が出現する事もあり得なくはなっていった。

SF作品でさえも核兵器が禁断の武装として切り札的な存在で使用されていたりするが、第三次世界大戦で核兵器に頼る場面は殆ど無くなっているんじゃないか、とも思われる。

核兵器は脅威だが、冷戦時でさえも使用されなかった事を考えると北朝鮮などの国家以外が核兵器を使用する事はまず無い気もする。

対策や交渉などが充実され過ぎていて核兵器を使用するタイミングが無いというのもありそうな気はする。

 

 

>第三次世界大戦はいつ訪れるのか?

『たけしの超常現象SP』では第三次世界大戦の発生時期の予想までされなかったが、トランプの暗殺がある訳なので8年以内には起こりそうな気もする。

ただ、トランプの暗殺予想はノストラダムスの大予言の研究家の独自予想だと思われるので、ノストラダムス本人の予言ではない。

そもそもノストラダムスは後世に予言書を残した訳じゃなくて、あくまでも日記や詩集などを残しただけで当時の社会風潮などを暗示的に記しただけに過ぎない。

ヒトラーやナポレオン、レーニンのような独裁者はどんな小国にも必ず出現すると思われるし、戦争や政争は古今東西どこでも起こる事なので、戦争や不幸事が必ず当たるのは当たり前だとは思われる。

1999年の予言については「アンゴルモアの大王」が中国にされていたけど、1999年当時は宇宙人や太陽フレア、小惑星、独裁者などが予想されていたので、この時点でこじ付けだとは思われる。

 

>トランプは本当に暗殺されるのだろうか?

アメリカ大統領はしょっちゅう暗殺されているし、先日のエルサレムをイスラエルの首都にするという発言だとか過去の色々な危険発言を考えると、トランプが暗殺されるのは間違いないような気もする。

ああやって周囲に敵を作るタイプは心臓発作か暗殺で終わるケースが多い気もする。

まぁ、ルーズベルトとトルーマンは暗殺されずに天寿を全うしたけれども。

トランプが暗殺されるとしたら、やはり戦争を誘発する行動を取った場合になるだろうね。

自分としては、北朝鮮が核ミサイルを撃ち込むよりもアメリカが第二次南北戦争で内乱に陥る方が早い気はしている。

第二次南北戦争が起きなければならない理由としては経済格差だろうね。

貧困者と金持ちの経済闘争がアメリカで発展するとは思っている。

最近のIT企業やIT技術者は有色人種の割合が高くなり、白人の人口母数はアメリカ国内で減る一方だからね。

ここ近年で黒人差別がぶり返してきた理由としては、白人がカースト職業に就かされるようになって、有色人種と黒人がエリート職に就く構図が構築され始めているからだろう。

第二次世界大戦以後の経済と技術はユダヤ人が構築していった訳だけど、GoogleなどのIT企業の有色人種の割合が6割近くに昇り始めている事を踏まえると、アメリカ現地に居る白人が経済格差と有色人種の経済支配への憤りから内乱を起こす可能性は高いとは思う。

まぁ、そのきっかけになるのがトランプになるだろう、とは思う。

第三次世界大戦にしろ第二次南北戦争にしろ、トランプがジョーカー的な存在である事は間違いないと思うので、戦争のきっかけはトランプの行動次第だとは思う。

まぁ、トランプがナポレオンやヒトラーのような存在に見えてくるのはしょうがないと思う。

彼の過去の発言や経歴を考えると有色人種よりも白色人種への保護の方が手厚いようにも感じる。

エルサレムの首都をイスラエルにしようとした発言もイスラエルを支配しているのがアメリカ経済支配者のユダヤ人であり、白色人種という単純な理由からだろう。

歴史的な経緯を考えるとパレスチナの方に正義があるようにも思うけれど、首都発言の簡単な一言を考えると、歴史や地理の勉強なんかした事もない人物なんだろう、とは思う。

彼のような軽率な人物がアメリカ大統領に就任している時点で戦争のフラグはビンビンに立っている訳なので、戦争に関する予言は予言というよりは予測に近い。

まぁ、エルサレム発言の時点で暗殺やハッキングなどがされそうな気がするんだけど、それは今後次第なんだろうね。

 

 

>平成時代の次の時代は”平和な時代”ではない!!

ここから本題だけど、平成時代の次の時代は「戦時」になると私は思う。

その理由は特に根拠もないのだが、明治時代以降の元号時代は平時と戦時が交互に繰り返す特徴を持っていると言える。

具体的な歴史の出来事をまとめるとこんな感じになる。

 

・明治時代(1868年~)・・・・・・・・西南戦争、萩の乱、佐賀の乱、日露戦争、日清戦争。

・大正時代(1912年~)・・・・・・・・シベリア出兵、米騒動、関東大震災。

・昭和時代(1926年~)・・・・・・・・第二次世界大戦、金融恐慌、満州事変、二・二六事件、日中戦争、高度経済成長、浅間山荘事件、日本赤連合、学生運動、安保闘争。

・平成時代(1989年~)・・・・・・・バブル崩壊、橋本による金融ビッグバン、小泉竹中による派遣法の解禁、リーマンショック、東日本大震災、阪神淡路大震災、熊本地震、地下鉄サリン事件。

・???時代(2019年~)・・・・・???。

 

江戸以降の日本史の主な歴史的な事変を取りまとめると、こんな感じになる。単なる偶然だとは思うが、明治以降の日本史は戦時と平時が交互に繰り返しているようにも見える。

大正時代の戦争と言うと、第一次世界大戦の影響で起こったシベリア出兵ぐらいかと思うが、シベリア出兵で民間人が総動員されたり犠牲になったりはしていないので、平和な時代だとは思う。

明治時代の戦争を振り返ると、佐賀の乱や萩の乱、西南戦争などは内乱に分類される。日露戦争と日清戦争は外国との戦争でこの時の日本は敗戦国家ではなかった。

日本は第一次世界大戦にも参加しており、この時は食糧や武器・弾薬、消耗品などの後方支援だったので、戦勝国となった後は敗戦国のドイツから遼東半島などを奪っている。

大正時代に入ると近代化に成功した事とロシア・中国・ドイツなどになんとか勝利しているので、戦争に分類出来る事変がシベリア出兵ぐらいしかない。

この時代は10数年という短い期間だが、平成時代に続いて完全平和だった時代だとは言える。

昭和時代に入ると世界恐慌の影響で金融恐慌となり、首都のある東京で起こった関東大震災の影響があり、日本も貧乏になっていった。

昭和初期の頃に満州事変や二・二六事件などのクーデターが起こり、文化人の政治から軍閥政治に移っていった。

1939年にヒトラー率いるナチスがポーランドに侵攻した事から第二次世界大戦が勃発。

1941年には日本が真珠湾攻撃を行った事で大東亜戦争(太平洋戦争)が開幕となった。

1945年に入るとアメリカの原子爆弾が広島に落とされてポツダム宣言を受諾した事から日本は敗戦国家となり非核武装国家にもなった。

その後は平成時代に入るまで平和な時代が続き、本格的に資本主義に参入した事とアメリカからの投資で高度経済成長を迎えて先進国となった。

平成時代に入るとバブル崩壊とリーマンショック、小泉竹中政策、橋本政治などの影響で失われた30年という長い不況時代を迎えた。

バブル崩壊で全体の経済が麻痺し、橋本政治で製造業が海外脱出。金融・証券・保険業は金融ビッグバンで大方の企業が倒産と合併と外資からの買収を受けている。

小泉竹中政策では派遣法が改悪された事で非正規雇用が労働者の8割9割を占めるにまで成長し、若者全体が未婚化と貧困化を味わうようにもなった。

その後は自民の総理リレーと民主党政権が入り交じり、経済的には「失われた30年」の構築にもなっていった。

行き過ぎたグローバル主義と人材派遣業者の増殖は若者の人権と個人のアイデンティティを奪い去り、新技術のITとAIとIoT、ICT、ロボット、自動操縦などは「楽な仕事」に分類される頭脳労働と高年収労働、デスクワークの全ての人材削減を行うに至る事となる。

若者は経済的に逼迫していったが、老人は安定雇用と手厚い社会福祉保護のお蔭で平和な時代を過ごす事が出来た。

平成時代は約30年続いたが、国民全体の不幸事としては3度以上に渡る巨大地震ぐらいしかないと思われる。

具体的には阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震などであろう。

平成時代を総合的に評価すると大正時代以上に平和だった時代だとは言える。

軍人や武装した組織が諸外国で戦争をする事がなければ、巨大なクーデターや内乱も起こらなかった。

個人犯罪や組織犯罪の凶悪さは目立つ物の他の時代に比べるとかなり平和な時代だったとは言える。

 

 

>2018年の予言

作家のサマセット・モームは狂騒の20年代で成功したアメリカの資本主義経済を賛美する白人と資本主義から脱出し、田舎国家の片隅で自由主義に走るようになった親友の話を小説で書いた。

その小説では未来に起こる暗示は描かれなかったが、この小説が出版されてから数年後には第二次世界大戦が起こり、アメリカは資本主義を更に拡張する事に至ったが、日本やヨーロッパの多くの国は焼け野原と最貧国家へとなっていった。

現代の21世紀ではアメリカを初めとする様々な新興国が資本主義から進化したグローバル主義と新自由主義経済を称賛し、活用している訳だが、数年後にはアメリカ等もどういう状況になるのかは分からない。

戦争の怖さと恐ろしさと非戦行為に走るようになった国家というのは、敗戦国家や自身の土地が焼け野原にされた国家の訳なのである。

アメリカは戦争で負け知らずであり、新興国の多くも近代戦争や世界大戦の本番という奴に出くわした経験が乏しい。

おそらく、第三次世界大戦にノリノリで参加する国を予測すると、アメリカ・中国・ロシア・タイ・韓国・シンガポール・インドネシア・ベトナム・インド・パキスタン・イスラエル・サウジアラビア・ブラジル・アルゼンチン・チリなどの国になってくるだろう。

第一次世界大戦が大西洋とヨーロッパ大陸。第二次世界大戦がヨーロッパと太平洋だった事を振り返ると、第三次世界大戦という奴はインド洋近海と中東~アジア全域になる可能性は高いだろう。

おそらくは日本もアメリカに戦争に巻き込まれる形になる。

第一次世界大戦後に王政と君主制政治が完全に否定され、第二次世界大戦でアメリカ式の資本主義が世界経済のスタンダード・スタイルに発展していった。

第三次世界大戦後の経済と政治体制の仕組みを考えると、おそらくは資本主義経済も次の世界大戦で完全に沈むだろう。

ローマ帝国以降~ナポレオン戦争以前はオスマン・トルコやアッバース朝、ウマイヤ朝などの中東勢力が世界の覇権国家だった。ナポレオン戦争~第一次世界大戦ではヨーロッパやイギリスが世界の覇権国家にあった。

第二次世界大戦以降は旧ソ連とアメリカが世界を牽引する事になるのだが、1990年に旧ソ連が滅んでからはアメリカ一強の独占状態が現代まで続いている。

果たして、アメリカの世界一強時代という奴は21世紀後半まで続くだろうか?

いや、資本主義もアメリカのルールもそう続く事はないだろう。

2018年はおそらくは次の新体制の下準備的な時代に入る事になる。

ロボットや人工知能の労働市場の導入は既に実現している訳だが、「楽な仕事」に分類される文系の頭脳労働やデスクワークなどが削減される一方に至っている。

アイザック・アシモフやHGウェルズなどは「しんどい仕事」や肉体労働からブリキ製のロボットや産業機械が奪い去っていく事を想像していたが、現実は既に違っていた。

現在の失業対象の高所得労働者は文系における高学歴者である訳だが、そういう人達が大量に失業した後の世界情勢がどういう状態になっていくのかは容易に想像が着く。

第二次世界大戦が起こったきっかけは経済と密接に関わる株式市場の崩壊からだった。

それを考えると、第三次世界大戦という奴も機械と移民の労働進出による大量失業の問題がきっかけで発生するのではないか、と思われる。

 

 

 

>平成時代の次の時代も平和になるのか?

2ちゃんねるなどで様々な未来人が日本が巻き込まれる戦争の予言をしているが、彼等の言う通り、日本は戦争に巻き込まれる気もする。

単なる偶然だとは思うが、明治時代以降の日本史の元号時代は戦時と平時を交互に繰り返している特徴があった。

平時に分類される平成時代が終了するとなった次の時代は平時が再び続くのかどうかは分からない。

現在の総理大臣の安倍晋三は顔に似合わずタカ派の政策を執る事を薦めているので、彼がトランプの破天荒な行動に巻き込まれて日本を戦争に誘う可能性は高いとは言える。

安倍晋三と現自民党政権は生活保護費の削減や社会保障費の増加や高年収者に対する増税設定や法人税の引き下げや消費税の増税などを計画・実行している。

それに併せて、国内では少子高齢化が極まり、未だに若者の年収は是正されず非正規雇用制度や派遣企業がのさばっている事を考えると、日本においても内乱が起こらない可能性は0とも言い切れないだろう。

現在の日本の選挙制度は多数派の年金生活を送る老人の一票と既存のマスメディアを支配する一部の上級国民の政治的コントロールによって成り立っている物なので、少子化が極まり増税が更に強まっていけば、国内から内乱や重犯罪が頻発する可能性も高いとは思う。

何よりも経団連と自民党が韓国や中国や東南アジアなどから労働者の補充要員(移民)を検討している訳なので、それが実際に実行されて治安が悪化するのであれば、若者の中から内乱を誘発させる者が出現する可能性はあるだろう。

日本が外国との戦争に巻き込まれる可能性は限りなく低い気はするが、内乱やクーデター的な物は平成時代の次の時代に起こる気はしている。

今年の出生数と死亡者数は大東亜戦争以来最少かつ最多となる新記録の訳なので、これ以上の重税と移民実施が進んでいけば、若者が武力で政府や企業に反発する可能性は高いだろう。

ただ、その社会現象は日本だけに留まらず、アメリカやイギリス、フランスやドイツなどでも確実に起こる事にはなると思う。

 

移民導入で治安悪化と重税政策が実行されていくのであれば、内乱が起こらないはずがないだろう。

タックスヘイブン事件の一件についても真の影響が出始めるのは5年~10年後の事になるだろう。

一部の上級国民と世界的大企業は一時的に移民で労働力を補充し、事足りた後は人工知能とロボットに引き継がせていくとは思うが、無職や底辺職に追い詰められる多くの元中流層だった人々が黙っているはずがないだろう。

第一次世界大戦は王政と貴族政治を完全に終わらせる為の戦争で、第二次世界大戦は有色人種と孤立民族の独立と自由と差別からの解放の為に必要な戦争だった。

第三次世界大戦の役割を考えた場合、資本主義と労働からの解放の為の自由戦争で、経済格差を解消する為に起こる個人と組織の戦争になるとは思われる。

今までの戦争と決定的に違う事は国家や民族・人種に関係なくお金の所有云々で派閥陣営が分かれる事になるとは思う。

第三次世界大戦が終わった後にはエスペラント言語(世界統一言語)と地球統一政府の樹立とシンギュラリティ(技術的特異点)というイベントが待ち構える事になるとは思う。

 

第三次世界大戦を国家や民族間の戦争だと思っている人やフィクションが多いが、現在の世界情勢を見ていると個人のイデオロギーや存在証明の為の戦争になるんじゃないか、とは思う。

要するにフランス革命や清教徒革命などと同じで世界同時で革命や内乱的な物が同時期に勃発するのではないか、とは私は思う。

その戦争の目的がおそらく資本主義の破壊と労働からの解放、エリートと非エリートの垣根を取っ払う為の戦争になってくるとは思う。

その戦争が終了した後にはアメリカの権威と地位は最下位にまで失墜する事になるだろう。

そして、次の世界政治を握るのはインドが中心になるだろう、とは私は思う。

21世紀後半以降はインドといくつかの国に分裂した中国の時代になるとは思う。

第一次世界大戦まではヨーロッパが世界の覇権を握っていたが、第二次世界大戦以降はアメリカが世界の覇権を握るようになった。

19世紀がヨーロッパの時代。20世紀をアメリカとロシアの時代とすると、21世紀はヨーロッパもアメリカも世界の覇権国家にはなれないだろう。

世界の覇権地域や国家を考えると、中国やインドなどの人口と土地が広いアジア地域やアジア国家になってくるとは思う。

少なくとも21世紀はアジアの世紀になるだろう、とは思う。

白色人種の人種的な魅力という奴もその戦争が終了した後には何の価値もなくなるだろう。

第三次世界大戦以後にヨーロッパやアメリカが世界の覇権を握る事はもう出来ないだろうし、白人が世界から尊ばれる事もなくなるとは思う。

第一次世界大戦と第二次世界大戦で完全に衰退したヨーロッパ大陸を見ると、そういう風には感じる。

第一次世界大戦が起こるまではオスマン帝国などの中東の一部国家が世界政権を握っていたが、第一次世界大戦以降は中東が世界政治を握る事はなくなった。

紀元後~19世紀までヨーロッパが世界の中心にも見えるが、実際には7世紀~19世紀まで世界政治を動かしていたのは中東地域の国々だとかモンゴル、中国王朝などだったとは思う。

15世紀に入るまでヨーロッパは暗黒大陸で、ローマ帝国以下の生活水準を維持する事で精一杯だった。

オスマントルコ帝国とヨーロッパの国々の力量差が徹底的に表れたのは第一次世界大戦の事で、ナポレオン戦争の時まではオスマントルコの方が武力的に優勢な状態だった。

 

 

>平成の次の時代は平和を維持出来ないのか?

残念ながら、出来ないと思う。

出生数を回復出来なかった上に重税政策と企業保護政策、移民政策を積極的に進めている政党が国内平和を維持出来るはずがないと思う。

日本に限らんと思うが、先進国の優秀なエリート達が国内の企業に留まる事はないし、彼等が外国から帰ってくるケースも減っていくとは思う。

インドの場合は貧乏なエリートに大学の無償化を図り、積極的に外国企業への就職を斡旋した後に彼等が中高年になった後で現地法人の経営者にさせたり、政治家や科学者をやらせる待遇などをしているが、日本などは成功したエリートに研究費用を投資する訳でも研究施設建設などをする訳でもない。

一方的に日本から脱出するエリートが増える一方で学のない若者が非正規雇用や派遣社員として利用され続けて高齢化した後でホームレス化していく地獄絵図しか待っていない。

足りない労働力を移民などで補えば、ヨーロッパの二の舞になる事は目に見えているし、日本企業のブラック労働っぷりをインターネットなどで公表された上で国際裁判で多額の賠償金を払わされる事が目に見えている。

日本が外国人労働者を奴隷のように扱ってきたのは1990年代からの事なので、20年~30年もしてくれば、彼等の訴訟も本格化していくだろう。

その時のツケを払わされるのは氷河期世代以降の日本人の訳なので、これで日本の治安が悪くなるはずがないだろう。

外国の先進国でも同じ現象は起こると思う。

タックスヘイブンの問題は10年~20年も経てば本格的に世界で波紋を起こす事になるだろうし、ヨーロッパにやってきたイスラム系移民の問題も10年も経ち始めれば、色々な暴力問題が出て来るとは思う。

新自由主義と人材派遣制度のヤバさが身に染みて分かるようになったのは2010年代に入ってからの事だった。

 

そこからは資本主義の存在意義を問う内乱的な物が資本主義先進国各地で起こる事になるとは思う。

中国やインドが経済破綻する前に資本主義先進国の方がエリートや外国人に対する嫉妬だとか わだかまりが爆発しそうな勢いはある。

 

そういった世界各地での内乱が「第三次世界大戦」と呼ばれる物にはなってくるだろう、とは思う。

ロボットや人工知能の労働現場への本格的介入は間違いなく戦争や内乱を呼び寄せる。

IT革命(情報革命)をリアルタイムで知っている者達は経済格差と世代間格差が極端に二極化していった経緯を分かっている訳なので、素直にロボットや人工知能の労働現場への投入を認めるはずがないだろう。

まず、エリートと非エリート。個人と企業との戦いが起こるのはアメリカになるとは思う。

その時の内乱を後世の歴史家達は「第二次南北戦争」と呼ぶだろう。

北朝鮮の核ミサイルで第三次世界大戦が起こるよりも労働と経済格差から来る世界の人々の怒りと憎しみと妬みの起伏の集合体から内乱が起こる可能性が高い気はしている。

 

技術的特異点(シンギュラリティ)やベーシックインカムを語る上で戦争や内乱を語る人は少ないが、実際に技術的特異点や全世界ベーシックインカムの実現性が高まっていくとすれば、その時に戦争は必ず起こるとは思う。

戦争なしに社会システムを丸ごと変える事は歴史を振り返れば、不可能な事が分かる。

資本主義にしろ共産主義にしろ、王政にしろ、戦争や侵略が起こった後で作られたルールの訳なので、技術的特異点後の共産主義ルールとかも戦争なしでは絶対に到達できないとは思う。

 

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